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二人はイルカの仕事が終わった後、里の繁華街の居酒屋で会った。
彼は私服に着替えていた。
白いシャツに黒のパンツの彼は目立つ存在のようだ。
歳はイルカと同じ20歳そこそこだろう。
イルカはカカシと名乗る暗部にすすめられるまま酒を呑んだ。
まだアルコールにあまり慣れていない若いイルカはすぐに酔いがまわってき
た。
カカシはあまり会話をしない。
何を考えているのかわからない人だった。
「今夜は俺がおごるから、もっとのんで」
「れも、もうたくさんれす」
「あはは、酔ってるね」
楽しそうに彼は笑った。
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数日後。
新米教師はアカデミーの書庫で本を整理していた。
”バタン”
誰かが部屋に入ってきた。
「?」
イルカは本を置いてあたりを見回した。
(誰?)
「イルカさん」
イルカはその声にはっとした。
それは数日前、自分を助けてくれた暗部の男。
彼は黒っぽいコートに面をしている。
銀色の綺麗な髪をしていた。
「先日はありがとうございました・・・そのう、何かお礼をさせていただけませ
んか?」
「ねえ、じゃあ今夜付き合ってよ」
「えっ?」
以外な事を暗部は言った。
彼は仮面をはずした。
双方の違う色の瞳が神秘的だ。
美しい青年だった。
まだ若い。
「おれカカシ」
「あのう、俺なんかに顔を見せていいんですか?名前まで・・・」
「いいんです」
カカシは微笑んだ。
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それはまだイルカがアカデミーの教員になりたての頃・・・。
イルカは街を必死で走っていた。
本屋で立ち読みをしているイルカに里の悪どもが目をつけたのだ。
大きな黒い綺麗な瞳に、ゆれるしっぽの彼は目立っ存在だった。
イルカは追いかけられていた。
男は4名。
まだ見たかんじは若く、チャラチャラした遊び人の男たち。
路地裏でイルカは囲まれてしまった。
「もう逃がさないぜ。なあ〜俺たちといいことしょうぜ、可愛いお兄ちゃん」
「そこをどいてください!」
イルカは彼らを睨みつけた。
4対1で勝てるだろうか?
このままでは、襲われてしまう。
なんとか逃げ出さないと。
その中で一番大柄な男がイルカの腕を掴んだ。
その時だ。
一瞬、キラリと何かが光った。
「!」
次の瞬間、イルカを囲んでいた男たちの身体が宙に飛んで路地の壁にたた
きつけられた。
いったい何が起きたというのか?
何もしていないのに倒れている、男たち。
「もうだいじょうぶ」
優しい声がした。
イルカの目の前には長身で顔に面をつけた、それは木ノ葉の暗部が立って
いた。
この人が助けてくれたのだ。
「あの、ありがとうございました」
イルカは頭をさげた。
「ねえあんた名前は?」
「うみのイルカです」
「イルカさん。家まで送ってあげたいけど、今夜はこれから任務だから。また
ね」
”はっ?!”
暗部は消えていた。
イルカはしばらくその場でぼんやりとしていた。
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うみのイルカは木ノ葉の里のアカデミー教師。
トレードマークのしっぽに明るくて大きな瞳が綺麗な青年だ。
そんな彼に、元教え子のうずまきナルトが、どうしても会わせたいという人が
いるというので、イルカはその日定時にアカデミーを出た。
「はたけカカシです」
その人は銀色の特徴のある髪に顔のほとんどを覆面で隠している。
現在のナルトの担当上忍。
「カカシさん・・・・」
はじめまして、アカデミーの教師をしております。
イルカは嘘を言った。
この銀の髪の青年とは、はじめてではない。
ずっと以前に・・・・。
カカシの方はもう忘れてしまったのだろうか?
