岸壁ユニット in 洋光台

2022年4月10日(SAT)
横浜 Piano Cafe & Bar - Skywriter


岸壁ユニットが実に2年6ヶ月ぶりにライブを決行した。
と、岸壁ユニットのライブレポートの冒頭に、毎回同じような事を書いるような気がするが…。(爆)
まぁ確かにここ数年の活動記録を眺めると驚く程の間隔ではないけれど、ソロも含めた自身のライブの記録を見ても前回から2年2ヶ月が経過しているから、これは世界中を震撼させた新型コロナウィルスの影響であることは言うまでもない。
お陰でこの2年あまり、周りを取り巻く環境は大きく変わってしまった。
音楽活動に対する考え方も十人十色で、正直、以前のように気の置けない仲間が集まって楽しくワイワイ…的な機会も激減…いや、ほぼ皆無となってしまった。
世の中に明るい兆しが見え始めて、少しずつ音楽活動を再開する仲間が増えてきても、自分自身は故あって完全自粛を貫いていたからなおさらだ。
でもまぁ、なんとなく「置いて行かれた感」はあっても、ストレスが溜まるとか、焦りだとか、そういった感覚は全く無かった。
ギター1本あればどこでも唄えるし、腹の底から声が出せないプチストレスはあっても、基本、歌が唄えればシアワセだったから、こんな世の中になって改めて「音楽やってて良かった!」って、しみじみ感じる今日この頃だ。

コロ助のお陰で思わず枕が長くなってしまった。
話を元に戻そう。
えっと…なんだっけな?(爆)
そうそう、岸壁ユニットの久々のライブの話だ。
世の中がひっくり返っているその真っ只中、なんと相方のにしやんが、何を血迷ったか(笑)自分の店を出してしまった。
いや、まずは彼の英断に拍手を送ろう。
そして、せっかく相方が夢のお城を持ったんだから、岸壁も少しずつリハビリ始めましょうか!
と、当然の流れで話が盛り上がり、今回の話に繋がっていく。


会場は当然のことながら相方の夢の城、JR根岸線洋光台駅前にある「Piano Cafe & Bar - SKYWRITER」。
店主の風貌には似ても似つかないシャレオツなお店だ。(笑)
今回のライブは、彼がこのお店で指導しているドラム教室、ベース教室の生徒さんの発表会を兼ねており、岸壁ユニットの他に多彩なアマチュアミュージシャンが花を添える。


定刻の午後1時、まずはトップバッターの「ユニッHAL」の演奏でその幕を開ける。
ピアノ&ボーカルのはるちゃんに、音友・伸さんがベースで、店主にしやんがドラムでサポートに入り、合間にサックスのヤクザ伊藤さんが絡むという豪華絢爛ぶり。
油断してたら、にしやんがハンドマイクでリードボーカルを取るというレアな見せ物(?)も…。(笑)
ちなみに伸さん、今回のライブではホストにしやんにこき使われ(?)ほぼ出ずっぱりの大活躍!


2番手はその伸さんと、パワフルなボーカルがとても素敵でカッコいいひとみさんのデュオ、「Bitter Smile」。
実は、2年半前の前回岸壁ユニットライブは、Bitter Smileが銀座で定期的に開催しているライブにゲストとしてお呼ばれしたステージ。
いやいや、流石に岸壁は少し錆びついている感が拭えないが、Bitter Smileのサウンドはコロ助騒動も何のその!全然色褪せない音とステージが、暫くぶりに娑婆に帰った身にはかえって新鮮な感じがする。

Bitter Smileの演奏の後は生徒さんユニットが発動。
まずはSKYWRITERに無理くりベース教室を開講させたToshiさんがベース片手登場して弾き語りを披露。
バックを固めるにしやん、伸さん、はるちゃん、ひとみさんが、ドラムやらギターやらボーカルやら…入れ替わり立ち代わりサポートする。
途中、ドラム教室の生徒さん、みきさんも「雨上がりの夜空に」で1曲だけ加わる。

生徒さんPart1に続いて、ギター1本洋楽カバーでお馴染みの西屋さんが登場。
ピアノのはるちゃんのサポートも入り、いつものパワフルかつ繊細な歌声を披露してくれる。
いや、久しぶりに西屋さんの歌声を聴かせてもらったが、普段唄ってる人はやっぱり衰えというものを知らない。
今回ははるちゃんとのコラボで新境地を開拓!?

西屋さんの後は、生徒さんユニットPart2へ。
ベース教室のももっちさん、ドラム教室のみきさんが登場し、豪華助っ人陣がサポートに入る構図。
このパートでは私ひさも駆り出され、「雨を見たかい」」と「横浜ホンキートンクブルース」の2曲を唄わせていただく。
どちらも普段唄わないジャンルだから、ちょっとだけ緊張。(笑)

そしてこのライブをトリとして締めくくったのが我が岸壁ユニットだ。
2年半もブランクがあるんだから、トリはもっと実力のあるユニットにお任せすべきなのだが、そこはやはり店主をメンバーに持つ我々の務めか…。
せっかくだから、コア2ピースに、伸さんとヤクザ伊藤さんに、それぞれベースとサックスで加わってもらい、いつもよりちょっと賑やかめな岸壁に。(笑)
いや、流石にポカが多くお客様には耳障りな部分も多かったかもしれないが、やってる本人は久々のステージが楽しくて仕方がない。
という訳で、岸壁ユニット、初めてボーカルひさの地元、洋光台の空に昇天!


こうして岸壁ユニットの2年半ぶりの出演ライブは、大盛況のうちにその幕を閉じた。
いや〜、言い訳に聞こえてしまうかもしれないけど、今回のライブは少々のミスはご愛敬!
何よりもまたステージに戻ってこれたという充実感が、心地よく体を突き抜けていく岸壁ユニットであった。
やっぱりライブはサイコーだ!

この先、感染状況はまだまだ予断を許さないだろうが、少しずつでもいいから日常が戻ってきますように…。
出演の皆さん、駆けつけてくれたお客様、みんなありがとう!
にしやん、こんな素敵な仲間たちの為に、頑張ってお店守ってね!(笑)



■演奏曲目

■共演

Piano Man

Just The Way You Are

New York State Of Mind

Honesty

She's Always A Woman

Say Goodbye To Hollywood


ユニットHAL

Bitter Smile

西屋晋ユニット

Skywriter 生徒さん



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