JULY in 追浜 Part2

〜セプテンバーコンサート2013 in ぼっけもん〜

2013年9月7日(SAT)
追浜 フォーク酒場ぼっけもん



音楽仲間のシモさんと、JULYの相方・ちいさんの呼びかけで始まったセプテンバーコンサートが、昨年に引き続き、今年も追浜にあるフォーク酒場ぼっけもんで開催された。

「セプテンバーコンサート」は世界中のミュージシャンが平和を祈り、平和に感謝する一大イベント。
国内だけでも60会場がサテライト会場としてエントリーし、今年も日本中で平和を願う歌声が響き渡っている。



開場時刻の正午前にお店に着くと、既に多くの出演者の皆さんがサウンドチェックをしながら歓談している。
純粋に音楽を楽しもうというみんなの気持ちが、とても和やかな雰囲気を創り出していて、これもセプコンならではの光景だ。

そんなリラックスした雰囲気の中で、定刻の午後1時、ちいさんの挨拶でセプテンバーコンサート2013の幕が切って落とされた。


シモ

トップバッターは発起人の一人であるシモさん。
「Blow in the wind」でシリアスに始めたかと思うと、ぼっけもんマスターの靖さんと組んでいつものアリス・・・しかも「冬の人妻」・・・。
会場を笑わせる事も忘れない素敵なパフォーマンスを魅せてくれた。

あさってシスターズ

abiさんとやまちゃんさんのお二人のユニット「あさってシスターズ」が、2番手としてセプコンに初登場。
女性ならではの選曲と、それを丁寧に歌い上げる姿は、まさに平和を願うイベントに相応しいステージだ。
出番前から何度も譜面を確認したりと、その真剣さがとても印象的だった。

T&S

3番手として、これまたセプコンに初登場したのは、無口なギタリストとお店の看板娘(?)の異色ユニット「T&S」のお二人。
お手製の打ち込み音源にギターを乗せて絶妙な味を醸し出すTさんと、ちょっと緊張気味の歌姫さっちゃん・・・。
なんだかんだ言って、二人のコンビネーションはバッチリだ。

ともちょこ

音楽の腕前はもとより、ここのところすっかりトークが冴えまくっているともちょこさんが4番手として登場。
今回はMCも引き受けてくれたのでとても忙しかったと思うが、そのパフォーマンスはすでに貫禄さえ感じられる余裕のステージ。
涙あり笑いありで、客席を大いに楽しませてくれた。

もも鉄

5番目に登場したのは、ご夫婦でマンドリンのアンサンブルを魅せてくれる「もも鉄」。
今回は同じく夫婦ユニットの「クレープ」と共演という形でセプコンに初お目見えとなった。
しかし、何度聴いても心癒されるマンドリンの音色は素晴らしい!

クレープ

税込み300円のお株を奪うパフォーマンスで会場を沸かせてくれる夫婦ユニット、クレープが6番手として登場。
今回もゾンピーさんが星飛雄馬のTシャツでいきなり笑いを取りに来たが、演奏はいつもの泣かせ系・・・。
このお二人に心癒されるオーディエンスも多いことだろう。


そして7番手として登場したのが、我がJULYだ。
ここのところとにかく仕事が忙しく、練習する時間も侭ならない状況だったので、相方ちいさんが気を遣ってくれて、新曲はやめて過去にやった曲をリバイバルする事になったのだが、歳のせいかこれがなかなか思うように戻ってこない・・・。
流石にちょっと焦ったけど、「とにかく楽しくやれればいいじゃん!」という相方の言葉に救われて、当日はとてもリラックスした気分で演奏する事ができた。
やっぱりステージにいる側が楽しめなければお客さんも楽しめないから、結果オーライだったという事にしておこう。
いや、ホントに良い相方に恵まれたものだ。



JULY


issy

8番手として、アメリカンフォークからジャパニーズフォークまで、幅広いレパートリーを持つソロシンガー、issyさんがセプコン初登場。
とても1年前に再始動したとは思えないその実力は、熱心な練習姿勢の賜物だろう。
落ち着きのある歌声は結構癒し系かも・・・。

マーチン盛本

これまたセプコン初登場のソロシンガー、マーチン盛本さんが9番手を飾る。
懐かしい洋楽を訥々と歌い上げる姿は、大人の魅力たっぷりで、観ている者を飽きさせない。
とっても温かみのあるステージだった。

キーボー

前回ユニットで登場したキーボーさんが、今回はソロで登場!
こういう主旨のライブにはとても思い入れのあるキーボーさん、
かなり練習を積んできたのかな・・・いつもにも増して迫力のあるステージを展開してくれた。
長渕を唄うのも新鮮だったけど、想いって歌声に映し出せれるものなんだなって、改めて感じさせるステージだった。

TAKUYA

ご存知ギターの名手TAKUYAさんが、今回はソロで登場。
この日の為にしたためてきたというオリジナルは、TAKUYAさんらしくて、とても温かく感動的な曲だった。
数多のアマチュアミュージシャンを観てきたが、こういうパフォーマンスができる人にはなかなかお目にかかれない。
また一つ彼の魅力を発見してしまった想いだ。

金子洋介

12番手として、追浜の長渕剛、ネコちゃんこと金子洋介がセプコン初登場。
いつものようにいつもの歌を唄うこと、それが僕にとっての平和です・・・という彼の言葉がとても印象的だった。
初期の長渕の楽曲が中心の彼のセットリストは、ホントに僕の心の琴線に触れる。



そしてこのライブの大トリを取ったのは、ぼっけもんマスターの靖さんだ。
今日はどんな曲を聴かせてくれるかと期待していたら、自分の人生を遡ったアニメソングや童謡が中心のセットリスト・・・。
聴く者全てを懐かしい過去にタイムスリップさせてくれるような、期待を裏切らない、とても優しくて温かいステージだった。


全てのミュージシャンの演奏が終わった後は、お客様を交えてのSing Out。
ぼっけもんオールスターズのバック演奏に乗せて、「戦争を知らない子供たち」と「あの素晴らしい愛をもう一度」を全員で熱唱して、この長いコンサートを終了した。


今年も本当に楽しくて有意義なコンサートだった。
こういうコンサートに参加できること、それはミュージシャンとして何ものにも代え難い大きな喜びだ。
誘ってくれたちいさんはもちろん、今回も裏方として活躍してくれたシモさん、サテライト会場としてエントリーしてくれた靖さん、最初から最後までMCを頑張ってくれたともちょこさん、そして当日機材のセットから音響まであれこれ手伝ってくれたネコちゃん・・・
こういった皆さんの強い想いと行動力があったからこそ、このコンサートは大成功を収める事が出来たんだと思う。
もちろん、会場に足を運んでくれたお客様にも大感謝だ。
皆さん、本当にありがとう!

来年のバッジは何色かな?
と、ギターケースに付ける勲章を眺めつつ、既に1年後に想いを馳せている。
どんな形であれ、このコンサートには関わっていきたいと思う。
平和に歌える時代が長く続くことを祈って・・・
来年も追浜でお会いしましょう!





■演奏曲目

 黒い鷲とカンテレ (季節風)

 Sweet , Sweet Smile
    (ちいさんカワイイバージョン)

 この想い永遠に・・・


 ※ 靖さんがアップしてくれた動画はこちら
■競演

 シモ

 あさってシスターズ

 T&S

 ともちょこ

 もも鉄

 クレープ

 issy

 マーチン盛本

 キーボー

 TAKUYA

 金子洋介

 靖


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