単行本
    『原始技術論』-----岩城正夫、1985年、新生出版.

    目次

    1.なぜ原始技術論か

    イ6年間の努力がたった3分で
    エ説明のつかない矛盾
    エ復原の順序は歴史とは逆
    エ発火弓はいったん大型化したが、次に再び小型化していった
    エ技術とは何か、そして技術論の役割
    エなぜ原始技術をとりあげるか

    2.技術と道具

    ウ道具の二面性
    イ道具と技術的行動
    ウ道具なしの技術的行動
    イ器用さや熟練に依存しない道具のグループ
    ウ道具の中に機械への萌芽を見る
    イ機械化にも二つの方向性
    ウ道具と機械の系統図
    イいわゆる「技術の進歩」に欠落した視点
    イ道具・機械の発達と技術の進歩との関連
    ウもう一つの道具論(言語との関わりから)
    ウ実践の中での道具

    3.実践の構造と技術の構造

    イ技術は実践のどの部分に含まれているか?
    イ実践の中の「連続判断」
    イ切り捨ての論理
    イ連続判断に含まれる四つの成分
    ウ測定できない運動感覚
    ウ意識的から無意識化への移行
    エ技能は技術とどう区別されるべきか
    ウ道具・機械の利用と「連続判断」
    ウ頭脳だけの実践活動はありうるか
    エ一般の実践と頭脳だけの実践との比較
    ウ実践と「技術とは?」と

    4.技術と実践に関する覚え書き

    〔覚え書き1〕技術の目的と戦略・戦術
    〔覚え書き2〕技術の難易度の予測
    〔覚え書き3〕物真似の有効性とその起源
    〔覚え書き4〕練習の積み重ねと熟練
    〔覚え書き5〕人間を対象とした技術は可能か?

    あとがき

    この本は絶版になりました。