| 六義園(りくぎえん)と旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)を散策(2007年11月2日) |
| 神戸から友人のYさんが上京してきた。Yさんと時間の都合がついたので都内で会うことにしたが、首都圏に引っ越したとはいえ、わたしは東京初心者。ひとさまに東京案内をできるほど、よくわかってはいない。 そうしたらYさんのほうから行ってみたい場所の候補をメールで提案してきた。「六義園」とある。さっそくサイトで調べると文京区にある庭園だ。 わたしも行ったことがないので、この際いっしょに名所散策もいいかも、と思う。 地下鉄東西線大手町駅のホームで待ち合わせし、Yさんの荷物をコインロッカーに入れて、丸の内線に乗車。 Yさんは昨夜は、大ファンである今陽子さんのジャズライブを堪能してきたという。 六義園は地下鉄南北線駒込駅下車、とある。路線図を見ながら後楽園で乗り換える。わたしは南北線に乗るのは、今回が初めてである。 そういえば、配偶者いわく「オレが昔、東京に住んでいた頃は南北線とか走っとらんかった」というから、わりと新しい路線なのだろう。 地下鉄構内の地図だと、駅出口を出てすぐのように書かれていたが、六義園を示す看板どおりに歩いても、なかなか着かないようなので心配になり、Yさんが通りすがりのサラリーマン2人組のオジサンにたずねると、「そこのタバコの看板のあるところを右に曲がって100メートルくらい」という。 お礼を言ってそのとおりに歩くと、六義園の入り口が見えてきた。地図ではたしかに出口そばに公園が隣接してはいたが、入り口ではないので、ここまで歩かないといけない。 入場券売り場では「PASMO」が使用できるので、わたしは迷わずPASMOで支払い。Yさんも東京に来たときに記名のPASMOを購入したそうで、彼女も同じくこれで支払って券を買う。小銭が要らないので本当にこの手の電子マネーは便利だ。もっともっと使える場を増やしてほしい。 |
六義園の庭園
| さて、中は緑の多い広々した日本庭園。 なんでも、五代将軍・綱吉の任が篤かった柳沢吉保が1702年に築園した大名庭園なのだとか。 その後明治に入って、あの実業家・岩崎弥太郎の別邸(!)となり、1938年に岩崎家から東京都に寄付されたそうだ。 中央に池があって、茶屋やあずまやがところどころにしつらえられ、鴨たちが水上をすべり、池と小島をつなぐように橋がかけられ、言ってみれば福岡の「友泉亭」、熊本の「水前寺公園」みたいな感じだろうか。でも友泉亭の倍以上の広さはありそう。 紅葉にはまだ早く、もう少し色づいたならきれいだったろうな、と思われた。 しかし、ゆったりした日本庭園で歩いていてとても落ち着く。ぐるりと園内を歩くと、樹々の梢も高く、緑がふんだんで森林浴気分である。 こういうところは若いオニイチャンやオネエチャンがわらわらと押しかけない分、ずいぶんと感じがいい。 東京の観光スポットというと、どうもきぜわしいだけの印象なのだが、ウチの親なんかを連れてくるのにはちょうどよいのではないだろうか。 茶屋では抹茶と和菓子500円のセットがあった。Yさんに誘われたが、実はわたしは抹茶が苦手。抹茶アイスなんかもダメなのだ。 それでけっきょくそのお店には入らずじまいで、Yさんには悪いことをしてしまった。 六義園を出て、またきた道を戻るところで、お蕎麦屋さんに入って、わたしはざるそばを注文。 ところがどうも外の天候があやしい。天気予報では曇りということだったので、傘は持参していない。 食べ終わって外に出ると、ポツポツ小雨状態だ。わたしは雨女なので、やっぱりか、とがっくりくる。 ただ、大降りにはならず、傘なしでもかまわないくらいの小雨に少し濡れた程度ですんで、なんとかほっとした。 |
六義園の紅葉はまだ盛りではなかったです
| 六義園とちょうど反対方向、さっき降りた駒込駅を通り過ぎてしばらくいったところに、おなじような東京都の名勝の庭園「旧古河庭園」があるという。 これもYさんが調べて下さった場所だ。近いのでそちらも見に行くことにする。 途中、昔ながらのアーケード商店街が続く。日田市の三本松商店街みたいだ(←わかる人にしか、わからなくてすみません・・)。おいしそうなメンチカツが「1個84円」と書かれた札のかかった肉屋さんもあって買おうかなー、と心惹かれてしまう。 けっこうな距離を歩き、やや上り坂になっている道を登ると、旧古河庭園に到着。 ここでも「PASMO」が使用可。わたしとYさんがPASMOで入場券を買っていると、すぐまえに入場した男性がそれを見て 「えっ!? ここでもパスモ使えるの?」とびっくりした様子。 園内に入ってみて、どこかで見たような・・と考えて思い出した。 5月に首都圏のローカルニュースで、ここのバラ園が画面に出ていて、とてもきれいだったのだ。そうだ、そのときに「ここ、行ってみたいな」と思ったのに、すっかり忘れている。 |
旧古河庭園の洋館
| もともとは、明治の元勲・陸奥宗光の別邸だったところ。 宗光の次男が古河財閥の養子になったことで、古河家が所有、その後現在の地に洋館と日本庭園が建てられたという。 なかでもバラ園が目をひく。春先と比べると、咲いているバラの数は少ないものの、それでもけっこうな数を見ることができる。ためしに花に顔を近づけると、とてもかぐわしく匂うバラもあり、なかなか気分がいい。 洋風と和風、同時にふたつを味わえるので、お得な庭園かも。ただ、バラはシーズンがあるので、5月中旬から6月に見に来るのが一番よさそうだ。 洋館の中には喫茶室もあるので、そこでグレープフルーツジュースを飲む。 天井が高く、窓が大きく、シャンデリアがおしゃれな空間。中の撮影はできなかったが、福岡でいえば、天神の「赤煉瓦文化館」の内部のようなレトロな洋館である。 Yさんとは同じヤクルトスワローズファンなので、古田なきあとのスワローズの今後について、悲観的な話ばかりになってしまった(^^; 六義園も旧古河庭園も、オトナにおすすめの静かな場所。 東京は大都会のようでいて、こういう緑豊かな広い庭園も数多くのこしているのがいいところだと思う。 逆に、神戸のYさんに東京の名所を教えてもらった秋の休日(Yさん、ありがとう)。やはり、紅葉が見ごろになってなかったのがちょっと残念でした。 帰りは、旧古河庭園に近い、南北線の西ケ原駅から乗車、わたしは飯田橋で東西線に乗り換えて帰宅しました。 |