出発駅-到着駅/目的地
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7月の四国周遊で普通に切符を買うつもりであった宇和島−高知間を、朝早かったので寝ぼけてたか、宇和島駅で間違って「青春18きっぷ」を出してしまった。 そのため旅の後半で予定外の「青春18きっぷ」追加購入となり、4日分の「きっぷ」を残してしまった。それを使って、新潟をじっくり観光し、飛騨高山への旅をした。
初日:八王子から北上して新潟まで、八高線-上越線-信越本線
八王子(9:08)-高麗川(9:55)
高麗川(10:11)-高崎(11:45)
高崎(12:20)-水上(13:24)
水上(13:42)-長岡(15:35)
長岡(16:11)-新潟(17:35)
八王子から北上して新潟まで行く。

実際に乗ってみて、八王子-高崎間の八高線は関東平野の西の縁に沿って走っていることを理解した。 しかし、八高線と言いながら通しで乗れる列車は見当たらず、うっかり高麗川で乗り越したら川越まで連れていかれる。
つまり、八王子-川越間は全部「川越線」と理解するのが適切なようだ。

高麗川から周囲は完全に田舎の風景になった。

上越線は水上の先、湯檜曽から越後中里まで、ほとんどがトンネルのため、途中ループ線のはずだが乗ってて分からなかった。

新潟駅前で今回の旅での目的の一つ予約しておいた「古町参加券」を購入

ホテルにチェックイン後、新潟市の観光案内であらかじめ目をつけていた万代橋たもとにある「万代橋サンセットカフェ」に向かう。
信濃川の川沿いの歩道上に設けられ、夕日を眺めながらビールや軽食を楽しめるという触れ込みであった。
ホテルのフロントに聞いたが、「カフェ」は知られてないようで、要領を得なかった。
会場には数台の車上販売の店があったが、人はまばらで、仕事帰りの人たちもさして見当たらず、こんなんで商売なるのかと思ったのが正直なところであった。

早々に会場をひきあげ、ホテルで聞いた春日町の銭湯「朝日湯」に行く。
表通りから一本入った所にあり、わかりにくかったが、この銭湯はめっけもんだった、 銭湯からの帰り、「朝日湯」の前の路地を駅方向に歩くと「弁天公園」に出た。公園を斜めに横切って反対側に出て、まっすぐ行くと駅前からの大通りにぶつかった。わかってしまえば簡単であった。
結局「朝日湯」には滞在した3日間通った。

二日目:「朱鷺メッセ」と「古町」で一日観光
「朱鷺メッセ」と鮮魚センター
朝、新潟駅前の案内所にて「新潟市観光循環バス1日乗車券」を購入して「朱鷺メッセ」に向かう。
「朱鷺メッセ」は、千葉の「幕張メッセ」と同様の、大型の展示場、大小の会議室、ホテルなどが一体化したコンベンション施設で、地上31階の万代島ビルが併設されているのが特徴。

コンベンションセンターと万代島ビル 

良い天気で、31階の展望室(入場無料だった)まで上がり、眼前・眼下の新潟港、信濃川、ウォーターフロントと新潟市の市街地の展望を楽しんだ。

午後の予定に備えて早めのお昼にする。
道路を挟んで朱鷺メッセの前にある「万代橋鮮魚センター」をブラつき、岩がきを食したが、能登に比べればたいした感動もなく、さほど嬉しい昼食でもなかった。
食後、古町に向かう。

新潟古町まちあるき
(12:55-14:00)
新潟観光ボランティアガイドに引率されて、古町界隈のまち歩きをする。
交通の便をよくするために、掘割だったところが埋め立てられて道路になっているそうで、そんなところにも「水の都」だったことをしのばせるが、 近年逆に道路にしたのを元の掘割に戻そうとする動きもあるとか。
新潟古町芸妓の舞
(14:30-15:15)
北前船の寄港地として栄えた新潟の芸妓が「新潟古町芸妓」。
「古町まちあるき」につづいて、かっての商家の屋敷 旧齋藤家別邸での「新潟古町芸妓の舞」のプログラムに参加する。

旧齋藤家別邸

別邸の大きな玄関で靴を脱ぎ、まずは一階の各部屋を見学、ほかの参加者とともに抹茶とお菓子の接待を受けたあと、二階に上がる。
そこで、留袖さんの「紅子さん」と、振袖さんの「あおいさん」(だったと思う)のお二人に、芸妓のおもてなしをほんのちょっぴり経験させてもらった。
参加者は15名位。プログラムの内容は

  • みなとまち新潟と新潟古町芸妓のお話(観光ボランティアガイドの方)
  • 舞の鑑賞
  • 芸妓との実際のお座敷遊びをいくつか
  • 留袖さんと振袖さんとの間に座って記念撮影
ところが、デジカメの調子が悪かったのか、自分がヘマをしたのか、完全にピンボケで記念写真にならず。

