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〔無茶だ!〕5.(全9回でなく10回にすみません)
”わああ〜〜”
イルカはゲンマとライドウに両脇を抱えられカカシの住居へと連行されてしまった。
カカシの部屋は初めて見たがイルカのボロアパートと違い広くてお洒落な部屋だった。
「どうぞ」
カカシはイルカにコーヒーをいれてくれた。
イルカはカカシを睨みつけた。
「御免なさい、こんな強引にする気は本当はなかった。でもこうしないとあなたここへ来てくれないと思ったから」
「犯罪です、カカシ先生」
「プリントは本当に作ります・・・・・実はね、ちょっと話がしたくて」
何故か風向きが変わってきたようだ。
真面目な話らしい。
それなら初めからそう言ってくれたら良かったのに。
イルカはコーヒーを飲んだ。
★明日へ続く
拍手を有難うございます★
この話後半が予定より長くなり、10回になりました。 |
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〔無茶だ!〕4.
「よう、イルカ。それにカカシさん」
それは特別上忍の不知火ゲンマと並足ライドウの二人だった。
「こんばんは。ゲンマさん、助かった」
上手く四人でまざってその隙に脱出できる。
「カカシさんもすみにおけませんね、ふふふ」
「ああ〜今夜はこの後イルカ先生と俺のお部屋でむふふ」
「それは羨ましいなあ」
なんて会話だ!
「助けてくださいゲンマさん、ライドウ。この人強引に自分の部屋に俺を持ち帰りしようとしているんです!」
”アハハ”
ゲンマとライドウは楽しそうに笑った。
俺は何かおかしな事を言ったのだろうか?
「なあ、ゲンマ、この間俺が会っていた赤い髪の女のメルアドいるか?」
(赤い髪の女?メルアド?)
「頂きます、・・・・良かったなイルカ、俺は二人を応援するぞ」
「ずるいですよカカシさん、俺にも誰か紹介してくださいよお〜」
すかさずライドウが言う。
「そうね。・・・イルカ先生を俺の部屋に連れてきてもらえたら、5,6人まとめて君にプレゼント」
「それは凄い」
★明日へ続く
拍手を有難うございます★
ゲンライ登場!!今回はカップルでないです残念。
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〔無茶だ!〕3.
「カカシ先生、はっきりと申し上げます。俺は男は趣味ではありません」
きっぱりイルカは言った。
「なら、俺がお色気の術であなた好みの女になります」
”ズル”
”駄目だこりゃあ”
「さあ〜イルカ先生、行きましょう夢のお部屋へ」
「酔っていらっしゃるんですか?」
「酔っているとしたら、君に」
その時、二人の座っている席の隣に知った顔の仲間が座った。
★明日へ続く
拍手を有難うございます★
明日はインテですね。行かれる方はおきょうつけて、いいなあ〜一月に私が行った時は寒かったです。
あの時は体調がよくなくて、当分遠出できそうにありませんが、また行けたらいいです。
観光もしたいです。でも「たこ焼き」と関西うどんが食べたいです。 |
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〔無茶だ!〕2.