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うちの近くにある病院ですが、面白い自動販売機があるのです。
カレーライス。たこ焼き。タイ焼き。フライドチキン。フライドポテト。
初めてみた時は驚いたです。
一度食べてみようとタイ焼きを買いました。
値段は手ごろで、
おいしかった。
ただ、この自動販売機、病院の奥の目立たない場所にあるのです。
変わった自動販売機は好きでして、
過去に見たもので変わっていたのは、豆腐、米などです。
暑くなりだして、少しへたれぎみです。
ぼちぼち家の中の整理をして過ごしています。
イロイロ不思議なものとか、もう持っていても着ない服とかだいぶ整理しまし
た。
少し少しで、今はあまりかけないのですが、リハビリしてまた、マイペースで
サイト続けられたらいいです。
そんな毎日・・・。
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「イルカ、もう〜まだ寝てんの?」
カカシはなかなか布団から出てこないイルカを揺り起こした。
小さかったカカシ君も今では20歳。
素敵な青年に育ちました。
現在はイルカと二人で暮らしています。
「ほらイルカのお弁当」
「わあ〜♪」
現実なんてこんなところです。
暗部で多忙なカカシがイルカの分も作っています。
「カカシ、明日は俺がつくるね」
「ええ?」
カカシはキョトンとした。
ねぼすけのイルカが、お弁当?
それは小さな頃の事。
どうやらカカシはあの時の約束は忘れているようだ。
”明日は俺が作るね、カカシ”
だって、約束だもの。
キョトンとしているカカシの頬にイルカはちゅっとキスをした。
100226.
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カカシの父親は里では有名な忍でした。
ただお料理などは得意ではありません。
だから、お母さんのいないカカシは自分のお弁当は自分で作っていました。
「どおしたのカカチ?」
カカシはお弁当を食べようとはしません。
ただ、じっとそれを見つめていたのです。
「あ、ごめんね。・・・何だか食べるの勿体なくて・・」
「たべて」
「うん。こんなお弁当持っていけるなんて、イルカちゃんは幸福だね」
「イルカ、大きくなったらカカチにおべんとうつくる!」
「ホント?」
ぱっとカカシ君の顔が輝きました。
大好きなイルカちゃんの手作り弁当だなんて、嬉しいに決まっています。
「約束だよ」
「うん、やくそくした」
二人は指きりをしました。
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蒸すですねえ〜あついです〜〜
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お昼近くに雨の中青い傘をさしたカカシ君が訪ねて来ました。
手にはお土産のケーキの箱。
「イルカちゃん。お庭のお花きれいだね」
「うん、どうぞカカチ」
イルカちゃんに案内され二人は1階の和室へ入りました。
そこからはお庭がよく見えるのです。
小さな赤い花と黄色い花。
「これとおちゃんがつくったの」
「うわあ〜」
カカシは目を丸くして感激した。
だって、何て綺麗なお弁当なんでしょう。
色鮮やかでおかずも沢山、こんなお弁当見たことありません。
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ところが、次の日の朝、外は雨でした。
折角、お外でカカシ君とお弁当を楽しみたかったのに、少しがっかりです。
「残念だね、イルカ。お部屋で二人でゲームでもしたら」
うみのさんはイルカちゃんに二人分のお弁当を渡してお仕事にでかけていき
ました。
イルカちゃんは窓からお庭を見つめました。
赤いお花と黄色いお花がきれいです。
カカチ早くこないかな。
イルカちゃんは約束の時間まで、じっと絵本を読んでいました。
外をぽっぽっと雨の降る音が聞こえました。
この分だと今日は一日雨模様です。
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イルカちゃんはお部屋にはいってメールを打ちました。
”おうちにきれいなおはなが、さいたよ。カカシみにきて”
イルカちゃんがメールを送信して10分後、返信が届きました。
”ごめんねイルカちゃん。きょうはようじがあるから、あしたではだめ?”
”あしたイルカのおうちきて”
”いくね。たのしみにしているね”
イルカちゃんは今、春休みでした。
明日はお父さんはお仕事で一人でお留守番の予定でした。
うみのさんは、イルカちゃんとカカシ君の為に二人分のお弁当をこしらえまし
た。
クマちやんの新しいお弁当箱は二つ買っておいたのです。
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