|
イルカが意識を戻した時、そこには心配顔をしたカカシがベットサイドに座っ
ていました。
何時の間にか眠ってしまったのだ。
「イルカ、あれほどスイカの食べ過ぎは駄目だって注意してのに、あんたは
〜」
「お、おれ・・スイカ男になったのかな?」
「そうだな、顔が緑かも」
カカシは丸い鏡をイルカに見せた。
「ああ〜!」
イルカは衝撃を受けた。
「でも、イルカ、よくお粥なんて作れたね」
「お粥?」
何の事だろう?
「カカシ、薬飲ませてくれたんだね。有難う、ベットにも運んでくれて」
「えっ?なんのこと?薬は一人で飲んだんじゃない?」
カカシは少し変な顔をしました。
イルカは首をひねった。
確かに薄れていく意識の中で誰かがイルカに胃薬を飲ませてくれた。
カカシはリビングのテーブルを見た。
イルカの胃薬と水の入ったコップ。
考えてみれば寝込んでいるイルカがお粥を作るなんて、ない事だ。
なら、誰がそれを?
謎が残った。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪ |
|
|
|
|
”しょうがないねえ〜イルカは”
アパートの部屋で大人に成長した息子が身体を丸め苦しんでいます。
その姿を天国のモニターでイルカの父と母が心配そうに見守っていました。
「世話がやける子だね。・・・・カカシ君も苦労するよ」
「父ちゃん、行ってあげたら」
「ああ」
イルカの顔は青く変色して、スイカの食べ過ぎで「スイカ男」になっていまし
た。
うみのさんは天国のゲートを飛び出し、イルカの部屋に移動しました。
転がっている息子をベットに運んで、胃薬を飲ませました。
天国に行っても父も母も息子の事が気がかりでした。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪ |
|
|
|
|
「スイカ男」なんて、全く父ちゃんらしいよ。
アカデミーの帰り、イルカは買い込んだスイカを半分に包丁で切った。
カカシが帰って来るまでに、冷蔵庫で冷やしておこう。
でも、その前に、
”ゴクリ”
イルカは空腹だった。
気がつくと、半分のスイカを完食していた。
「うううっ!」
きりきりと、胃腸が悲鳴をあげた。
イルカはキッチンでうずくまった。
次第に意識が薄れていった。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪
|
|
|
|
|
お風呂に入りカカシもイルカも喉が渇いていました。
子供たちは、赤いスイカに、目を潤ませました。
「いいか、イルカ。食べ過ぎは駄目だからね」
「どうして?」
「スイカを食べ過ぎると、顔が緑色の、恐怖のスイカ男になっちゃうんだ」
怖い事をうみのさんは、言って、イルカちゃんを窘めました。
「スイカおとこ〜〜〜いや〜〜〜」
”こわいよ〜カカチ”
「だから、イルカちゃん食べ過ぎはだめだからね」
カカシ君からも注意されてしまいました。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます★ |
|
|
|
|
「カカチ、ゲームしょう!」
「うん」
イルカちゃんは可愛い。
大人びたカカシから見ると子供らしいところがなんともいえませんでした。
イルカちゃんの、ぱっちりとした、黒目は何時も元気に輝いています。
上で束ねた髪は走るたびに風で揺れるのです。
日ごろ、将来の為、修業にあけくれるカカシにとっては、イルカちゃんはオア
シスのような存在です。
夕飯後、お風呂でサッパリと子供達はしました。
さあ、お楽しみの花火です。
「パチパチ、きれいだね」
「うん、綺麗」
小さな花火ですが、カラフルでいて、終わってしまうのが、勿体ないものでし
た。
「おおい、イルカ〜〜カカシ君!」
うみのさんが、お盆に冷やしたスイカを乗せてお庭にやって来ました。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪
「快楽寺」更新しました!
