東洋蘭、守りの栽培から、攻めの栽培へ   Homeへ

 東洋蘭等の今までの栽培方法の多くは、守りの栽培方法でした。具体的には、屋外の栽培に
おいて、梅雨の長雨、秋の長雨の時期には、長雨に当てないように屋根を設けたり、屋内に取
り込んだりして東洋蘭等を守ってきました。
 これからは、攻めの栽培方法を行おうと思います。梅雨の長雨、秋の長雨の時期でも、屋根
等を設けず屋外に置いたまま、長雨に当てたまま栽培する方法です。現在、試験中で、良い結
果が出たら追記する予定です。
 試験結果が出るまでの間は、下記の従来の方法(守りの栽培方法)を参考にしてください。


        東洋蘭(春蘭・一茎九花)の大鉢の栽培方法
          (小鉢の栽培では、潅水の間隔が短くなります。)

大きな東洋蘭用の深鉢(直径15cm以上、深さ20cm以上)に、中粒以上のバークチップ
又は、鹿沼土と軽石の混合土の植材で植えたポピュラーな栽培では、大鉢になれば、なるほど、
過湿が原因で、根腐れが起き易くなります。
 春蘭、一茎九花の東洋蘭は、乾燥には強い方ですが、過湿には非常に弱い性質があります。
 この性質を良く理解して栽培すれば、失敗は少なくなります。
 また、花付きを良くする為には、葉焼けを起こさない程度に充分日光を当てることも必要で
す。東洋蘭等の植物の基本原理は、葉で光合成を行い、光合成によりできた養分を体内に蓄積
し、この養分を使用して花芽等の形成、開花等を行うことができるのです。ただし、採光の量
により、葉焼けを起こす程度が品種によって異なるので、注意が必要です。
 植替えは3年に1回程度。

T冬(12月1日から2月末日まで)
 1置き場所:朝から正午まで直射日光が当たり、午後は50%遮光の日が当たる場所で、風
       当たりが強過ぎなくて、風通しの良い雨が直接当たらない東側の場所。
 2潅  水:1ヶ月に1回、鉢底から水が流れ出るようにたっぷり与える。午前中10時ご
       ろに潅水する。
 3施  肥:行わない。(苗を購入して鉢植えを新規に行う場合、植替えを行う場合は、元
       肥として植材と一緒に入れています。)

U春(3月1日から梅雨明けまで)
 1置き場所:上記1の場所と同じ。梅雨の雨が直接当たらないように注意する。
 2潅  水:3〜2週間に1回、鉢底から水が流れ出るようにたっぷり与える。午前中10
       時ごろに潅水する。
 3施  肥:液肥、蘭用肥料等、この時期に集中して行う。ただし、肥料のやり過ぎには注
       意する。

V夏(梅雨明けから9月末日まで)
 1置き場所:朝から50%遮光の日が当たる場所で、風当たりが強過ぎなくて、風通しの良
       い雨が直接当たらない東側の場所。西日が当たらないようにする。
 2潅  水:1週間に1回、鉢底から水が流れ出るようにたっぷり与える。日が暮れてから
       潅水する。
 3施  肥:行わない。

W秋(10月1日から11月末日まで)
 1置き場所:上記1の場所と同じ。秋の長雨が直接当たらないように注意する。
 2潅  水:2〜3週間に1回、鉢底から水が流れ出るようにたっぷり与える。午前中10
       時
ごろに潅水する。
 
3施  肥:行わない。(苗を購入して鉢植えを新規に行う場合、植替えを行う場合は、元
       肥
として植材と一緒に入れています。)


(注)肥料は、少し高価ですが、蘭専用の固形肥料等が販売されており、強過ぎず、安心して
  使うことができます。
   また、施肥に関しては、使用する肥料で定められた適量を守り、慎重に行う必要があり
  ます。特に、今まで使ったことがない肥料には、十分注意が必要です。