切れたmたん

お店に来るお客さん達と日本海の方へ釣りに行く事になった。
集合はお店の駐車場に夜中の1時である。
お店終わって、お会計して、釣りの用意して、夕食を食べてとなんだかんだしていたら、寝る時間すらなく、ドタバタしていました。でも寝ていないと船に酔うかも?と思い、少しの仮眠をする事にした。
今回のメンバーは、松本さん、近藤さん、市川さん、ハダ君とmたんの5人です。
そして、今回のターゲットはハマチィ〜〜〜〜です。

mたんはまだ三重県に来てまもないので、 道もどう繋がっているとか道路事情がさっぱりわかりません。地図を見ながら、助手席に座りました。向かう先は、福井県の三国港のです。
高速で70kmくらいの速さで走りました。港につくまで約3時間チョットでした。

眠い目をこすりながら、やっと到着!!
降りてすぐにみんなタックルの準備にとりかかりました。
準備をしていると、向こうの方から、ちっちやい親父が来ました。
そう、この親父が船長さんでした。あれっ?と思いました。
なぜかというと、船長は親父じゃなく、にぃちゃんだと聞いていたんです。
そんでもって、親父に尋ねたところ、息子は過労の為に休養しているとの事でした。
なんじゃぁ〜それ!!と思いましたが、しょうがないので、その船に乗りこみました。

初めに着いたポイントは水深62m〜65mでした。 とりあえずメインのポイントに向かう前に先日エサで
55cm〜65cm位の鯛が98リットルのクーラーに2杯分釣れたというそのポイントで試し釣りをする事になりました。和歌山でも鯛をターゲットとした、ジギングが密かにブームだそうで、mたんは「ふ〜〜ん」と思いながらジグを落としてみました。が、漁探に反応はあるけれど、全くジグにバイトは無く、あっさりポイントを移動しました。ところがぁ〜〜〜、移動した先のポイントは、完全ふかせ釣りというエサ釣りのポイントで、ナント船から200m以上道糸を流して仕掛けを沈める釣りらしく、せっかくのポイントにジギングで入る事ができませんでした。それからしばらくいくつかのポイントを回ってみましたが、同じように船が密集している為、なにも出来ませんでした。ハダ君はそのポイントではエサ釣りの船に迷惑をかけるだけではなく、自分達も釣りが出来ないと見きったので、船長にポイント移動を交渉しに行きました。

しばらくすると、船長が、思いついたかのように、船を移動し始めました。
そして、またもやっ、次のポイントについてみると、ナッナントォ〜〜〜!!水深25m!!
ここで、親父が・・・・
「この変のポイントでは最高の瀬があって、エサ釣りではのぉ〜〜こないだもエエェ型のワラサがぎょうさんあがってのぉぉぉ〜〜〜〜」というセリフに対して、船上のみんなは、釣る意欲を消し去られた・・。

このままでは、連れてきたお客さんに申し訳ないと思い、 幾度となく交渉していました。
しかし、その親父は全く、聞き入れず、自分の経験から、「深いところには、魚がおらん」と、言い張って、なかなか移動してくれませんでした。出船してから早いもので、ジグをしゃくっているよりも、ポイントを探す時間の方が長く気がつけばあっという間に4時間も、過ぎてしまいました。そこで、

切れたmたんは、船長に深いところで、エサのポイントではなく、ジギングの出来るポイントへ連れてっててぇ〜〜〜〜!!!!!!!!
そこで親父は「そう、あせるなネイチャン!!」
と、言われて、出船してからいったいどれだけ竿を出さずに走ってんねんこりゃぁ〜〜〜〜!!
その迫力にかんねんした親父は、やっとそれらしいポイントに移動してくれました。
ポイントに着いて早々、その苦労もあってmたんは、ながぁ〜〜い、ながぁ〜〜い今日のファァ〜〜ストヒット。底から何シャクリかしたところで忘れかけていた
ググッとくる魚の当たりがありました。
そこで、「きたぁ〜〜〜〜〜〜!!」 と声をあげながら、慎重に何回も何回もフッキング
し、魚を確実にキャッチしました。その魚はホホォ本命のハ・マ・チィ〜〜でした。ニヤリ(^0^)
それを見た船上のみんなはさらにやる気を出し、シャクリはじめました。

でも・・・・・・・またそれから・・・・・・・・・・・。
さぶぃ〜〜〜い時間が過ぎていきました。

ハダ君は少し離れた場所に、鳥山という程ではないが、十数羽の鳥を発見しました。
そこで、船長にまたもや交渉。でも親父は「エサ釣りでは、鳥山に入って魚を釣った試しがない!!」
と、言いました。しかしハダ君はくいさがり「このポイントを2.3回流してもヒットが無ければ鳥の近くに船を移動して欲しい」と頼んでいました。

その頃、時刻は10時10分すぎ。今日の予定では、納竿は11時。

結果アタリはなく、鳥の近くに船を移動してもらえる事になりました。(^-^)
ここで、親父、ア然!!

本命ではないが、50cm〜60cm位のオキサワラがその場所でほぼ同時にみんなの竿を曲げた。
ハマチ程ではないが、今日の長い長いノ〜ヒットの疲れを癒やしてくれる嬉しい手応えでした。
その中には、たまにハマチも混じり、船内を賑わした。
一時、鳥の近くで水面までボイルする魚まで出てきました。水をえた魚のようにみんなは竿を各々に投げたり、シャクッたりしていました。

しばらくすると、アタリがなくなり、鳥が移動しはじめました。
その鳥の群れを追って欲しいとハダ君は親父に言いました。が、親父は船長室でメシをのほほぉ〜〜んと食べているではないか!!ハダ君とmたんは、これまたア然!!

親父の食事が終わるのを見計らって、再度ハダ君は、お願いしました。
文句をいいながらも、イヤイヤ親父は船を鳥の方へ移動しはじめました。
mたんは、親父に再度「鳥山には魚は付いていないの?」と尋ねると、親父は「おらん、おらん」と、相変わらずの返事を返した。しかし、鳥の近くに移動するたびに今日ほとんどアタリの無かったみんなに、魚が釣れているのを見て、流石に親父は後半になって、頻繁に鳥の後を追うようになってくれました。
鳥山には魚はおるちゅ〜〜の!!

帰港の時刻を過ぎてもみんながあまり釣れていなかった事を 思ってか、1時間30分も延長してくれました。

陸に上がってから、船長は昨日沢山釣れたというタイを2匹くれました。
相当悪いと思ったんでしょうね・・・・・・・・・。

この親父はルアーはサッパリ?でも、エサに関してはバリバリなんだと思います。
最後に親父がmたんにニコリと言ったセリフが「今度は旦那とエサ釣りにおいでね」と言っていました。

今回はお客さんがボウズでなくてよかったぁ〜〜。
一時はどうなるかと思いました。
「また参加したい」と言って帰っていきました。

今回ばかりはヒヤヒヤした釣行でした。
でも楽しかったですぅ〜〜(^0^)

釣果結果

 
近藤さん
松本さん
市川さん
ハダ君
mたん
サワラ
ワラサ    
エソ        
ソイ        


<使用したタックル>

ロッド:マニューバースティック5634S、5823S
リール: ダイワトーナメントX5000、サファリ5000
ルアー:ザウルスヒラジグライワシカラー、スラッシュブレードキビナゴカラー

 


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