水無月高座照 in 追浜
〜 雨ニモマケズ ユニットライブ 〜

2017年6月3日(SAT)
横浜 フォーク酒場ぼっけもん



去る3月4日に行われたユニットライブ「春の風が吹いていたら」が好評だったので、総合プロデューサーのちいさんが再びユニット限定のライブを企画してくれた。
前回は男女ユニットである事が出演の条件だったが、今回はこの縛りを外し、単にユニットであればOKという、よりユルい企画となった。
お陰で僕はむさ苦しいオヤジユニットでの参加となってしまった訳だが・・・まぁちいさんの言う事には逆らえないから仕方ない。(笑)

会場はもちろん前回と同じく追浜のフォーク酒場ぼっけもん。
今回はここに総勢8組のユニットが集結する事になっていたのだが、出演予定のThe Studentsが急な仕事の関係で出演できなくなってしまった為、たまたま居合わせたカン娘さんを敏腕プロデューサーが口説き落してスペシャルゲストとして急遽招聘。
その後、The Studentsのジョエルさんから仕事が早く終わったとの連絡が入り、それじゃ予定通り!
・・・という事で、結果的に9組のアマチュアミュージシャンによって進行する事になった。

すえちゃん作成フライヤー

出演順

総合MC

そんなこんなで定刻の午後1時30分、この素敵なライブがスタートする。

トップバッターは、前回ライブ開催のキッカケとなった爽やか系ユニット、「ゆきンべ」。
驚いたことに、あれから3か月足らずしか経っていないのに、その演奏力はまた格段に進歩している。
優しさが溢れ出るカンベちゃんのギターと、いつも楽しそうに唄うユキちゃんの姿がとっても印象的。
聴いていてとても幸せにさせてくれるそのステージは、まさに爽やか系&癒し系のユニットだ

続く2番手は、abiさんと台湾のかずさんのユニット、「GAP」。
かずさんの「ユニットで唄いたい!」という願望を、ちいさんがキューピットになって叶えてあげたユニットだが、実は今回のライブはこのお二人の為の企画だったと言っても過言ではない。
思いつきとはいえ、真面目なお二人のことだから相当練習を重ねたに違いない。
お互いを気遣いつつ演奏する姿にその苦労が覗えたが、いやいや、演奏も良かった!
個人的に大好きなabiさんの歌声と、かずさんの優しい歌声、結構合いますな!
間に2曲、ちいさんがオカリナと、後述する最新アイテムでサポートに入る場面も。





3番手は、ぼっけもんの美女と野獣(?)コンビ、「SHA☆LALA」のお二人。
まずもってミヨちゃんの進化がハンパない。
聴いていてギターも自然だし、歌も堂々としている。音楽にスパイス的に絡むリコーダーもとてもいい。
勿論、その全てを上手くコントロールしている靖さんのセンスなんだろうが、そう考えるといろんな意味で嫉妬してしまう。(笑)

4番手は久々の登場!夫婦漫才・・・いや、夫婦ユニットの「クレープ」
十八番のさだナンバーを並べてのステージだが、久々に聴くトトロさんの歌声もまた癒し系。
ご主人のゾンピーさんにも同じ事が言えるが、自分の声にピッタリのセットリストをこのユニットはよく解っている。
と言うか、好きな曲に声が合っているのか・・・いずれにしてもクレープ、まだまだ健在!
どんどんライブに出て欲しいな。





5番手は我らが姐御、ちいさんが、今回はピアノのはるちゃんと組んだユニット、その名も「わすれんぼ」。
ここのところのちい姐さんのチャレンジ精神にも目を瞠るものがある。。
前回のJULYではオカリナに初挑戦して話題をさらったが、今回はなんと!グロッケンを持ち込んでのステージ!
一体いつこの難しい楽器を会得したのか・・・はるちゃんボーカルのバックで何か凄い事やってるぞ!
はるちゃんのピアノ&ボーカルにはいつ聴いても癒されるけど、そう考えるとこの方々、何だか最強のユニットじゃないか!?

