第 46 回 検 定 の 成 績(結 果)


  第 46 回 検 定 合 格 者
       第46回古代発火法技能検定は、2015年1月21日(水)14時50分〜15時30分まで、神奈川県相模原市立鶴園小学校理科室で行われました。この日の受験申し込みは10件で、その内訳はキリモミ式2件、ヒモギリ式8件でした。この日の検定は冷たい雨の降る湿度の高い悪条件の中で行われたこともあって、成績はかならずしも良いとはいえませんでした。受験者の多くは火種作りに成功はしたものの、湿度のためもあってか炎になかなかならず、オーバータイムになったり、火種が消えてしまったりで残念な思いをした受験者が多かったのでした。合格者は次のとおりです。

★ヒモギリ式4級合格者(ヒモギリ4級は2分以内)
   遠藤 涼華( 鶴園小学校6年生。相模原市在住)
   土門 ひな( 鶴園小学校6年生。相模原市在住)
    島田真友子( 鶴園小学校6年生。相模原市在住)
      (以上3人によるヒモギリ式で、「始め」の合図で発火具を手に取り上げ摩擦を開始し、約40秒で火種ができ、麻の繊維で火種を包んで回転させ、1分18秒で炎作成、悠々の4級合格。)

★ヒモギリ式3級合格者(ヒモギリ3級は1分以内)
   野口 天暖( 鶴園小学校6年生。相模原市在住)
   関本 彩乃( 鶴園小学校6年生。相模原市在住)
   波多野 花音(鶴園小学校6年生。相模原市在住)
 (以上3人によるヒモギリ式で、「始め」の合図で発火具を手に取り上げ摩擦を開始し、25秒ほどで火種ができ、麻の繊維で火種を包んで回転させ、わずか55秒で炎作成、3級合格。)            
             
   
     審 査 員 の 講 評

上にも書きましたが、この日は冷たい雨が降っていて、湿度も高く発火作業には悪条件でした。しかし受験者の皆さんはみなよく頑張りました。せっかく火種ができたのに、それがなかなか炎にならないので、練習のときのように成功できず残念に思った人は多かったようです。じつは、成功できなかったもう一つの要因は「検定」というプレッシャーです。この日の検定は、高い湿度と初めての検定受験というプレッシャーのために、合格者が少なかったといえましょう。

  毎年、11月3日の文化の日には勝坂遺跡にある縄文竪穴式住居で古代発火法検定があるので、ぜひ受験してください。