ひろみの営業 |
12月23日(月)
美容院「ハニードール」に髪切りに行くと、開いているのに人がいない。5分待っても何も起きない。6分目に客が来て、「あら、まだいないの?」と言われる。何でもその老婆は10時に来て、誰もいないので、待っていた。そのうち「メキャベツを火にかけっぱなしで来てしまった!」と思い出し、急いで家に戻ると、せっかくの、楽しみにしていたメキャベツが、真っ黒焦げで、ショックだ! そしてまた出直してきて、今は10時20分なのに、まだ誰もいない、ということは、2階で死んでいるかもしれないから、あなた2階を見てきて。
とお尻を押された。「私の友だちも姿が見えない、と思ってたら3日後家で死んでるのを発見されたのよ、だからきっと2階で死んでいるのよ!」
と言うのであった。
仕方なく土足のまま2階に上がると、誰も死んでいなかった。生きている人もいなかった。降りてそう言うと、メキャベツ婆あはしつこくて、この店のいろんな書類をかき回して、「どこかに電話しましょう!」と言うのである。めんどくさいけどつきあって、メモに書き付けてあった携帯の番号に3つかけてみたけど、つながんない。
とかしてたら店の電話機が鳴った。「はい、ハニードールの客です」と出ると、オーナーの斉藤氏からで、事情を話すと、10時に鍵を開けて電気をつけたのは斉藤氏だった。来るはずの従業員が来ないのは変なので、電話してみるから2、3分待ってて下さい。と言われ待ってる間、次々客が来て、私は説明したりメキャベツの話をまた聞いたりして忙しく、電話が鳴り、出ると「たぶん嘘だけど従業員の家に不幸があり急に来れなくなり今日は開かない」と言われた。そして「ついてはすみませんが、消灯と戸締まりをお願いします」
と言われ、集まっていた客(かなりの数)に、私が聞いたことを指示したりして、みんなで働く。そしてメキャベツ婆あは「代わりたい」というので受話器をあげると、メキャベツの一件を斉藤氏を相手に話している。この婆あは、もし従業員がいてカットを始めてたら、家が火事になってたのではないだろうか。
私は店を出て、かわりの1000円カット屋に行くと、西小山じゅうのどの千円カットに行っても、今集まってた婆あ連が先んじて並んで、混んでいる。それで今日は切るのをやめた。
<今日の教訓>
「従業員を当てにしてはいけない」
「メキャベツを火にかけたままにしないこと」
12月24日(火)
麦子がまた風邪を引いたので、野間に連れて行くと、今日これから熱が上がるだろう。と警告される。で保育園に行って熱を測ると6度6分なのでとりあえず置いてきて、事務所に遅れていくと、宮野真一から「21号5部完売した」ので追加分欲しい、とファクスが届いている。
今日は遠藤書店に21号を、読者にプレゼントを、伊藤岳人に「しりとりお楽しみセット送付記録票」を、発送する仕事がまずある。
で、発送作業を始めるぞ! ってなときに(10時)電話が来た。
南保育園から。8度3分になったとのこと。
12時頃まで預かってもらうことにする。
その間に発送作業。そして麦子を迎えに行った。
夜はサンタクロースに変身し、子供の枕元にすごーく大きなプレゼント。でもたった千円。大きいと高そうに見える。
また家庭サービスで、営業成績減点。
2月27日(金)
中央線の車掌の斉藤氏から、めんどくさいファクスが朝届く。21号プレゼントキャンペーンの手紙を間違えて捨てたようなので、再度送ってクレとのこと。
東大での仕事納め。早く帰りたい、と思ってる帰り際、柿崎さんという全然親しくない人が辞めるので、みなで今から花束を渡しに行く、いっしょに行かないか?と誘われる。
ちっとも行きたくないので、咄嗟に「急いでいるから」と言って断る。
そしてあとになってすごく後悔。ほんの10分やそこらのことなのに。咄嗟に人との関わりを断ってしまう営業にマイナスな悪い癖が、出てしまった。
12月28日(土)
宮野が来るので、営業スタッフの身分証明書と、飲み会出席券と、おたのしみセットを用意する。おたのしみセットは、宮野の「ノ」から始まる「ノート」。うちに余ってたアピカのPetit Rabbitのノートにする。
宮野来る。2月2日に映画の上映会があり、そのとき車掌のブースを出して売ってくれる。ということで、鈴木ミワが好きな余り、ここまでしてくれる男! 驚きだ。5冊追加分持っていく。
そのあと読者2人にプレゼント発送。おたのしみセット、「とり」(韓国製)を送る。21号1冊、通信販売。あとは何もかも来年に持ち越しで、今年の仕事納めとする。
<今日の経費>
プレゼント送料計660円。(経費計32512円)