6番目に登場したのは、イケメン&美女の夫婦ユニット、「JYAN-BOON」。
何でも、ギターは「ジャ〜ン」、ベースは「ブーン」としか弾けないからこのユニット名だとか。
なりきり劇場では、それぞれ西城秀樹とテレサテンで会場を沸かせてくれたこのお二人、今回はサザンのナンバーで纏めたステージだったが、やっぱりこの二人は何をやっても絵になる。
ご主人のグッチさん、奥様のリオさん、共に歌は申し分ないから、ギターとベースの腕が更に上がったら・・・とんでもないユニットになってしまうのでは?





7番手は、急遽スペシャルゲストに祭り上げられてしまったソロシンガー、「カン娘」さん。
急な指名だったので、持ちネタ2曲だけご披露いただく事に。
しかしこの人のストレートな歌声はいつ聴いても気持ちが良い。
自分も似たような唄い方をするので、同じ匂いを感じているのかな?(笑)・・・僕より断然音程が安定しているけれど。(爆)

その後を受けて、何とかライブに間に合った「The Students」が、前回に引き続き登場。
今日のジョエルさん、何だかとっても弾けていて終始ノリノリのステージ!・・・これがビートルズのカバーにすごくマッチしている。
一方のナオさんも、ギター、ボーカル共にとても安定していて、且つハンパないビートルズ愛が溢れ出すステージはとても見応えがある。
やっぱりリスペクトは音楽の重要なエッセンスですな。





そしてこのライブの大トリを取らせていただいたのが、我が「水無月高座照」だ。
このユニット名、フライヤーを作ってくれたすえちゃんが付けてくれた名前なのだが、当の本人達も何と読むのか解らない。(笑)

ちいさんから、「今回は靖さんと二人で・・・」とオファーを受けた時には、これまでやってきたかぐや姫&風のナンバーから数曲ピックアップすればいいかな・・・位に思っていたのだが、いざセットリストを決める段になると、靖さんから「せっかくだからちょっと変わった事やりましょうよ!・・・例えば、あんな曲やこんな曲・・・」という提案が。
1ヶ月という短い期間を考えるとちょっと冒険だけど、それも結構面白いかも・・・と、元来お調子者の僕が即ノリ。
という事で、期せずして昭和の名曲を集めたセットリストが決まった。
調子に乗りすぎて「待つわ」ではステップの振り付けまで入れてしまったのだが、これが予想以上に好評・・・。(笑)
最後の「大都会」は、予想通りラストのリフで声が出ずファルセットになってしまったが、燃え尽きた感だけは存分に味わえたかも。(爆)

それにしても、靖さんとのユニットは、いつ、何を演っても、ホントに気持ち良く唄える。
まずはこの頼もしき相方に感謝!




こうして今回のライブも大盛況のうちにその幕を降ろした。
終わってみると今回のライブ、音楽的にもかなりクオリティが高かったような気がする。
癒し系のユニットが多い中、大トリがオヤジユニットで大変申し訳なかったが、演ってる本人達の楽しさが少しは客席に届いていたようだし、まぁその楽しさに免じてご容赦いただければと・・・。(笑)

やっぱり笑顔が溢れるライブって、演るのも聴くのも最高に気分が良い。
なかなかそんなライブに巡り合う事は難しいけれど。
いつかまた、こんな楽しいライブ、一緒にやりましょう!
今回も関わってくれた皆さん、ありがとー!!



■演奏曲目

■競演

メリーアン (THE ALFEE)

あずさ2号 (狩人)

想い出がいっぱい (H2O)

待つわ (あみん)

大都会 (クリスタルキング)

ゆきンべ

GAP

SHA☆LALA

クレープ

わすれんぼ

JYAN-BOON

カン娘

The Students




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