|
|
|
|
|
夕刻、少し涼しくなった頃。
カカシ君とお父さんのサクモさんが、訪ねてきました。
カカシ君は5歳。将来有望な天才忍者。
お父さんと同じ綺麗な銀色の髪の美少年。
「イルカちゃん、花火買ってきたよ」
「わ〜〜〜」
イルカちゃんは、嬉しくてはしゃぎました。
子供たちは楽しそうに遊んでいます。
うみのさんとサクモさんは顔を見合わせて微笑みました。
サクモさんは里では有名な忍で「白い牙」と呼ばれていました。
「サクモさん、スイカ冷やしてあるんです」
「へえ〜カカシも喜びます」
「夕飯、ニンニクたっぷりのステーキにしました」
「お互い体力つけないとね」
「もう、スケベ」
うみのさんは、頬を紅くして、照れています。
さり気なくサクモさんは彼の手を握りました。
そんな父達を少し離れた場所で見て、カカシ君は顔を真っ赤にしていまし
た。
「どうしたの?」
カカシの様子が変です。
「うん、なんでもない」
カカシ君は、大人の中で育ったので、大抵、意味は分からなくても、なんとな
く、空気でわかってしまうのです。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪♪♪
|
|
|
|
|
自宅に帰ったうみのさんは、買って来た大きなスイカを半分に切り分けまし
た。
とても、そのままでは、冷蔵庫に収まらないからです。
赤くて、ほんのり甘い香りがたまりません。
”ぐう〜〜”
うみのさんの腹時計が鳴りました。
「いかん、いかん」
お楽しみは夜まで、とっておかないとね。
うみのさんは、今夜の夕飯の準備にかかりました。
夕方には、イルカのボーイフレンドのカカシ君とその父親である、サクモさん
が、お客様として、訪れるからです。
サクモさんに心のこもった手料理を食べさせたかったのです。
うみのさんとサクモさんの二人は色んな意味でいい仲でした。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪ |
|
|
|
|
暑かった一日も終わり、うみのイルカはスーパーで丸いスイカを買った。
毎年、この時期が来ると子供の頃を思い出す・・・・。
「とうちゃん、これほしい」
小さなイルカはスーパーで、お父さんのうみのさんにスイカをオネダリ。
「駄目だよ・・・お前はすぐ食べ過ぎるから」
やんわりと、父は息子を窘めました。
「でも、きょうカカチくる。カカチもサクモおじちゃんもよろこぶよ」
4歳のイルカはいい子です、ただ時々我儘を言う。
「そうか〜そうだね。皆で食べようか」
うみのさん、サクモさんと聞いて、気が変わりました。
「わ〜い!」
嬉しくてイルカちゃんは飛び上がって喜びました。
★明日へGO!
拍手をありがとうございます♪
今日は久しぶりに涼しい朝です、ああ〜もう暑いのいや〜〜〜。
|
|
|
|
|
昨日の夕方、いきなりムラムラと勢いにまかぜ、2日連続で更新してしまっ
た・・・・。
そのうえ、内容が、大丈夫かしら?なんて、毎度更新する度に、思います。
「忘却」これは、なんだかカカシが巻き込まれてしまうし、やばいかな?
一応、予定では更新は週1と決めて(ネタメモは別で)いたのです。
取り合えず、あまり暴走は自粛せねば。
うん、反省。
何時も、大丈夫かな?
怒られないかな?
なんてね。
来週は一応、木曜日更新予定です。
|
|
|
|
|
この3名は酒豪だった。
更に、全員が自由奔放で怖い物知らずのB型!
「そういえば〜昔はみんなで飲みあかしたもんだのう〜」
「懐かしいわね〜酒場荒し」
「よく店ごと3人で暴れて破壊したものだ」
懐かしそうに笑い合う。
「それで、何時も猿飛先生が、後で店に謝りに行ってくれたのう〜」
楽しい青春時代は誰にでもあった。
その晩、大酒飲んで、酔った3人は暴れ、店は全壊したとか、しなかったと
か・・。
100620.
拍手をありがとうございます♪ |
|
|