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幼いころから天才忍者として育った彼には一般の生活は無縁だった。
「たとえば?」
「ゲーセンでしょ。それからボウリング、遊園地」
イルカは優しく微笑んだ。
「俺でよければ案内します」
「ホントに?」
ぱっとカカシの顔が明るく輝いた。
何だか自分の世界がどんどん広がっていく。
楽しい一日だった。
憧れのイルカと丸一日をすごした。
カカシは舞い上がっていた。
”うにゅう”
カカシはベットの中目が覚めた。
まさか、俺は夢をみていたのか?!
カカシは時計をみて焦った。
もう午後の4時だ。なんてこった!!!
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「赤い宝石」更新しました★ |
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カカシはリモコンで曲のナンバーを入力した。
”ジャン、ジャカ、ジャン ♪”
カカシは唄った。
”じいんせい〜〜らあくう〜ありゃあ〜くうも〜あるうさあ〜〜♪”
水戸●門の主題歌だった。
しかも、かなり音程がはずれている。
イルカはコケた。
でも唄い終わったカカシにぱちぱちと拍手してくれた。
「照れますなあ〜」
「いえ、水戸●門は名曲です」
二人は運ばれてきたアルコールをのんだ。
「俺・・・恥ずかしいんですけど、今だに行った事のないところばかりで・・・カ
ラオケもはじめてで・・・・」
カカシは遠くを見た。
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カカシはフロントに酒とつまみをオーダーした。
イルカのオンステージが観れるのだ。
そう思うと自然と口元がゆるんだ。
「ああ〜よく唄った。・・・ねえカカシ先生も何か一曲唄いましょうよ」
「そうですねえ〜〜」
曲名のかかれたぶ厚い本をわたされ、カカシは困った。
最新のヒット曲なんて全く知らない。
昔、聴いた事のある古いものならば・・・・。
カカシはぺらぺらと本をめくった。
そしてやっと知っている曲を見つけた。
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イルカ先生は気持ちよさそうに唄いはじめた。
なかなかに甘くていい声だ。
唄うイルカは愛らしい。
カカシにはますますいい体験になった。
そうだ、ここはカラオケボックス。
密室に二人きりなのだ。
カカシはさり気なく席を移動して、イルカの隣に座った。
イルカは唄う事に夢中であまりその事には気がついていないようだ。
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カカシクラスの上忍だとなると休みをとるのも難しかった。
「だから折角だから、これからカラオケボックスに行きたいんですけど」
「カラオケGO!]
木ノ葉に一軒だけ存在するカラオケボックス。
一度でいいからこういう場所に行ってみたかった。
イルカ先生は慣れているのだろう。
どんどんリモコンで曲を入力していた。
「さあ、カカシ先生も唄いましょう!」
「ええっ?」
しかしカカシには音楽など普段から聴く時間もなく、知っている曲は少ない。
それに初体験なのだから。
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カカシは慌てて前を手で隠した。
「ねえカカシ先生、塩サウナにいきません」
「ええ、是非」
二人は塩サウナに入った。
じんわりと身体をつたう汗は不思議と心地よい。
ひととおり入浴を楽しみ二人はスーパー銭湯を後にした。
「イルカ先生、俺一か月ぶりの休みだったんです」
「えっ?一月も・・・・」
イルカは目を丸くした。
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なんだか、寒いですね。風邪ひかないようにしてくださいね〜 |
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「ああ〜気持ちいい〜こんなのはじめてだ」
イルカはにこにこしている。
少しだけ頬が赤い。
「まさか、カカシ先生がここにいらっしゃるとは」
「そうですね。アスマから噂にきいて・・・それにたまの休みにリラックスしたく
て」
たしかに、くつろげる空間だ。
「そうですね。温泉に行くには時間もかかりますし、てごろにすぐ来られるか
らいいですよね」
(おお〜〜なんか、いい感じ)
カカシはちらちらとイルカの身体を見た。
しなやかなボディだ。
(たまんない、イルカ先生)
”ぼこぼこぼこ”
「えっ?!」
そう思っただけで、カカシの自慢の息子が上をむいた。
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カカシが以前から、ちょこちょこと、ちょっかいをだしている、可愛い中忍の
先生だった。
(やった♪)
二人きりでお風呂を楽しんだ。
「カカシ先生がこんなところに来るなんて」
イルカはまじまじと、カカシの素顔を見た。
何時もの覆面はしていない。まあ、お風呂の中だから当然なのだろう。
イルカはカカシの突然の襲来に驚いていた。
なにせその素顔は絶世の美男なのだ。
それに一流の上忍が昼間の銭湯に現われるなんて・・・。
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「どうにも止まらない」後編更新しました★ |
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受付で着替えとタオルを受け取る。
やっぱり青い空を眺めながらまずは露天風呂だ。
カカシはこのスーパー銭湯の自慢の岩風呂に直行した。
そして扉を開く、
少し外の空気はひんやりとしていた。
またそれが気持ちいい。
何とまだ誰もいないはずの露天風呂に、うなじの美しい彼をみつけた。
”はあ〜い〜い湯だなあ〜〜〜♪”
彼は気持ちよさそうに唄をうたっていた。
「イルカ先生!」
「あれ?カカシ先生?!素顔!!」
声をかけられたのは、アカデミーの教員うみのイルカだった。
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銭湯はたまにはいいですねえ〜 |
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もっとも、多忙なカカシの場合、
行ってみたいと思ってもそれが実現することは少なかった。
非番はついつい眠ってしまう。
それが自分の中で小さな不満となっていた。
まあ、だからと言って、遊び歩きたいというのとは違うのだが、
たまにはアクションをおこそう。
そんな訳でカカシはスーパー銭湯の門をくぐった。
午前9時。
開店と同時に中に入る。
広々として新しい店は感じがよかった。
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イルカ先生お誕生日おめでとうございます!! |
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