東西対抗歌合戦 in 追浜
〜 「音楽に恋して」 50回記念歌会 〜

2018年4月28日(SAT)
横浜 フォーク酒場ぼっけもん



JULYの相方・ちいさんが主催し、毎月第二土曜日に開催されている歌会、「音楽に恋して(通称:音恋)」が、めでたく50回の節目を迎えた。
これを記念して何かやろう!という話が持ち上がったのは、何事もトコトン楽しもう!というお祭り好きが集まっている歌会だから、まぁ当然と言えば当然の成り行きかもしれない。
結果、この歌会から派生したイベント、「なりきり劇場」のテイストを織り交ぜた、「東西対抗歌合戦」という形に纏まった。
早い話、出演者を東軍と西軍の2チームに分け、東軍は東日本出身のアーティストを、西軍は西日本出身のアーティストをピックアップして、それぞれ2曲ずつ、対抗戦形式で進めていこうという趣向だ。
こういうイベントになると、出演者一同、前のめりで気合が入るから面白い。(笑)


開演時刻の午後1時、まずは音恋の立役者、ちいさんによる開会の挨拶。
何故かベイスターズ応援モードの衣装で登場する姐さんだが、音恋1回目からのエピソードを感慨深く語る姿は、まさに「音楽に恋して」!
音恋にもベイスターズにも惜しげもなく愛を注ぐ姐さん、素敵です!(笑)

姐さんの挨拶が終わるといよいよ歌合戦の始まり!
と、その前に…。
実はこのイベントの裏でもう一つの大きなPJが動いていた。
そう、トップの画像を見ていただくと判ると思うが、音恋の50回を記念して、みんなでオリジナルテーマソングを作ろう!という企画だ。
元々は、ぼっけもんの新企画として、オリジナル曲を作ったことがない人にその楽しさを知ってもらうってどう? …という漠然とした提案だったのだが、それなら、まずは音恋50回記念テーマソングをみんなで作ろう!とトントン拍子に話が進み、このPJが決まった次第。
速攻マスターの靖さんがメロディとサビの部分の歌詞を作り、みんなに「音楽に恋して」をお題に詞を乗せてもらうべく募集をかけたところ、なんと!予想を大きく上回る13もの作品が集まった。
当初はこの中からみんなでチョイスして1曲に纏めようという計画だったのだが、集まった13作品全てがそれぞれの愛に満ち溢れ、どれひとつ取ってもボツにするのは忍びない…。
という事で全て採用!(笑)
靖さんが13作品を4つのテーマに分類し、この日発表する運びとなった。

オープニングとして、まずはこのうち2作を発表、それぞれの作詞者がステージに立って歌ってもらう。


前半の2作は、「音楽と共に歩んで」編と、「音恋に行こう」編。
前者の作詞は、私ひさとJUNさん、みよちゃん。
そして後者は、台湾のかずさん、カン娘さん、JUNさん、よしさんの4人の書いた歌詞で纏められている。

※残念ながら1作目はレポーターひさがステージに立っている為写真はありません

さぁ、そしていよいよ東西対抗歌合戦の開始!
トップバッターは東軍・台湾のかずさんが、細川たかしの「北酒場」と北島三郎の「まつり」で景気づけ!
そしてこのステージには竹DSさんが手話で応援。
対する西軍のトップバッターはキャプテンのちい姐さん。こちらも負けず劣らず応援団をバックにつけて、五つの赤い風船の「遠い世界へ」と松田聖子メドレーで盛り上げる。

続く2回戦は、音恋の華麗なる女性シンガーの競演。
東軍のkiraさんは、五輪真弓の「少女」と、松任谷由美の「少しだけ片想い」…後者の曲には、私ひさがカホンで応援!
西軍のabiさんは、伊勢正三の「あの唄はもう唄わないのですか」と、堀内孝雄の「君の瞳は10000ボルト」…予想外の男声曲2曲で勝負!

3回戦、
東軍の駄美さんは、予定していたセットリストを急遽変更して、南佳孝の「モンロー・ウォーク」と、猫の「各駅停車」。
西軍は、どうしてもこの会に参加したかったという音恋愛にあふれるカン娘ちゃん。
郷ひろみの「あなたがいたから僕がいた」と、光GENJIの「ガラスの10代」という、これまたabiさんに続き男声曲を並べて熱唱。…さすが母娘だ。(笑)

前半最後の4回戦は、期せずして各陣営のアイドル(?)のバトル!
東軍は、みよちゃんがたった一人の弾き語りチャレンジ!
楽曲は、伊藤咲子の「ひまわり娘」と、松任谷由美バージョンの「時をかける少女」。
対する西軍は、チャンベカンのギターをバックにゆきちゃんが、高田みづえの「硝子坂」と、テレサ・テンの「別れの予感」を熱唱…台湾は確かにフォッサマグナより西側だ。(笑)

西軍は小道具を揃えて一糸乱れぬ応援、対する東軍は、某)か○さんのやや暴走気味のパフォーマンスに引きずられてそれぞれ勝手に盛り上がる。(笑)

後半に入る前に、2回目の音恋テーマソング発表!
まずは、Toshiさん、くみちゃん、abiさんの歌詞を集めた「思い出に浸って」編。
そして、台湾のかずさん、ゆきんべのお二人、靖さんの作詞による「愛する人を想って」編。
こうして全曲を聴いていると、どの詞も作者の個性に溢れていて本当に面白いが、それを4つのジャンルに纏めあげた靖さんも凄い!

