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その夜、イルカははたけカカシに誘われ里の居酒屋にいた。
「ミステリアスなお話ですね」
不思議な話だった。
里を離れているカカシがイルカの前に姿を見せるなんて・・。
「ええ、考えるだけで気が遠くなりそうですね」
「まあ〜ぱっと飲みましょう今夜は・・・・もしかしてイルカ先生は働きすぎなん
じゃないですか?だから幻を見たのでは?」
「そうかもしれませんね」
確かに残業続きだった。
カカシは肴のキムチを食べにっこりと微笑した。
ほんわりと甘いムードが二人の間を漂う。
「さ、イルカ先生、呑んで、のんで」
まだぼんやりのイルカのグラスにカカシはビールをそそいだ。
「ありがとうございます」
何時しかイルカの瞳は恋する瞳で彼をみつめていた。
そんなうみのイルカの不思議な1週間の出来事。
091222.
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はたけカカシはイルカの語る話の内容が理解できなかった。
イルカの話では、この1週間イルカの行くところには必ず自分が居たという
のだ。
(まさか)
「イルカ先生、俺は先週はずっと里外の任務で不在でした・・・何かの間違い
では?」
「そんなバカな・・・?」
トイレで会った彼、コンビニや保健室で会ったカカシさんは別人だったの
か?
そんなはずはない。
確かにカカシさんだったのに・・・・。
イルカはぞくぞくと鳥肌がたった。
里に居なかったはずのカカシさんと・・・・。
「まあ、イルカ先生、世の中には自分と似た人間が3人いるという話ですし」
”落ち付いてください”
少し青ざめたイルカを見てカカシは安心させるようイルカの肩をたたいた。
「カカシさん・・・俺はなにを見ていたのだろう・・・・・」
解明出来ない事実。
里に不在だった彼を見ていた1週間も・・・。
俺はどうかしているのか?
★明日へGO!
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「あなたが悪いんです!」
イルカはカカシに指をさして声を震わせた。
大きな黒い瞳は涙でいっぱいだ。
「はぁ?」
カカシは当惑した。
自分はいったい何をしたというのか?
イルカ先生を泣かせてしまうような事をしたというのか?
「とぼけないでください。・・・毎日、1週間も俺の周りをうろうろしたと思えば、
いきなり姿を消すなんて勝手です」
腹が立つし悲しいかった。
どうして?
涙が止まらない。
気になって仕方なかった。
彼の事で頭が爆発しそうだ。
何時しか、イルカの中ではたけカカシを好きになる感情が芽生えたのだ。
恋はある日突然襲来する。
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先日お芋をほりました。初体験です。炊飯器で炊くと旨いですね★
WJ、ヤマト隊長が捕らわれの身です。
しかも、変態的なカブトとマダラ。
「ああ〜どうしょう、このままだとボクの貞操が危ない!助けてカカシ先
輩!!」
しかし現実にヤマトを助けたのはキラーピー様。
おもわず、男らしいピー様にトキメクヤマト。
ピーテン新しいカップリング誕生!
以上JAMのWJの感想です。
すみません。
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”カカシさんどうしたんだろう”
いざ姿を見せなくなると何となく不安だった。
カカシの事が気にかかる。
(長期の任務かな?)
人間は勝手なのだ。
毎日現われるたびにぞっとしていた彼が、現われないとなると、寂しいのだ
から。
イルカは夢中ではたけカカシの姿を探した。
コンビニ、アカデミーのトイレ、保健室、何処を探しても彼はいない。
イルカは上忍待合所を訪ねた。
今日は待機だとアスマさんから教えてもらったのだ。
待合室。
はたけカカシは長椅子で本を読んでいた。
そこにアカデミーのうみのイルカが飛びこんできた。
「イルカ先生?どうされました、こんなところで?」
カカシは本を閉じた。
中忍のイルカ先生が何故ここに?
イルカの表情は暗く思いつめているようだ。
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恐怖はその翌日からはじまった。
スーパーで書店で、アカデミーの校庭でトイレで、イルカが行く場所には必ず
はたけカカシがひょっこり現れるのだ。
一楽にも彼は出没した。
まるで里中がはたけカカシだらけのように・・。
げっそり、イルカの恐怖は一週間続いた。
気がつくとイルカは少しウエイトダウンしていた。
(ああ〜消耗している)
イルカはアパートをへたれながら出た。
また今日も何処からか、ぬぼ〜っとあの人が現われるのだろう。
しかし、ぱったりとはたけカカシはイルカの前に姿を見せなくなった。
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早退した帰り道、イルカは行きつけのコンビニに立ち寄った。
夕飯におにぎりでも買っていこう。
”ばったり!”
