M♂EXPRESS in 富士

〜 M♂EXPRESS & 河鹿 JOINT LIVE 〜

2011年11月26日(SAT)
静岡県富士市 LIVERPOOL JOHN





角松敏生完全カバーバンド・M♂EXPRESSが、久々にライブを行った。
前回のライブ出演が、2010年5月15日に横須賀・ソレイユの丘で行われたWind From Heartlandだったから、実に1年半ぶりとなるライブだ。
なんと言ってもキーボード5台以上を駆使する上に、機材にこだわる我侭メンバーばかりの集まりだから、なかなかこのバンドが演奏できるハコが見つからなかったのだが、今回お世話になったLIVERPOOL JOHNのマスターが、そんな我侭と窓ガラスが割れんばかりの爆音を快く引き受けてくれた。

今回使用したキーボードは計6台…これだけの鍵盤を並べると、当然PA機器も自前で持ち込みとなる。
こだわりドラマーのAtsushiも、自身のドラムをフルセットで持ち込み…。
搬入車3台を連ねて午後3時にお店に到着し、マスターの到着を待って速攻仕込みを開始。
予定より大幅に遅れてサウンドチェックを開始したものの、何とか定刻の午後6時に開場、そして午後6時半に開演となった。

今回共演していただいたのは、地元富士を中心に活躍されている夫婦デュエット「河鹿」のお二人。
本当は別のバンドとのジョイントを予定していたのだが、急遽出演できない事になってしまい、途方に暮れていたところを河鹿のお二人に助けていただいた。

午後6時半、満員御礼の中、その河鹿の演奏でライブの幕が切って落とされる。

突然のオファーにも関わらず、相変わらずクオリティの高い演奏を聴かせられるのは、やはり場数の違いだろう。
お二人のライブを観たのは久し振りだったけど、トークも演奏も、全てに落ち着きを感じさせる素敵なステージだった。
最後に客席から沸き起こったアンコールにも即座に応えられる余裕は流石だ。

河鹿の演奏が終ると、暫し休憩を挟んで、いよいよM♂EXPRESSの登場だ。
ステージに上がったメンバー、円陣を組むように、「とにかく楽しくやろうぜ!」の合言葉で演奏スタート!
メンバーも久し振りのライブに興奮が高まり、のっけからややオーバーヒート気味で盛り上がっていく。
案の定、中盤から徐々にポカが目立ち始め、最後には完全息切れ状態。
ラストの曲ではなんと!ボーカルが1フレーズ飛ばしてしまうという大失態にメンバー全員が迷子状態となってしまい、キメ所で完全につまづいてしまった。


それでも、やっぱり久し振りのライブは楽しくて仕方がない。
今回は完全に楽器を封印して歌に専念したボーカルひさ、新メンバーのキーボード加入で更に重厚になったM♂サウンドをバックに、まさに魂の熱唱。
歌詞は飛び、メロメロになりながらも、富士の夜空に完全昇天させていただいた。
最後の大ボケは次回必ずリベンジという事で!


久し振りのライブだった為か、今回は本当に沢山のお客様に足を運んでいただいた。
あらためて一緒に盛り上がってくれたオーディエンスの皆さんに心からお礼を言いたい。

そして、この爆音バンドに救済の手を差し伸べてくれたLIVERPOOL JOHNのマスターと河鹿のお二人には心から大感謝だ。

最後になってしまったけど、このライブの為に専任PAとして活躍してくれた笠原クン、
彼の協力があってこそ、この気持ちよいライブが実現できた事を特筆して付け加えておきたい。

皆さん、ホントにありがとう!
次回は…体力つけて必ずやリベンジを!!





■演奏曲目

 THE BEST OF LOVE

 YOKOHAMA TWILIGHT TIME

 NO END SUMMER

 RAMP IN

 飴色の街

 IF YOU

 STILL I'M IN LOVE WITH YOU

 LOVE JUNKY

 TOKYO TOWER

 ( ENCORE )
 GIRL IN THE BOX
 
■競演

 河鹿
DVD収録

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