旅する言葉 1993年12月

 

 

 

庭に植えてある背の高い木を見る。寒さと風のせいだろう、

葉がずいぶんなくなっている、もうこんな季節なのだ。

春。この木が緑でまぶしかった。

しかし私はまぶしい瞬間しか気付かなかった、

木が輝くまでの生きづかいを感じられなかったのだ。

 

 

 

堕天使は、“生きていると感じる時”天使だったころを思い出す。

 

 

 

“人が生きていると感じている”

それを感じる事、即ち天使を感じる事(時)。

 

 

 

芸術家との違い、それは生き方の違いである。

 

 

              1993年12月 Kanagawa,Japan.

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