イルカはフリーズした。
コンビニでは、またもやはたけカカシが雑誌(18禁)を立ち読みしていた。
確かこの人も保健室で休んでいたはずなのに・・・。
”ひい〜〜〜〜!”
イルカは逃げ出した。
一日に三度もありえない。
偶然は何度も続かない。
もしかして、カカシさんってストーカーなのか?
いや、偶然だよ・・・俺の考えすぎ、そうだ考えすぎだ。
イルカは自分に言い聞かせた。
結局おにぎりは買いそびれた。
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「イルカおまえ、大丈夫なのか?」
受付に戻ると同僚が心配顔でイルカを見た。
「うん、ちょっと・・」
「顔色悪いし、保健室で休んだらどうだ?」
”そうだね”
イルカは上司に許可をもらい、受付のある建物内の保健室を訪ねた。
少し休めば回復するだろう。
イルカはベットを借りた。
ふと、隣のベットに銀色の髪。
「カ、カカシさん!?」
「いゃあ〜今日はよくお会いしますね・・・俺も腰痛で」
何だかいや〜〜〜。
イルカは毛布をかぶった。
うとうととイルカは眠りこんだ。
この処残業が続いていて疲労していた。
その日、イルカは早退をした。
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「遺伝子」更新しました♪ |
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”ゴロゴロ”
昨夜からお腹の調子が悪い。
うみのイルカは受付のカウンターを抜けてトイレに向かった。
もう朝から何度目だろう。
(まいったな)
手を洗いトイレから出たイルカはばったりと上忍のはたけカカシと会う。
はたけカカシはイルカの元の教え子の担当上忍だ。
「やあ〜イルカ先生、今日は5回目ですね」
「げっ!」
何という事を言い出すかと思えば、
(見ていたのかこの人?)
「そう、よかったらこのお薬どうぞ。・・・俺も飲んでいる胃薬でよく効きます」
カカシは薬の袋をイルカに渡した。
(ぞおおっ!)
朝から5回目だなんてどうして、カカシ先生がそんな事を知っているのか?
もしかして朝からずっと・・・・・
想像すると余計お腹がごろごろした。
★明日へGO!
拍手を沢山ありがとうございます。
遊びに来てくれてありがとう!
今日は一番でNARUTOの新刊買いにいきます♪ |
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WEB拍手に「よりそって」を更新しました。
拍手しばらくいじってなかった。
ネタメモの「貯蓄」何故だか今朝UPしたんですが、途中から文字色が化けて
います。
わあ〜
「貯蓄」を書いた当時、某電機屋さんに行ったのです。話しの中に名前はで
ています(苦)
多分昨年の今頃そこに行く事があり、それで書いたものかな?
なんて、安直な話ですが、
急激に寒くなりましたね。
あのうだる暑さが嘘のようです。
我が家では、ストーブやら、こたつやら、衣替えなどをしました。
ここ2ヶ月はあんまり書き書きできませんでした。
少し、妄想を貯めこんで一気にごおおおお〜っと吐き出すといいのかな?
禁煙ですが、今のところ半分まで減り、停滞しています。
がんばらねばなあ〜
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一月後。
ナルトに貸したお金もヤマダ君に貸したお金もイルカの元に戻ってきた。
ついに、あれを買う日が来たのだ。
イルカはこつこつと貯めたお金を握り、電気店に走った。
夜。
「イルカ先生、今戻りました」
イルカのアパートに帰りカカシが目にしたものは、
狭いアパートの台所の一面にずど〜〜〜ん、と置かれた。
「業務用冷蔵庫」
(これ一般家庭ではないよな普通!)
そうイルカに突っ込みたかったが、
イルカはドアを閉めたり開けたりとても満足そうだった。
「ねえ、見てください凄いでしょう、カカシ先生」
「はぁ・・・・」
(ヒクヒク)
「でも中に入れる食料が全然なくって・・・」
”ははは”
イルカは明るく笑った。
こつこつとラーメンで節約して貯めたその貯蓄で買った冷蔵庫。
それは計画的でもあるようで、実は無謀な買い物なのかもしれない。
さあ、スーパーに走れイルカ先生!
091206.
拍手をありがとうございます♪ |
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