ごまちゃんだらけ


夜中の3時過ぎ、もう朝方と言った方がいいのかな。

波崎の港に到着。 集合は4時だったので、少し余裕があったのが嬉しかった。  

この余裕ってmたんにとっては大事なんですよ!

何事にも余裕がないとダメなmたん、バタバタしてると変な緊張をして船酔いの可能性があるんです!
(化粧直しもあるしさ)

せっかく来たのに「オエェ〜!」ってなってしまってはしょうがないもんねぇ。
(別に自分のすっぴん顔を見たからではないのでアシカラズ)

車から降りてすぐに思ったのは「おや?ここ、シーバスいいんじゃない?」
そう、波崎の港は、いい感じの桟橋があるのです。

「これはシーバス釣るしかない!」
「おっといけない、今日はシイラだった……危うくT氏からの指令を忘れるところだった」

港には、もう沢山の車が集まっていて、皆さんタックルの準備されていました。

「mたんも早く準備しよ〜〜〜っと!」 闇夜の中に1点の怪しい光りを発見?
そうあれが今回お世話になる船「征海丸」であ〜る。
(一瞬、密漁船かと思ったよ) タックルを手に港に向けてトボトボ歩いていると、
体格が良いバンダナ頭おやじ(?)がニヤニヤしてこっちに向かってきた(ますます怪しい?)。

そのバンダナ頭の主が満面の微笑みを浮かべ甲高い声で「おはようございま〜す!」
と、その声の大きさは港中に響き渡るとほど……
(mたんはどこかに売られてしまうのだろうか……ちょっと不安)

どうやら今回の乗船する征海丸の船長のようだ!
この船長は、征海丸になって3年目、 その昔、第二東洋丸で長い年月をかけてこの地域のポイントを開拓してきたそうだ。 しかも「SEA MASTER」という50人くらいのチーム事務局もしていて、情報量満載なのだ! 船長曰く「カツオもいいよ〜!」

mたん、なんだか嬉しくなってきたぞ。おう!

午前4時30分。いよいよ船に乗り込み出発だ!

全長17mの征海丸。

「ムムム?乗り込んだはいいが、このアングラーの数が凄いぞ!」 数えた所、全員で24人。

「一体どうなるんだぁぁ?」「ワォ〜〜可愛い女性も1人乗船していた〜」(思わず声かけてしまったよ)。

天気は、どんよりしたこれまた怪しい曇り具合。しかし、久しぶりのシイラ釣りでmたんの心の中は快晴気分♪。

出船して暫くは、海水が大分濁りが入っていた。

利根川の流水のせいだろうか? 沖へ行くに従い、沢山のカツオ漁船が見えてきた。

そのカツオ船が浮かんでいるところまでくると、水質は徐々に深い青色へと変化していたのだったのら〜。

やはり青物君達は水の濁りが嫌いらしい……。

オフショアアングラーならば、この何とも言えないワクワク興奮状態を良くわかっているよね〜。

船は鳥山を目指し、減速させ魚に余計な警戒心を与えない様にゆっくりと進んでいく。

その減速を合図にmたんも、手にロッドを持って立ち上がった。(かっこい〜かな?)

ミヨシに立ち(仁王立ち?)、船長の合図と同時にアンダーキャスト!

海面に綺麗なブルーのシイラの姿が見える。

「手始めにこれくらいのサイズからだな〜。な〜んてね?!」
(mたんはもうすでに釣れた気がしていたのだ)

表層にはいないと判断したmたんは、 ジグを少しカウントダウンしてからロッドアクションを開始!

「おぉ?引くぞ!でも……?」「何だか変な引き?ムムム?なんじゃこりゃ?」

あがってきたのは70cmアップのスレシイラちゃん!それもまたメス!

