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「ランチタイムの悲劇」後編。3.
翌日。
カカシは上忍待合所でゲンマと会った。
ゲンマは普段はクールな男だが、最近少し変だった。
「カカシさん。来週の忍務楽しみですね」
紙コップのコーヒーを飲みながらゲンマはニヤリと笑った。
「そう?たいしたことないでしょう?」
イチヤパラを読みながらカカシは答えた。
そしてその来週がやってきた。
(ねむい)
(ねむい)
イルカ先生は目覚ましのベルを止めてベットから這い上がる。
張り切って、
今日はオムライスを作る。
同じ容器に同じものを2個作った。
ついでにそれを包むバンダナも同じ柄だった。
それしかなかっただけなのだが、
そして瓜二つの双子の弁当が完成した。
ライドウが朝直に取りに来る。
そしてもうひとつの弁当を大事にカカシに届けた。
「ありがとう、イルカ先生楽しみです★」
面倒な忍務の日もこれさえあれば、違う。
カカシは張り切ってでかけた。
★明日へ。
拍手を有難うございます。 |
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「ランチタイムの悲劇」後編。2.
「なあ〜頼むよお〜イルカ〜〜」
「ええ・・・でもお・・・」
受付から出てきたイルカを特別上忍のライドウが待ち伏せていた。
「ゲンマが五月蝿くてさ〜おれもお前の愛情弁当が食べたいって、だいたい俺がそんなの出来るタイプじやないのに」
「断ればいいだろう」
(もう〜早く帰りたい)
「だから一度でいいんだかわりに、作って!」
ライドウはイルカを拝みたおした。
ライドウが作ったことにして、イルカがかわりに作る。
「お礼は高いからな」
イルカは腕を組んだ。
「了解。一楽で食い放題」
まあ〜仕方ない。
イルカは安易にライドウの頼みを受けた。
弁当は次ぎの月曜日。
スタスタ。
イルカは急ぐ、カカシから今日のランチの感想がききたい。
「もう〜それは最高でした。みんなの羨ましがる姿なんて、大変でした」
イルカはほっとして微笑む。
「またお願いします・・・今度は来週の月曜日」
「はい」
あれ?それはライドウに頼まれたのと同じ日ではないか。
まあ〜いいか。
カカシからのお土産を御馳走になりながら頭の中でメニューを考えるイルカだった。
★明日へ。
拍手をありがとうございます。
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「ランチタイムの悲劇」後編(全4話)1.★先週の話のその後。
そわそわ。
イルカは気がつくと、壁の時計ばかりを見ている。
(カカシ先生どうしたかな?)
朝、頑張ったベーグル弁当。
カカシ先生が喜んでくれるのなら。
この日は受付もあまり混雑せず、ただあまり暇すぎもだるい。
(まだ3時)
お茶を取りに立つ。
ゆっくりと時間が流れていく。
とんだ、一日だった。折角のイルカの手作り弁当も結果、サラダだけしかたべれず、
皆から分けてもらった食料で腹をみたした。
ガイからもらった生肉のせいか少し腹が痛い。
カカシは帰り道、里の洋菓子店でケーキを買う。
イルカにすまない、でも本当の話は出来ない。
せめて、それは食べ損ねた罪の意識からの土産だった。
よく、外で亭主が女と遊んだ後に妻に土産を買って帰るという、まあ〜少し飛躍しているが、
★明日へ続く、
拍手を有難うございます。今日オンリーの夢を見た。ところが、そこは同人の即売ではなくカカイラーが集まっての大宴会でした。沢山テーブルと椅子があったり、御馳走を大勢の人と集う?宴会でした。
でも楽しかったような?
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「セカンドシーズン」4.
咲き乱れる薄いピンク色の麗しい花。
人々はその下にシートをひいて、今年もにぎやかな祭りがおこなわれた。
イルカは一人、その中をぬうようゆっくりと歩いた。
だらだらと公園の裏の坂道を登った。
確かこの坂の上にはあまり人に知られていない桜のスポットがある。
イルカは汗ばんだ額をぬぐった。
そして上を見上げた。
ピンクの天井。
例えようのない、花の天井。
少しずつ、前に進もう。
それでいい、自分に出来る範囲でやっていけるのなら。
俺たちの恋もそろそろセカンドシーズン。
イルカはピンクの天井をカメラにおさめた。
青い海と青い澄んだ空のもとで、一人奮闘する、あの人に送るために。
”カカシ先生。俺は今、こんなにも元気です”
090318・
★セカンドシーズン、ほんの少しだけ今の自分の気持ちとリンクしています。
拍手をありがとうございます。
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「セカンドシーズン」3.
(半月か・・)
イルカは先日本屋で手にした「観葉植物」の本をとりだした。
最近よくこの本を読む。
ただ一人きりで過ごす時間を使用して彼に何かしてあげれたらいいと思う。
そろそろ・・・・。
”ずっと一緒にいたい”
”抱きしめてほしい”
初めはそんなことばかり考えていた。
カカシ先生からそそがれる愛情を深く望んだ。
でも、今はほんの少し変化した。
それは一方的に求めるものよりも深いものだと最近やっと気がついた。
次ぎにあの人に会ったときまで、
出来ることから始めてみよう。
★明日へ。
拍手を有難うございます。
今日は長崎のお土産をいただいたです。「カステラ」本場のははじめてかも。
わくわく〜★何故かカステラとサイダーをいただきました。本当に嬉しいです。
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「セカンドシーズン」2.
イルカは壁のカレンダーに印をつけていた。
赤い丸のついている日はカカシ先生と会えたしるし。
今月はまだ1つしか丸がついていなかった。
”あ?”
