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「あの日と同じ雨」5。
「ええ〜でも、俺何と言うか女性って理解しがたくて、それに面倒だし」
カカシは問題発言をした。
「えっ?」
「いえ、嫌いではないんです。ただナカナカこの年齢まで本当に好きだと思える相手に出逢っていなくて・・・」
イルカは鼻の傷をポリポリかいた。
「難しいですよね。結婚となると。・・・俺だってまわりに若い独身の女性はいるけど、俺みたいな不器用な男じゃあ・・・・」
「五代目に三日以内にこの中から一人選べですって・・・そんな事いわれてもねえ」
「カカシ先生はどういうタイプが好みなんですか?」
「俺は誰にでも優しくて明るい、そう、あなたみたいな人です!」
”ズド〜ン”
カカシはストレートに直球を投げた。
イルカはコケタ。
二人は店をでた。
カカシはイルカを自分の住居に誘った。
イルカは断ったが、
最高級のサーロインステーキがあるんです、と言われ、カカシの作戦に乗ってしまった。
雨はようやくやんできた。
カカシはせっせとキッチンに立つ。
その隣でイルカがサラダを作ってくれている。
”俺にも何か作らせてください”
とても素敵な事を言う。
優しくて、
明るくて、
かわいくて、
カカシの中で「イルカ嫁計画」の構想が出来あがっていく。
★明日へ
拍手をありがとうございます♪
夕べはもろもろアニナル観そこなってしまいました(泣)
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「あの日と同じ雨」4.
「名門女子ファイル」を片手にカカシは部屋に帰る気力もなく街にでた。
もう夕方で酒場はあいていた。
木ノ葉の忍たちにも人気の高い安くて旨い居酒屋に入る。
客はまだまばら、その中にカウンター席に一人酒を呑む、またもや天使と会った。
「イルカ先生」
今日はついている。
イルカ先生に二度も会えるなんて、
「よくお会いしますね」
イルカはビールでホッケを食べていた。
カカシは当然のように隣の席に座りこむ。
イルカは酒で顔が赤い。
近くでまじまじと見ると黒い大きな瞳は潤んでいた。
少し色っぽい。
「しばらく任務で留守にしていたら、部屋がとんでもないことになっていました」
「え?」
「洗濯の山。埃の山・・・・そしたら俺の世話をやいてくれる可愛い人がいたらなんて」
「そして、お見合いですか?」
イルカはカカシの荷物のファイルが何だか知っているようだった。
★明日へ
拍手をありがおとうです★
脳のストレステストをしました。酷い結果です。ストレスというか、脳やばいですねえ〜あわわ〜
「メモリアルフィバー09」UPしました★今週、来週とイルカ先生のお誕生日記念です。
ちなみに来週は真面目です(苦笑) |
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「あの日と同じ雨」3.
「何時もながら、何時間待たせるんだ!」
”ずど〜ん”
怖い、怖い五代目。
「いえ、ここに来る途中ATMでおばあちゃんが、振込みそうになっているのを止めていたら」
”ははは”
カカシは笑った。
「ガイと同じ嘘はつくな」
「スミマセン」
綱手四角いファイルの束をカカシに渡した。
「これ、お見合いですか〜」
なんと、強制的お見合い。
「どの娘も木ノ葉の名門の娘だ。おまえには勿体ない娘ばかりだぞ」
「はああ〜〜」
めんどくさいなあ〜
全く呼び出されるとロクなことないよな。
そいいえば数日前ガイやゲンマにも同じものを渡していた。
「会うだけあってみたらどうだ。・・・・結婚もいいぞ」
「独身の方からそんなこと言われてもねえ」
「つべこべ言わずこのファイルから一名選ぶ、これが今回のカカシ、お前の任務だ!」
”へいへいへい”
カカシは一応口では返答してみせた。
お見合いなんて、冗談じゃない。
★明日へ
拍手を有難うございます。今朝は雨です。またもう少ししたら更新は夜にもどります(今のところ朝やっていますが)
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「あの日と同じ雨」2.
洗濯物をまとめ、掃除機をかけてカカシは部屋を後にした。
(ぐう〜〜)
カカシは空腹だった。
そういえば夕べも何も食べていない。
雨の中歩いていると何処からか風に乗ってかぐわしい匂い。
(ラーメンだ!)