カカシはニコニコと笑った。
「今夜は逃がしませんよ」
何気に瞳が鋭く光った。
これは獲物を狙う鷹の目だ。
「スミマセンカカシ先生、実は今夜は帰って明日アカデミーで配るプリントを作らないといけないんです、ではこれにて失礼」
立ち上がったイルカのベストを人間技とは思えないスピードでカカシは掴んだ。
「そしたら俺がそれお手伝いします」
「作るって?何処で?俺の部屋で?」
「いえ、木ノ葉の夜景が美しい俺の部屋でです」
(ひい〜〜〜〜〜)
このままでは食われてしまう。
ただでさえ、上忍はたけカカシが中忍のイルカに気があるとその噂も多くまわりから陰でヒソヒソされて迷惑なのに。
★明日へ続く
拍手を有難うございます★ |
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〔無茶だ!〕(全9回)
”君の瞳にお星様が光っている”
ある夜の居酒屋木ノ葉の中忍教師うみのイルカはその恥ずかしすぎる台詞にビールを吹いた。
”ぷう〜〜〜つ”
「あっ、スミマセンカカシ先生」
その恥ずかしい台詞を平然と口にしたのは木ノ葉の代表的上忍写輪眼のカカシである。
今夜は夕方報告にノコノコやって来たカカシに帰ろうとするところを捕まったのだ。
このカカシという男は白銀の髪に顔のほとんどを覆面でおおった見るからに怪しい男だった。
「あなたの吹いたビールならいくらでも、喜んで」
(狂ってる)
イルカは一時も早くこの場から逃亡することを計画した。
拍手を有難うございます★
「禁止」更新しました★
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〔雑記〕
夏の祭典も映画も行き私の夏は終わりました。
少しのんびりしたいところですが、現実はそうもいかず朝から回転しています。
黄色い半月は普段出さないタイプの話でこれは私なんかが書くよりもっと表現の細やかな人が書く話で恥ずかしかったの、
UPするかどうか直前まで迷ってでも、今出来る範囲を見てもらいたくて、
先週の設定ミスもホント恥ずかしかったです。
でも無理はしないタイプなんで自分なりの話を作ることにしています。
私は長い話は多分書かないというか書いてもUPしません。
読みきりをSTORYではしたいので、ネタメモも書き終えたものだけをUPしています。
ただおっちょこちょいだからミスをやらかして、これも精進します。(少しずつ)
本当に先週は申し訳なかったです。
夏コミいってやっぱりカカイル最高だと思いました。
カカシがいてイルカがいればそれで幸福です★ |
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〔黄色い半月〕10.
「カカシ先生」
ビールを呑んで顔を赤くしたイルカがちょこんとカカシの隣に座った。
「すみません、今回お土産ありません」
「もうう〜〜」
”ぷっ”
ガイと紅が二人を見て吹き出した。
シカマルは一人ベランダに出た。
アスマのライターに火をつけた。
今だ目にしみて口にもあわないのに何故か喫煙がやめられない。
「家庭かあ〜」
日常の温もりがあってそして初めて一人の人間でいられるのかも知れない。
ビックな先輩たちを横目に若い彼もちょっとだけ自分も心から癒してくれる恋人が欲しいと思った。
090116.
はくしゅをありがとうございます★
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〔黄色い半月〕9
昼間はこの日イルカは紅に編み物を習って過ごしたそうだ。
シカマルはふと、カカシの顔を見た。
ほっとしたような力がぬけたような安らかな笑顔。
あの岩のアジトで見た非情な顔を持つ同一人物とは思えない。
優しい目をしていた。
★明日へ続く
拍手を有難うございます。
歯茎が腫れてとんでもありません、18日の分今夜UPです。
今週やばい〜イベント後でよかった。
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〔黄色い半月〕8.
カカシはシカマルとオマケでついてきたガイと三人でカカシの住居に走った。
「あら、早かったわね」
ドアを開けたのは紅だった。
紅先生は最近は少しお腹も大きくなり、元気になっていた
イルカは任務に出たカカシたちを労う為カカシの好きなシチューを作っていた。
「どうぞ。皆さんご苦労様です」
輝くような笑顔だった。
カカシは皆の前で少し照れくさかった。
本当はすぐにでも抱きしめてあげたかったのだが・・・。
今は無理だ。
「もう〜紅先生、ご飯たべすぎです」
「やあね、これは私でなくお腹の子が食べているの」
「太って泣いても知りません」
楽しそうにイルカと紅は笑いあった。
三人は温かいシチューを口にした。
疲れた身体にしみわたるような、野菜の多いクリーミーな味。
三人はしばし夢中でそれを食べた。
★明日へ続く
拍手を有難うございます★
コミケ終わったら恒例筋肉痛に、情けない〜〜〜〜
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〔黄色い半月〕7.
三人は里をめざした。
「シカマル、報告すんだら俺のところへ来いよ」
「え?カカシ先生のところへ」
「おお〜すまないなカカシご馳走になるぞ」
「おめーに言ってるんじゃない、シカマルに俺は言ってんの」
カカシ先生の部屋にはたぶんイルカ先生がいるはずだ。
中忍でアカデミー時代によくお世話になったイルカ先生。
優しくてあったかくて、あの人の笑顔を見ているだけで自分まで笑ってしまう、
不思議な人だった。
そして現在はカカシ先生と付き合っている。
もう里の中では知らない人はいない。
カップル。
★明日へ続く
拍手を有難うございます★ |
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