ひさピン in 杉田
〜 あんぷらぐど音楽ライブ 〜

2014年3月22日(SAT)
杉田 スナック・パルジェ



我が地元である杉田界隈には、音楽仲間のキーボーさん行きつけの店が何軒かあるらしく、仕事帰りに駅から家に向かって歩いていると、酔っ払ったキーボーさんとしばしば遭遇する。
中でも、彼の同窓生が経営するスナック・パルジェでは、「歌の練習」と称してカラオケを歌いまくるキーボーさんの姿が何度も目撃されているらしい。(笑)

「パルジェでアンプラグドのライブをやるよ!」と声をかけていただいたのは、年が明けて何日か経った頃だった。
アンプラグドだから、できるだけ地声のでかい人を…というのが、僕に白羽の矢が当たった理由らしい。(笑)
相変わらず仕事のトンネルの出口は見えないけど、計画的にお遊びを入れてガスを抜かないと、息が詰まって精神衛生上よろしくない。
よし、それじゃ思いっきりシャウトして日頃のストレスを発散させてもらおう!
という事で、この話に有難く乗せていただく事にした。

お店は、新杉田から国道16号を横須賀方面に向かった左側、美空ひばり先生ゆかりの旧杉田劇場跡の少し先にある。
駅からは少し歩くが、開場時刻の午後7時には常連のお客さんが入り始め、その後音楽仲間達も続々来店していただき、小さなお店ながらあっという間の満員御礼。
定刻の午後7時半、僕にとっても初体験となる完全アンプラグドライブがスタートした。

 

トップバッターを飾ったのは、このライブのプレゼンターであるキーボーさん。
うん、この人にはマイクはいらないかな。(笑)
いや、声が大きいだけじゃなくて、とにかく彼の歌声は熱い!
一曲ごとにその歌に対する想いを語るトークも、静かな口調ながら何か熱いものを感じさせてくれる。
やっぱり歌は心!
想いを持って唄う姿って、案外カッコいいもんだな…と改めて実感。
 

2番手として登場したのは、ハマのさだまさし、ゾンピーさん。
彼が一曲一曲紹介するたびに、常連さんやお店のスタッフがとっても喜んでくれる。
そういう持ちネタを沢山持ってるゾンちゃん、とっても羨ましいぞ!(笑)
更にそんな目の肥えたお客さんをしっかり惹きつけちゃう実力も流石!
大声出せばいいってもんじゃないんだね。(爆)
切々と歌うカッコ良さも実感。。

そして3番手としてひさピンが登場する。
セットリストは最後まで悩んだ。
特に1曲目。
「魂の歌を唄う!」などと公言してしまったから、出来るだけインパクトのある曲を演ろうと思っていたのだが…。
ふと見るとお店のモニターにローリングストーンズの映像が流れている。
よし、1曲目はロック調に急遽差し替え!
皆さん、僕を観ないでミックジャガーを観てちょうだい!(爆)

ステージは、最初と最後をオリジナルにして、中3曲をカバーという構成にしてみた。
ホントは全曲オリジナルで行こうと思ったが、流石に飽きられてしまうので。(笑)
しかし、1曲目がちょっとオーバーヒート気味になり、少々息が上がってしまう。
これからは歳の事も少し考えないと…。





それでもお客さんの温かい反応に乗せられて、だんだん良くなるホッケの太鼓!
いつものように杉田の夜空に完全昇天させていただくのでありました。

 

そしてこのライブの大トリを取ったのは、TAKUYAさん。
「今日はお客さんを巻き込んじゃうよ!」と言っていたが、いやはや、歌い手と観客の一体感が凄い!
相変わらずこの人のステージングは素晴らしい。
絶対僕にはマネのできないパフォーマンスと、それを裏付けするテクニック。
ギター弾きたくないなんて言ってちゃダメだね。
今度たくちゃんの爪の垢を少しいただいて煎じて飲むことにしよう。(笑)
最後はアンコールで「神田川」を会場のみんなで大合唱。

今思えば、今回キャスティングされた4人のソロミュージシャン、それぞれ個性が全く違っているから、観ている人はそれなりに楽しめたんじゃないかな。
勉強になる事は多かったけど、自分自身の個性を大事にしながら何かを吸収していく…。
これからもそんなスタンスで音楽を続けていけたらいいなと、改めて実感できるライブだった。

しかし、マイクがないライブってストレスが無くていいね!
アンプラグドライブ、クセになりそうです。(笑)

とっても温かい雰囲気でこのライブを見守ってくれたパルジェのスタッフの皆さん、
足を運んでくれた全てのオーディエンスの皆さん、
そして、この企画を立ち上げてくれたキーボーさん、
皆さん、ありがとう!
お陰で体の隅々までスッキリしました〜!

 




■演奏曲目

■競演

 Real Shadow

 終章<エピローグ> (チャゲ&飛鳥)

 涙そうそう (Begin)

 さくら<独唱> (森山直太郎)

 それでも生きている





 キーボー

 ゾンピー

 TAKUYA





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