3番手として登場したのは、焼津を拠点に活動している「CAROL's」の面々。
バンドネームを聞いただけでも雰囲気がビンビン伝わってくるが、ステージ上のビジュアルは、まさに筋金入りのロックンローラーだ。
いやいや、こういう音楽はストレートに気持ち良いが、歳と経験を重ねて円熟味を増したとでも言おうか、気負いが無く、それでいて力強いそのステージングはまさしく王者の風格。
実はフォークソングおじさん、こういうのも大好物だったりする。(笑)
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70年代を彷彿とさせるロックンロールショーが終わると、いよいよ我がM♂EXPRESSが登場!
という予定だったが、なんせ機材にこだわる大所帯バンドだから、セッティングにもそれなりに時間がかかる。
という事で急遽、M♂EXPRESS専属のPAマンが指導している高校生シンガー「モッツァ」を、繋ぎとしてステージに上げる。
派手なロックンロールの後に朴訥な弾き語りと…いうギャップをちょっと心配したが、これがなかなかどうして!
高校生らしからぬ堂々としたステージで会場ウケも上々、想定外のアンコールもいただき、一躍シニア客のプリンスに。(笑)
なんだ、沼津にも骨のある若いヤツがいるじゃん!
今度是非横浜に呼ぼう。
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そんなこんなで、いよいよ大ラス、M♂EXPRESSのステージに。
前回のライブから、ドラムが変わり、コーラスが変わり、サックスも変わった。
ピアノは相変わらず空席で、今回も(自分的には不本意な)打ち込みでの対応となったが、それでも総員9名の大所帯、この界隈では比較的ステージの広いハコだが、全員が登壇するとやっぱり狭い…。
これじゃ派手なパフォーマンスができないじゃんか!(爆)
客席は、ほぼほぼM♂のお客様で満席。
その客席を前のバンドが盛り上げて温めてくれたお陰で、会場は初っ端からオーバーヒート状態…これで気持ちが乗らない訳がない。
ところが…逆にそれが仇となったか、メンバー全員が1曲目から何かしらのポカを連発…。
リードボーカルに至っては、なんと!歌詞を一行飛ばしてしまうというあり得ないミス…。(爆)
決して緊張している訳ではないので、その後徐々に気持ちをクールダウンして何とか立て直したが、一時はどうなる事かと…。(汗)
角松のナンバーは1曲の尺が長いので、MC少なめにしても全7曲演奏して1時間弱かかる。
メジャーヒットが少ないミュージシャンだから、聴いているお客様の真意は測りかねるが、その小一時間を目いっぱい盛り上げてくれたオーディエンスのお陰で終始気持ちよく演奏できたメンバー一同…。
最後に嬉しい(お約束の?)アンコールをいただき、「No End Summer」でこの長丁場のライブを締めくくった。
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途中書いたが、沼津ではアマチュア音楽シーンの地盤沈下が止まらない。
自主企画で対バンを募ってもなかなか集まらないし、バンドでライブができるハコも、気づけばいつの間にか閉店している。
何よりも、僕らが若かった頃にあれだけあった楽器店が、今は殆ど閉店してしまっている。
何とも寂しい限りだが、でもこうしてライブを企画してみると、個性的で熱いヤツらがまだまだ沢山いる事が判った。
地方創生…などという堅苦しい話は政治家のセンセイ方にお任せするとして、こういう仲間たちのパワーを結集できれば、ジジィも若者も、みんながもっともっと楽しめる街になるんだろうな。
M♂EXPRESS、微力ながらこれからも頑張らねば!
次回、「THE 夜会」をお楽しみに!
〜〜特別公開!〜〜
今回、このライブを全編ノーカット特別編集バージョンでYouTubeにアップしました。
是非ご視聴下さい。
↓↓↓
M♂EXPRESS LIVE in NUMAZU
※個別にカットした画像は下の演奏曲目からリンクしています。
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