芸妓の養成とお座敷ほかへの派遣を株式会社化して行っているとのこと、それを聞いたときは、新潟の大旦那衆がやったんだろうと思いましたが、 実際は多くの地元企業の出資によるものだそうでした。

そのあと、白山公園に足を延ばして公園内を散策し、白山神社に参詣する。

三日目:水上バスで「新潟ふるさと村」に行く
朱鷺メッセ乗船場(10:00)-
ふるさと村(10:53)
朝、「循環バス1日乗車券」で、再び 朱鷺メッセに行き、メッセ前の乗船場から水上バスに乗る。
水上バスのコースの最初から乗りたかったので、スタート地点の「みなとぴあ」の対岸の「朱鷺メッセ」から乗って、信濃川を河口近くから遡ることにした。

万代橋乗船場を過ぎてJR線をくぐり、新潟県庁を左手に、県庁乗船場を過ぎて、信濃川を海まで直線で流す関谷分水路までくる。
分水路への分かれを左に折れて、ふるさと村の船着場に到着。
1時間弱の船旅であったが、ゆったりとした気持ちのよい時間と眺めであった。

船着場で葦の茂る昔ながらの川岸の匂いに迎えられて少し歩いてふるさと村に至る。

(下の図はふるさと村のウェブサイトに掲載されているものにリンクして表示、右上に船着場が描かれている)
ふるさと村のマップ

村の中をあちこち廻って、お昼になったので、バザール館2階のレストラン ばんや亭で「ふるさと村ランチバイキング」とビールで昼食にする。
レストランはなかなかに賑わっていた。

「イベント広場」のテントで果物などを販売していたので、「なし」をお土産に買う。

ふるさと村(13:00)
 -万代橋乗船場(13:40)
市内観光
ランチを終えて、船着場にもどり、市内にUターン、今度は万代橋乗船場で降りる。
次に「循環バス1日乗車券」を使って、市内をバス旅行する。
新潟大学医学部、日本海タワーとかを経由して新潟市水族館まで、日本海近くまで足をのばして、市内に戻ってきた。
四日目:新潟から富山を経由して飛騨高山へ、越後線-信越本線-北陸本線-高山本線
新潟(7:42)-吉田(8:34)
吉田(8:39)-柏崎(9:46)
柏崎(9:59)-直江津(10:40)
直江津(10:41)-富山(12:34)
富山(13:39)-猪谷(14:55)
猪谷(15:08)-高山(16:16)
新潟から越後線経由で柏崎に向かう。吉田までは完全に新潟の都市圏・通勤圏のようで、駅近に住宅が並び、自転車の駐輪場に自転車があふれていた。新潟大学もあった。

吉田駅の手前で弥彦山の方を一生懸命眺めたが、とりたてて特徴的なこともなく、吉田駅、柏崎駅、直江津駅は接続がよかったので、あっさり通り過ぎた。

糸魚川の先、青海駅と親不知からの日本海、それと左手に迫る立山連峰はこの沿線のハイライト、最高の眺めだった。
富山駅前で昼食を取り、高山本線で猪谷に向かう。
列車は左方向に立山と立山連峰を見ながら進む、百名山が並んでいるだけあってここも素晴らしい眺め。
猪谷手前から山岳線になった。

高山のホテルにチェックインし、飛騨牛を食べられる店を聞いた。勧められた駅のならびにあるJA直営の店は休みだったので、 別の老舗の店にして、飛騨牛の焼肉で夕食にする。

五日目:高山の朝市を見学し、京都に向かう、高山本線-東海道本線
高山(10:24)-美濃太田(13:05)
美濃太田(13:29)-岐阜(14:02)
岐阜(14:08)-名古屋(14:28)
早朝、高山の朝市(宮川朝市)を散策・見学、結構大勢の人で賑わっていた。
その後、高山祭屋台会館に廻ったが、まだ開館前だったので、城下町、商家町の姿を江戸時代からの姿で保全されている「古い町並み」に向かう。
「古い町並み」に数軒ある昔ながらの造り酒屋で酒と造り酒屋の雰囲気を味わうなどして、「飛騨の小京都」を楽しむ。
「古い町並み」を楽しみながら抜けると高山陣屋の近くに出た。陣屋朝市は近郊農家からの新鮮野菜の店が沢山あって、飽きなかった。

高山駅に戻り、美濃太田に向かう。下呂温泉とか、興味のある温泉場もあるが、次回に回すことにして、 接続も悪くないので美濃太田と岐阜は立ち寄らずに通過、名古屋に向かう。