イルカは外に気配を感じて窓をあけた。
カカシの忍犬名前は「ウーヘイ」がそこでイルカを待っていた。
小さな籠をくわえている。
「ごくろうさま」
籠の中に白い饅頭と手紙。
イルカはウーヘイの頭をなでて何度も礼をいった。
忍犬は再び飛んだ。
『イルカ先生。
そろそろ里は暖かくなってきたころですね。
青い海のあるこの土地は空も青く澄んでいる、ただ人々の心は殺伐として寒いです。
長期にわたる戦いの爪あとが、人々から笑顔を奪っていくのでしょう。
後、半月この地の治安が安定したら戻ります。 カカシ』
せつないな。
手紙からは寂しさとを感じとれた。
★明日へ。
拍手をありがとう。この連休はお墓まいりずくしで終了です。今日はずっと会いたかった叔母にこれから会いにいくです。なんだかんだいっても自分の親族って大事ですよね〜。
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「セカンドシーズン」1.(全4回)
今年の桜の開花も寸前。
早いものだな・・。
冬場によく着たセーターを洗濯しながらイルカはテレビをつけた。
”今年は一人か”
カカシは現在忍務。
青い海と青い空の綺麗な他里。
そうそう、戻って来てもいらんない。
一人で歩いて花を眺めようかな。でも一人で見る花より二人で見る花の方がきれいだけど。
「どうだい、週末みんなで、ぱっと花見なんてのは?」
何時もハイテンションのライドウがイルカを呼びとめた。
「え・・・・・」
お祭り好きの仲間たちの考えそうなこと。
「でも・・・俺は休みに用事があるから」
イルカは断った。
パッと騒ぐ気分ではなかった。
「あんまり、騒ぎすぎもほどほどにしないと、かえってストレスのもとですよ」
何時だったか、カカシ先生がそんな事をイルカに言った。
適当に、時には一人になってだらけて過ごすことも時には必要だと。
★明日に続く。
拍手を有難うございます。 |
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「ショートミステリー」後編更新しました★
イベント終わったら、ぼおおお〜〜っとしてしまいました。
まあその次ぎへの支度へ入ってます。
本日はこれからお墓に参ります。
彼岸です。雨がうざいですが、
イベント後、襲ってくるのは「ぼんやり」しばらくはこのまま動かないでいたいです、でもそんな訳にはいきませんので、冬になると冬眠したい、春には眠りこけたい。
このところ、少しずつ連続で関連した内容の夢をみます。
電車がでてくる。各駅のJRに乗っていました。その後にその電車から降りた。
電車の夢を見る時は何故だか、生活が変わる前触れで、(怖)そんで降りたから、もう〜何かやめてしまう、とかとうたぐいなのかしら?って春コミ前に思いました。
春コミの後その続きをみました。
JRから何と新幹線に乗って走っていました。
眠りの浅い人は夢をみるんだけど、存在意識からのメッセージだといいます。
そんなんで、春さきには、不思議があると、今回はそんな話題でした。
拍手を有難うございます★
夕方やっとお礼画面(拍手)のバージョンをかえました。今度もこりずに仔カカイルです、次回は大人にしたいです。あんまりやらない「うっふう〜ん」なのとか(笑) |
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「ランチタイムの悲劇」前編。3.
屋上からカカシは落下した。
まあ〜それ位でどうにかなる彼ではなく、軽く地面に着地した。
”べちょっ”
たった一つだけの残りのベーグルは悲惨な音をたて、つぶれた。
無惨だ。
(しゅん)
重く肩を落として、奈落の底におちているカカシに仲間たちは親切に自分たちの残りの食料をわけてくれた。
ガイからもらった生肉も食べるとまあまあいけるもんだった。
頑張ってくれたイルカ先生にはすまなかったが、カカシは唯一無事だったサラダをかみしめた。
近頃では自分の奥様にもお弁当を作ってもらえない御主人も多いですが、お手製のお弁当って夢がありますね。
★後編は来週あたりにUPします。
090304.
★拍手を有難うございます。
STORYは明日あたりの予定です。今、部屋でボールペンが爆発するという事件で、手が真っ黒です〜
ぼちぼちと、次ぎの本の編集にはいっています。そういうことだけは豆だったりして、
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「ランチタイムの悲劇」前編。2
カカシは仲間から少し離れてイルカのお弁当を開いた。
箱は2つ。
ひとつには丸い形のパンにハムや卵がたっぷりの美しいサンドイッチ。
(へえ〜すごい)
そしてもう一つは温野菜のサラダ。
イルカの努力の成果にカカシはじ〜んとなる。
そういえば、一年前のことだが、ランチボックスに「ラーメン缶」が入っていて死ぬほど驚かされたものだ。
「やるじゃないイルカ先生、ベーグルなんて」
仲間が集まってくる。
「どれもらうか」
ぬう〜っとカカシのパンにごつい腕が二本のびた。
ガイとアスマの手だ。
「や、やめろ!!」
カカシは焦った。
ベーグルはもう残りひとつだ。
”奪われてたまるか!”
カカシは箱を持ち部屋を飛び出した。
屋上に上がる。
(あああ〜〜)
少し冷えるがここなら安全だ。
残りのベーグルを手にカカシは背中に屋上のフェンスによりかかった。
”メリメリメリ”
カカシの背中のフエンスがもろく崩れた。
”ひゅゆう〜〜〜”
★明日へ。
はくしゅをありがとう。「ラーメン缶」懐かしい〜もう忘れられているとは思いますが、
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