「はは〜ん、なるほど変な引きなわけだ!納得〜」。

船長は、波崎港から南へ10マイル南東へ10マイルくらいの間の鳥山を攻めまくる。

「っていうか、なんだか辺り一面鳥だらけなんだよね〜。って感じ?」 「一体どうしたっていうの?」

mたんの頭の中は?マークだらけに……。

「でもさ〜なんだか、やる気ナッシンングの鳥達ばかりなのよね〜」 「もっとガンガン捕食してちょうだいよぉ〜!」 あちらこちらの鳥山を叩いてみるがシイラはちらほら状態……。

「ちょこと深めを探るか」と20〜30mくらいでラインテンションかけながら、ジグを落としてみるとラインが「ふっ」と軽くなった! 「ん?」ロッドを立ててみる。 「プルルルル〜」と細かい振動が伝わってきた。

難なくリール巻いて水面に浮いてきた魚を見ると「お〜〜〜っと、ゴマサバちゃん!」 他のアングラー達は、たまにシイラもヒットさせているがメインはゴマちゃんにバトンタッチ! 「あ〜れ〜君じゃないのよ〜私の本命はさ」思わずmたんはゴマちゃんに話し掛けてしまったよ。

大きいシイラは、まだ見当たらない……。

トイレに行く途中、「沢山いるゴマちゃんの下には何かいますか?」と、船長に質問した。
船長は「いるよ〜魚探見てごらん。これこれ、この小さいの!」と指を指す。

この船長のアドバイスでmたんもまた、戦闘モードに突入!

船長は鳥山の移動する方向を見定め船を移動させる。

「ミヨシに陣取っているアングラーは魚の群れの先頭の泳ぎを変えるべく、キャストしなければならない」という暗黙の掟を征海丸の船長から伝授されたことを思い出した。

「コントロールの良さが問われ〜る。あ〜コントロ〜ルかぁ。

「 mたん責任重大〜」 沢山のアングラーが同時にキャストするのでラインどうしのお祭り状態だけは避けなければ……前号のボートシーバスの時もコントロールが定まってなくて苦労したのだった(練習、練習あるのみと自分に言い聞かせるmたんであったとさ)

「カツオ……カツオや〜い!」 「あ〜どうして、ゴマサバちゃんばかり入れ食いになってしまうの」

「そうだった!ゴマちゃんの下にジグを落さねば!」 少し重たいジグにまたもや変更! 40〜50m落としてみるがイマイチ反応がない……「一体どうしたんだぁ?」丁度、黒潮の流れに効いているので良いポイントのはずなのだが……。

船長に尋ねてみると「潮流が緩んでいるのかもしれないね。

カツオは潮流が早い方がいいんだよ!」と「そうか!」 mたん技を屈指して釣れないモードを抜け出そうともがいていると、少し遠くの沖にイルカがジャンプするのが見えた! 「オ〜ッ!可愛い!」「でも、イルカがいると魚は釣れないってよく聞くし……」。

船長は他の船と無線連絡して、情報交換している。 他の船もイマイチらしい。

水温は19度〜20度くらいで良いのだが、先日まで、絶好調だったみたい……今日はタイミング悪いのだろうか?それともmたんの日頃の行いが……。

鳥の数がめちゃくちゃ多いので、鳥をかけてしまうのではないかと心配だった。

キャストして海面下を軽くトゥイッチしてくると鳥が魚と間違えて食いついてしまうのだ!

「魚と見間違えてしまうほど、アクションのさせ方が上手だったのか?な〜んて」
「案の定、鳥をヒットさせてしまった(泣)」 次にジグを少し沈めてアクションを加え誘っていた時、

mたんは目撃!  

鳥が水中のベイトの群れを追い掛けて、鳥も潜って泳いでいる! 思わずチキン肌が立ってしまった。
それも、結構な速さなんですよ!「潜って泳いで捕食したりするんだ〜mたんもお腹空いたよ〜」 そんなこんなで、あっという間に楽しい時間が過ぎ去り、ストップフィッシング。(早過ぎる〜!)

お世話になった征海丸さん!親切にしていただき、本当にありがとうございました。

次回遊びに伺う時は、大物を狙うじょ!よろぴくぅ〜です♪








mたんの使用したタックル

ロッド:バレイヒル-インフィニポップ76
リール:ステラ5000SW(HG)
メインライン:ナイロン16ポンド
ルアー:マニューバーダンサー、スラッシュブレード、シコトゥイッチャー




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