後半1発目の対戦は、東軍のすえちゃんからスタート。
楽曲は当然の事ながら松山千春のナンバーから、「この道寄り道廻り道」と、「この世で君が一番好き」の2曲。
対する西軍のToshiさん、ご自身は北海道の出身ながら、長渕剛の「素顔」と、甲斐バンドの「安奈」という九州出身のアーティストで纏める。

対戦も佳境に入る6回戦、
東軍のくみちゃんは、由紀さおりの「夜明けのスキャット」と、森山良子の「さよならの夏」。
対する西軍のチャンベカンは、KANの「愛は勝つ」と、この企画に最も相応しい(?)井上陽水の「東へ西へ」。

7回戦、
東軍は満を持してマスター靖さんが登場、山形県出身のアーティスト、山口岩男のナンバーから「川の流れつく場所」と、「長距離電話のむこうの街」の2曲を披露。
西軍のよしさんは、当然今日もズラをかぶってあの人かと思いきや、内山田洋とクール・ファイブの「東京砂漠」と、矢沢永吉の「もうひとりの俺」をチョイス。
 

そして大詰め8回戦、
東軍は竹DSさんが意表をついた「ひょっこりひょうたん島」と、美空ひばりの「お祭りマンボ」で手話を披露。唄うは台湾のかずさんと不肖私ひさ。
対する西軍は、リスペクトして止まない加川良の「枚方のあきちゃん」と「あの娘と長崎」を、JUNさんがいつもの朴訥スタイルで唄う。

そして大ラス!
人数の都合上、ここだけは対戦形式にはならなかったが、東軍の大トリとして、キャプテンひさが登場。
ドラムのすえちゃん、ベースの靖さんにバックアップしていただき、まずは当日急遽セトリ変更した、つのだ☆ひろの「メリー・ジェーン」でチークタイムを演出。
当然の事ながら、お店にあったあの「使いまわしズラ」を着用。(笑)
そして、東と言えばこの人たちでしょ!という事で、サザンオールスターズの「C調言葉に御用心」を大ラス曲として用意していたのだが、演奏後に予想外のアンコール!
いつも演奏している「チャコの海岸物語」を唄わせていただき、大盛り上がりの中、このイベントが終了した。
残念ながら自身のステージの写真撮影を依頼し忘れた為、写真は無し…個人的にはズラ姿の自分を見たかったが…。(笑)

東西対抗…とは言ったものの、肝心の審査員がおらず、結果はドロー!?
これまた音恋らしい演出だ。(笑)

今回、「東西対抗」と「音恋テーマソング」という2つの大きなテーマを1回のイベントに凝縮した訳だが、いやいや、これは本当に贅沢な時間だったと思う。
特に音恋テーマソング。
笑顔と感動に包まれたステージは、もう涙モノ!
最高の仲間と最高の時間を共有できた、まさに至福のひと時となった。

言い出しっぺにも関わらず、曲は全て靖さんに任せて、特にこれと言って何もやっていなかったワタシ…せめて何かで参画しなきゃ!…と、楽譜作成ソフトを1から独学して譜面作成にチャレンジしてみた訳だが、打ち込んだ音符に集まった歌詞をひとつひとつ乗せていく作業をしていると、皆さんの熱い想いがビンビン伝わってきて、とても幸せな気分を味あわせていただいた。
これに台湾のかずさんがイメージぴったりの表紙をつけてくれて、「音楽に恋して テーマソング集」が完成!
みんなの「音楽に恋して」が詰まった、とても素敵な宝物になった。

まだ聴いていないアナタ!
ぼっけもんに行ったら是非リクエストしてみて下さい!。




さぁ、次は100回記念!そして200回〜300回と!
ちい姐さんのレパートリー3000曲を全て聴くまでやめられませんな。(笑)
今回集まってくれた皆さんも、残念ながら都合で欠席された方も、これから音恋に初参加する方も!
ずっとずっと「音楽に恋して」いましょうネ!



■演奏曲目

■競演

メリー・ジェーン (つのだ☆ひろ)

C調言葉に御用心  (サザンオールスターズ)

<Encore>
チャコの海岸物語  (サザンオールスターズ)


台湾のかずさん

ちいさん

kiraさん

abiさん

駄美さん

カン娘さん

みよっちさん

ゆきさん

SUEさん

Toshiさん

くみさん

チャンベカンさん

靖さん

よしさん

竹DSさん

JUNさん




 ライブレポート表紙に戻る