今回も打ち込み井戸の紹介です。
この工事は掘り井戸の土壁の部分がごっそり剥がれ落ちて井戸の水面以上に埋まってしまい、水が出なくなりました。
庭の水まきに大量の水がいるようなので、水道では金額が多量にかかりますので、
打ち込み井戸を施工することにしました。
掘り井戸に入っていた管の長さから打ち込みの深さがわかるため大体の深さの目安はわかっていたのですが、水脈の幅が微妙な幅で細かい深さの位置合わせに苦労致しました。
下の写真で井戸パイプの中にさらにパイプを入れた写真がありますが、この作業行為によって井戸パイプの中の砂(土質)の状態を判断いたします。

下の写真は古い水中ポンプの入れ替え工事です。
5.5Kwの比較的大きいポンプですので、
引き上げには細心の注意をしながら工事を行いました。
今回は管と管の接続にフランジ式でしたので、まだ比較的安心して作業できました。
ねじ式ですと、古くなった管を引き上げるときに、錆びてポンプと管がちぎれて、
井戸の中に落ちるといった状況になることもありますから
非常に注意が必要です。
以前、そういった状況になり、ポンプが落ちる時にポンプからきているコードも一緒に引っ張られて、地上に巻いてあったコードに作業員が足を入れていて、作業員の足が切断された、といった話も聞きます。
なにしろ、井戸関係の作業は危険が伴います。

下の写真は。井戸埋め工事の写真です。
井戸の中の状態と掃除をしている様子がわかると思います。
このお宅では、庭のお手入れをきれいにしていて、思わず写真を撮ってしまいました。
下の写真にもある井戸枠に使われている石の撤去に時間がかかりました。

現場その1 井戸の中を掃除して中に入って井戸の底を撮ったところです

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下の写真は鑿泉井戸(機械掘りの代表 井戸 ビットと呼ばれる鋼製打撃筒で掘る方法)で深さ150M掘りました。この方法だと機械を据え付ける場所が必要です。
左上の写真でもわかるように機械が非常にデカイです。
このように機械を設置する場所と設置する上のところに障害物がないことが条件です。(機械の背が高いため)
また、工事にともない泥とかが飛び散りますので機械の廻りに養生が必要です。
(下の写真は養生撤去後の撮影です)

下の写真は井戸ウメ工事作業の状況です。
もともときれいな井戸で清掃作業はスムーズにいきました。
下段真ん中の写真は井戸の中に入れた砂を水で締めている状況です。

トップページでも書いていますが、ご家庭での使用をお求めなら、この工法の井戸をおすすめ致しております。
この工法はそれなりに限定された土地、地形の場所でしか出来ませんが、条件がクリア出来れば金額的にも非常におすすめの井戸です。
下の写真にあるお宅の御主人は「井戸を震災に備えて非常用として使いたいので、打ち込み井戸を作ってほしい」とのことで、工事を行いました。
土地的には、微妙な場所で水が出るか心配でしたが、うまく水を出すことが出来ました。
水は多量には出なかったのですが、生活用水等に使用するには十分に使えるもので御主人も大変喜ばれていました。
震災・事故等で水道が断水した時のことを考えると、井戸が有るということで安心感を得るのではないでしょうか。

(※震災等での使用を保証するものではありませんので、ご注意してください。)

今回は井戸埋め工事を紹介致します。
この工事は写真を多めに撮りましたから、作業の流れがわかりやすくなっていると思います。
深さ的には5〜6mといったところでしょうか。あまり深くはないのですが、普段使用していないようでしたから、ゴミ等いろんなものが入っていました。(^_^;)
流れ的にはゴミ等を綺麗に掃除をして、元掘っていたところまで土を出し、井戸目を取ります。
お払い等行い、目抜きした竹に御札をつけ、井戸に入れます。
そして、下から順番に井戸の土管を割って取り除いて、川砂を入る作業を交互に繰り返します。
途中、そのままでは雨で川砂が下がりますから、水を入れて人工的に下げます(水締め)
上記の土管を割って、川砂を入れ、水で締めるを地上に来るまで繰り返します。
地上まで砂が盛られたらもう一度お参りして、工事完了といった流れになります。
今回、施工した工事の流れも他の地方では変わることもありますので、注意してください。
上記で書きました、竹&目抜き! これが結構井戸埋めでは重要になります。
他の業者さんには塩ビ管で井戸の目抜きをして井戸埋め施工をしている方もいますが、
これは間違いです。(息抜きを目的に施工するなら塩ビ管でもいいです)
塩ビ管だと井戸の息抜きをずっと残すといった状態になります。
それでは井戸はなくなったことにはなりません。
本来、この工事は井戸の息抜きを作るというよりも井戸の土管が竹に変わり、竹が腐り井戸が自然に消滅していくといった状況にさせないといけませんので、塩ビ管では年月たっても腐らないので、
井戸は塩ビ管の状態でずっと残ってしまいます。
あともう一つは竹です。竹には節がありますので、貫通はしていません、そのままでは管の代わりにはならないので、竹の節に穴をあけて貫通させてから井戸にいれるようにしましょう。
あとそのままでは竹の口からゴミが入ってしまいますので、陶器製のものでフタをしてあげましょう。

今回は、打ち込み井戸の様子を載せることにします。
工事の流れとしましては、下の写真のようになります。
まず、打ち込む位置を決めて、やぐらを組みます。
やぐらが組みあがったところで、打ち込みを開始していきます。
時々砂の状態を確認するためにスイコで井戸の中の水、砂等の状態を確認致します。
打ち込んで、スイコをかけてを数回繰り返して適切な場所を探り当てます。
ある程度、深さが決まれば、手汲みポンプで水を吸い出し、水が落ち着くまで汲んで確認致します。
良ければ、沈殿機を取り付けてもう一度汲み続けて確認致します。
今回は、電動のポンプを取り付けることにしていたので、ポンプを付けて配管をして、水栓柱を付けて、完成といった感じです。
今回は、井戸が浅かったため、やぐら組みをいれて、一日半で終わりました。
こちらのオーナーさんも良い水が出てすごく喜んでいたのが、非常に印象深かったです。

手動式ポンプ汲み上げ動画
打ち込み井戸施工中動画
井戸工事、作業の様子

今回の更新では長い間更新が出来なかったため、2現場紹介したいと思います。

今回の現場も打ち込み井戸の設置工事を紹介したいと思います。
こちらのご主人は当社のホームページをご覧いただいた縁で仕事をさせて頂きました。
以前使用していた井戸が使用出来なくなり、新たに井戸を打ち込むといったことで仕事にかかりました。
深さ的には以前使用していた井戸の深さで判断できますが、今回は砂がよく汲み上げてくるようで、水量と共に砂の状態にも注意を払って行いました。
下の写真で手汲みポンプの絵で沈殿器付と沈殿器ナシの絵がありますが、沈殿器の有無でこんなにも水の色の違いがあるのがわかると思います。
この施工中に新潟地震があり井戸の施工等の問い合わせやホームページのカウントが急に増えだしました。
今回写真と共に、デジカメでのビデオ撮影も撮りましたのでご覧になって下さい。
少々重いかもしれませんが、ご了承ください。