さぷらいず & M♂EXPRESS in Lilis

Bear Cafe Freak Presents !
ACOUSTIC SYNDROME Vol.2

2010年5月8日(SAT)
横浜市栄区民文化センター Lilis



決して当らないと思っていた横浜市の公共施設だが、なんと3度目の当選!
迷わず「Acoustic Syndrome」の第二回目の公演を企画する事にしたのは、半年前の11月の事だった。
開催場所は、日頃岸壁ユニットがお世話になっている「栄区民文化センターLilis」。
早速BearCafeの音楽仲間と協議し、この主旨に賛同してくれた11組のミュージシャンと共に「Acoustic Syndrome Vol.2」の企画がスタートした。

岸壁ユニットとしては、このリリスでのJUNK LIVEを含め、既に5度のホールライブを経験している。
という事で、今回は一度も経験していない「さぷらいず」で参戦する事にした。

また、25年程前に沼津で加入していた「MASUDA☆EXPRESS」が大復活し、昨年このバンドに復帰したヴォーカルひさ、
バンド名を「M♂EXPRESS」に改称して活動を再開していたのだが、なんせキーボードを5台も駆使するド派手系ユニットの為、なかなか演奏するハコが見当たらない。
そんな矢先のLilis当選だったので、主催者の我侭を通してこのイベントに参加させていただく事にした。

参加ユニットが多く、非常にタイトなタイムスケジュールの中での運営だったので、案の定予定よりリハーサルの進行が遅れて13時半の開場時刻は若干押してしまったが、何とか定刻に開演の運びとなった。

14時、総勢11組、3組のフルバンドを含めた多彩なミュージシャンによる約6時間の長丁場の幕が切って落とされた。


トップバッターを飾ったのは我が「さぷらいず」。
今回は初のホールライブという事で、過去のライブで比較的好評を頂いた曲を中心にセットリストを組んでみた。
トップバッターというプレッシャーに対する若干の緊張感に、照明の影響で譜面が見えにくいという悪条件が重なり、演奏の方は1曲ごとにミスを連発してシドロモドロになってしまったが、それでも栄区のお客様は本当に温かかった!
今回はこのお客様に助けられた形で、何とかトップバッターの重責を果たして次の「THE BEARTLESに襷を繋ぐ。


Moon-RAY

さぷらいず

ひさ


THE BEARTLES

その名から連想される通り、BearCafeのマスター率いるビートルズのカバーバンドだ。
メンバーは、ポール・マカダミアナッツ、ジョージ・ハリセン、ジョン・スキンヘッド・レノン、リンゴ・ジュースU世・・・と一見コミックバンドのように見えるが、これが完全なる正統派!
懐かしいビートルズナンバーで会場を大いに唸らせていた。

ミツダイ

ご存知、正統派爽やか系ユニット。
今回の出演者の中で最年少の二人だ。
その絶妙なハーモニーが心地良くホールに響き渡った。
既にお馴染みのナンバーを、会場に来ているミツダイファンが口ずさむ場面もあり、彼らの人気をうかがわせていた。

金鶏堂

普段はギターを抱えたソロシンガーの金鶏堂姐さん、今日は豪華なバックバンドを従えての登場だ。
マイク1本で歌っているかと思えば、ギターを持ったり、なんとピアノ弾き語りをしたり・・・
その八面六臂の大活躍で、数十年来彼女の構想にあった音楽を見事に表現してくれた。

いちろう16

ちょいワルオヤジファッションが妙に決まっている我らがいちろうアニキ!
今日もギター1本で奏でる彼の十八番、「あませつ」メロディがリリスホールの観客を魅了する。
最近は若いミュージシャンの音楽シーンをサポートする事に忙しいアニキだが、彼自身のパフォーマンスは健在だ。

yon

ご存知、yonたろうさんもAcoustic Syndromeには二度目の登場。
今回はパーカッションとの共演、彼のオリジナルナンバーを更に表現力を高めて披露してくれた。
相変わらず緊張しっ放しのステージだったが、彼もホールの音響に魅せられたシンガーの一人、
最後は本当に気持ち良さそうに歌っていたのが印象的だった。

