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食卓にひしめきあうご馳走。
イルカは久しぶりに誰かと夕食を共にした。
それはカカシも同様だったらしい。
牛フィレ肉は柔らかくジュシーでイルカがそれを上手に料理してくれた。
「やっぱりお肉には白飯がいいですね」
カカシがおかわりしながら、目を細めた。
「ええ、パンもいいですけど、やっぱりご飯」
イルカはカカシのグラスにワインをつぎたした。
「何だか、こうしていると、イルカ先生と恋人同士みたいです」
「え?」
イルカは固まった。
(俺とカカシ先生が恋人だなんて)
”カアア〜〜〜〜ツ”
そう思ったら全身が熱くなった。
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イルカはカカシにコーヒーをいれてコンポのスイッチをいれた。
里で今、流行っている音楽が流れる。
そして本日の戦利品のお肉の調理にかかった。
一方、カカシはあたたかみのあるイルカの部屋で何故だか、ほっとしてい
た。
いい部屋だ。
確かに古いし広くないが、茶色とベージュで統一されていてナチュラルだっ
た。
そしていい香りがする。
カカシはくつろいだ。
あまり普段は他人の部屋にあがらない彼だが、
イルカ先生に誘われて悪い気はしなかった。
うみのイルカは上忍達の間でも評判のいい受付嬢だった。
明るくて笑顔がいい中忍。
そんな彼の部屋に招待されたんだから。
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「何をおっしゃるんです。お邪魔するんだから。イルカ先生が嫌と言っても押
しかけますよ」
そして二人のお食事会が始まった。
カカシは赤い色のワインを買った。
そして小さなケーキも。
イルカも頑張って少しお財布が寒くなるがサーモンのマリネをオードブルに
買った。
イルカの住んでいるアパートはけして新しくも高級でもないが、
住んでいる人をおもわせるような、いごごちのいい部屋だった。
「へえ〜なんだか落ち着きますね、ここ」
「ごちゃごちゃしているでしょ。狭いし」
「そんなことないです。綺麗にしていますね。イルカ先生は」
お客さんがこの部屋に来るのは久しぶりだ。
以前はナルトがよく遊びにきていた。
なんだかわくわくする。
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「おさえきれないこの想い」更新しました★ |
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二人は買い物をすますとそのままブラブラとホームセンターの中を歩いた。
「カカシ先生も今日はステーキですね」
「はい、でも俺はどちらかと言うと肉より魚の方が好みなんだけど、たまには
体の為にお肉もとらないと」
「そうですよね。・・・・あのう・・・よろしければ俺の家で一緒に食べません
か?」
「え?」
カカシもびっくりしたが、
そう言ったイルカも誘っておいてびっくりした。
少しあつかましかったか。
カカシは微笑んだ。
「あ、失礼なことを・・・俺何言ってるんだか」
「失礼じゃないですよ。・・・じゃあ折角だからワイン買っていこうかな」
「ホントですか?」
イルカは目を丸くした。
「ケーキもどうです。なんかパーティみたいだけど」
「いいんですか?俺のボロアパートで?」
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食品館に走る人の群れの中に白銀の髪に覆面の彼を見つけた。
イルカは目を疑った。
はたけカカシがこんな場所に居るなんて、
カカシといえば里のエリート上忍。
そのエリートが信じられない。
凄いものを目撃した。
イルカは気を取り直し肉を手にした。
同じようにカカシも「牛フィレ肉」を1P持っていた。
「カカシ先生」
一人肉を持ち満足そうにしているカカシにイルカは思い切って声をかけた。
「イ、イルカ先生?何していらっしゃるんですか」
カカシは照れくさそうに頭をかいた。
だって彼はを代表するほどの男なのだ。
お肉の特売に走るそんな現場を見られたのだ。
恥ずかしいに決まっている。
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洗濯を素早くすませ身支度を整えた。
今朝の新聞のチラシで見た新しく木ノ葉に出来たホームセンター。
食品館で目玉商品の「牛フィレ肉」はイルカのハートに火をつけた。
オープンしたての店は大勢の人々で賑わっていた。
チラシでみた「おひとり様1パック」が何としても手にしたい。
そして今夜は豪華なディナーを楽しみたい。
イルカは食品館をめざした。
開店と同時に人々が走った。
イルカも走った。
「あれ?」
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理由もなく、ふさぎこんでいる日曜日の朝。
イルカはベットの中でごろごろしていた。
起きて洗濯でもしようか。
のろのろと起きあがってイルカは洗濯機を回した。
外はよく晴れていた。
一人ぼっちの休日。
予定もなく、一日どう過ごそうか?
なんだかつまらない事ばかり考えている自分がいた。
「だめ、だめ!」
そうだ、こんな時こそ外に出よう。
街にでて折角のお休みなんだから、
たまにはぱっとしたい。
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朝、ニュースでJRが止まっている事を知り急いで私鉄でビックサイトに行き
ました。
こんな悪天候なイベントはオンリーに雪が降った以来で、会場も遅れて始ま
り、参加された方は大変でしたね。
でも今回も近隣の人に恵まれまた本をお買い上げいただいたり、暖かい言
葉をかけていただいてホントに参加してよかったです。
イベントもこれの後5月でいったんお休みします。
寂しいです。
今日お会いした皆さん有難うございました。
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「カカシさんありがとう・・・俺の為に」
後かたずけをしているはたけさんにイルカちゃんは頭を下げました。
「大した事じゃないよ。当然さ、君は俺の奥さんなんだから」
「えっ?」
はたけさんは今までずっと言いたくても言えなかった言葉を言いました。
恥ずかしくてナカナカ自分から言えなかった。
「イルカちゃん、俺の奥さんになって」
「あ・・・・あり・・・がとう・・・・」
ぽろぽろとイルカちゃんの瞳からは美しい涙が流れました。
それは止まる事のない喜びの涙でした。
それから半年後。
「お〜〜〜い、カカシ〜〜イルカ〜〜〜!」
「はあい〜〜社長!」
芸能界を去ったイルカちゃんは今、カカシさんと共に自来也社長の元で元気
に働いています。
毎日が忙しく慣れない事ばかりですが、
別の人生を見つけたのです。
イルカちゃんはミナト先輩からパソコンを習っています。
人の運命なんてわからないものです。
でも、この先何があっても二人は互いに励ましあい支えあって乗り越えてい
くことでしょう。
サラリーマンはたけカカシ、そしてうみのイルカはこれからも頑張ります。
また何時か皆さんと何処かでお会いすることもあるかも知れませんが、ひと
まずはたけさんの物語は終わります。
今までお付き合いくださり有難うございました。
091017.
拍手をありがとうございます〜★
はたけさん終わりました。
ああ〜明日は春コミ台風のようなの嵐だそうです。私は遠回りして安全な電車の止まらない
コースでいく予定です。
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”ぶ〜〜〜っ!”
自来也社長とミナト先輩が同時にブーイングしました。
らぶらぶすぎて恥ずかしいのです。
「若いってことはいいことじゃな。イルカちゃんほれもっと食え」
「はい。いただきます」
にっこりとイルカちゃんは笑いました。
身体の中が軽くなりました。
その夜は四人で遅くまで楽しみました。
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