そうだ「一楽」
報告はその後でいい。
カカシは「一楽」に向かった。
「いらっしゃい!」
そこにはテウチではなく、笑顔の素敵な天使さま。
「イルカ先生!」
「カカシ先生、どうもお久しぶりです」
「どうしたの?まさかアカデミークビとか?」
「ええ、そうなんです。俺転職しました」
「まじ〜〜?」
イルカ先生はにこにこしながら、カカシに味噌大盛りを出してくれた。
赤いエプロンが似合っていた。
事情を訊くとテウチは熱でダウンしてしまい、その間皆で交代で店を手伝っていた。
たまたま、この日はイルカの番だったのだ。
「どうぞ」
「あの、どんぶりに親指入ってます」
「ああ〜すみません」
天然にイルカは笑った。
(いいなあ〜この先生って)
明るくて、優しくて。
会うたびに思っていたことだが、
イルカの笑顔を見ながら食べる、イルカのダシ入りラーメンは腹にずっしりとした。
★明日へ
拍手を有難うございます。
次回の新刊ようのデザインをきっていました。夏とれるのかなあ〜〜これが問題です。
とれたら「白馬の王子様」という本を出したいです。
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「あの日と同じ雨」(全6回)
雨の音がぽつぽっと聞こえてくる。
もう、起きる時間だ。
重く疲れた身体を少しずつ起す。
昨夜夜半、任務は終了した。
今朝は報告に行く、そして五代目から「お呼ばれ」をしていた。
いったいどんな用件だかあまり気が乗らない。
(雨か)
傘をさして歩くのは面倒だ。
カカシはようやくベットから這い上がる。
カカシの部屋は散々だった。
ここ数日任務に追われ掃除はおろか洗濯もたまっていた。
何時だったかアスマが言っていたが「汚い部屋」に住むとろくなことはない。と、
そのとうりかも知れない。
カカシは着替えて口布を装着した。
上忍はたけカカシの姿となる。
カカシは部屋に脱ぎ捨てたノースリーブを拾った。
一枚、
二枚、
三枚、
黒のノースリーブは沢山持っていて暗部時代から愛用していた。
気がつくと同じ物ばかり集めていた。
(ああ〜俺も誰か世話をやいてくれる人がほしいな)
かいがいしく部屋の掃除やお食事の支度をしてくれる可愛い恋人。
そんな相手がいたらいい、
少しだけそんな事を考えた。
★明日へ
★拍手を有難う。暑いです〜今日は名古屋では30℃だそうです〜〜うへえ〜夏苦手です〜これからWJ見にいくです★ |
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「飾りたい!」更新しました。
STORYとネタメモ(この頁)の壁紙をかえてみました。
どんなもんでしょう〜
もうすぐオンリーです★鎌田にはあまり行くこともないですが、楽しみですね〜
オンリーのアンソロとかも楽しみ。
そう、だから今月はがっちり無駄使いしないよう〜
イルカ先生のBD。のお話は今週後半予定です。
ラーメンでお祝いです。
はくしゅ★をありがとう★ |
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「あの人の人生相談」(懐かしい)
「今日は木ノ葉の里にお住まいの26歳の独身男性からお電話が入っています・・・・どうしましたか、君?」
「俺、最近太ってしまって・・・・」
「ああら、でも健康的でいいんじやない〜」
「でも,きいてください、気がつくと電子釜一杯のご飯を食べていたり、夜中にう○棒を食べだすと止まらなくて〜〜〜不安です」
「そおお〜大変だね。それは何かストレスがたまっているんじゃない、心当たりは?」
「はい・・・何処に居ても誰かに見られているような気がするんです・・・お仕事から部屋に帰るとお膳の上に出来たてのラーメンがあったり、誕生日に薔薇の花が贈られてきたり、それからこの前なんかアカデミーの授業中に、ううううう〜〜〜」
「大丈夫ですか、わかったそんな君には強力なお守りとして湾岸テレビからズー○ンのぬいぐるみとそれから、ボクのクオカードおくるから、頑張って〜」←無責任
何を頑張れというのか?
ある26歳の青年の苦悩。
0804頃。
拍手をありがとうございます★
頑張れってつい使用してしまう言葉ですが、よく頑張る人に向かって言うのは酷ですね〜〜
私も最近はあんまり頑張らないようになりました。マイペースでいいんでないかな?なんて、オフライン活動も半分にしようかな?やっぱオンの方がむいているみたいです〜冊数出すより少なくしても自分的に満足のいける本に出来ればいいですねえ〜〜
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「天然素材」4.
”店主は純真な心の持ち主だった。
だからこそ出せる天然の味・・・・・・・”
カカシは記事を書いた。
翌日。
”カラカラ”
「へい、いらっしゃい〜」
カカシは「海豚屋」の前に立っていた。
素敵な笑顔の青年。
「イルカさん、俺もまた来ちゃった〜」
他の客たちと同様。
カカシもそこに通うようになった。
その後、店主イルカさんとの仲は進展していくのだろうか?
それは又、別の機会に・・・・。
「食も人間も自然が一番」
0803、頃、
拍手を有難うございます★最近仔が続いてしまった〜〜大人にもどします〜〜〜
来週からSTORYはイルカ先生お誕生日企画です(笑)
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「天然素材」3.
カカシはじっくりと店の中を見回した。
古いがよく手入れしてある。
レトロというタイプなつくりなのだが、
そこがまたいい!!
「ああ、これは!!」
カカシは思わず立ち上がった。
一枚のポスター。
それはスーパースター沢○研二。
「じゅりいいいいい〜〜〜」
カカシは心の底から叫んだ。
カカシは昼時のお客がひけるのを待った。
「取材させていただきたいんですが」
「本当ですか?」
「久しぶりに本物の美味いものを胆嚢できました」
”うるうる”
青年=イルカさんは涙ぐんだ。
「俺何か失礼なことを?」
「いえ、嬉しくって」
”何という可愛い人なのだろう”
カカシはドキドキした。
★明日へ
拍手を有難うございます★「じゅりいいい〜〜」
わかる人いるのかな?古いよ〜〜〜〜
★ノスタルジツクUPしました。 |
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「天然素材」2.
時刻は昼をまわった。
”カラカラ”
”カラカラ”
「イルカさん、きちゃったあ〜」
「俺もまたきちゃったあ〜」
近くのサラリーマンたちはとても嬉しそうだった。
カカシの前に「海豚定食」のトレイが置かれた。
刺身は鮮度がよく、艶やかだ。
貝の赤だしの味噌汁。
ご飯はふっくらとして艶のある白米。
そして大根の煮たものと何故かデザートに羊羹。
「ね、これで幾ら?」
「850円です」
「へえ〜」
カカシは一口煮物を口にした。
”ふわあああ〜〜”
まるで花畑にいるような甘い味わい、
一瞬にしてカカシは店主イルカさんの虜になった。
「イルカさん」
そう、ここに通う他の客たちと同じに・・・。
★明日へ
拍手を有難う★ございます★GW原稿進みませんでした〜ああ〜「海豚定食」私も食べたい。
GWも終わり、さあ〜オンリーじゃ〜〜うおおおおお〜〜(また吼えてみた)
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