Chantons l'amour ! deux

今回は3人編成で臨んだシャントンラムール2。
ヴォーカルのyossyさんが本当に楽しそうに歌ってくれるから、客席で観ているとついつい笑顔になってしまう。
それをサポートするTommyさんのギターとcooperさんのベースも温かみのある音を醸し出してくれる。
音楽を楽しもうという気持ちがビンビン伝わってくる、数少ないユニットのひとつだ。

アンバサダー・キヨ

叙情派シンガーのアンバサダー・キヨさん、
前回はサルバドーレ・シモさんと組んでの出演だったが、今回は原点に戻ってソロでの登場だ。
彼の渋くて伸びのある声がホールに心地良く響き渡る。
会場のお客さまも、彼の詩の世界に引きずり込まれた方が多かっただろう。

Olu'Olu

ギターとウクレレを駆使して心地良いハワイアンを歌う6genさんと、それをギター&コーラスでサポートするNobさんの名コンビ。
今回もフラの舞を交えて、会場を南の島に変えてしまった。
翌週は彼らの主催ライブ、「Wind From Heartland」が横須賀ソレイユの丘で開催される。
これまた楽しみなイベントだ!

せいちろ

今回の目玉企画(?)のひとつ、なんと岸壁ユニットのバンマスが、ソロでのピアノ弾き語りでリリスホールに登場。
「せいちろ」は彼のソロネームらしい。
途中、シャントンラムール2のyossyさんが見事なドレス姿で登場、彼のピアノに合わせて1曲熱唱と、しっかり見せ場を作るのも忘れなかった。
流石地元シンガー、会場からの拍手にも温かみがこもっていた。


そしてこの長い長いライブの大トリを取らせていただいたのが、我が「M♂EXPRESS」だ。
このメンバー、このバンドネームに改称してからの初ライブとなる。
角松敏生のカバーをメインにした派手なジャパニーズPOPバンドは、一見「Acoustic Syndrome」とは縁遠いように思えるが、あくまでボーカルメインのこのバンドの魂は、まさにアコースティック!?
そんな理由をこじつけての無理矢理参加だったが、共演者の皆さんも会場の皆さんも温かく見守ってくださり、本当に気持ちよく歌うことができたヴォーカルひさ・・・
ライブ運営の疲れで声もスレスレ状態だったが、始終ノリノリでステージを楽しませていただいた。

※Olu'OluのNobさんがアップしてくれた動画はこちら!



M♂EXPRESS

MAKOTO

YOSSY

HISA

ATSUSHI

TOMO

SAYURI




M♂EXPRESSの終演後は、、出演者全員がステージに上がり、恒例の「Sing Out」。
今回はロッド・スチュワートの名曲「Sailling」を、M♂EXPRESS+Moon-RAY、そしてギターのRojoAlaさんが加わってバックを務め、会場のお客様と共に合唱した。

こうして、盛況のうちに「Acoustic Syndrome Vol.2」はその幕を下ろした。

2回目の開催という事で、前回の反省点を踏まえての運営だったが、まだまだ至らぬ点も多々あり、共演者の皆さんやスタッフの皆さん、そしてお客様にはご迷惑やご不便をかけた事があったかもしれない。

にも関わらず、今回は事前の告知ライブ等も行い、地元のせいちろ氏の精力的な集客活動を展開したせいか、前回よりも多いお客様にご来場頂いた。

あらためてご来場頂いた全てのお客様に御礼を言いたい。

更に、出演者以外のスタッフとしてサポートしていただいた、gajiraさん、沙沙さん、まみさん、ちいさん、さかきさん、うさぎさん、みっぺさん、

そして本当に細かいフォローでこのライブを支えてくれたリリスのスタッフの皆さん、

そうそう、忘れてはいけないこの二人!
最初から最後までMCの大役を引き受けてくれた美人(?)コンビ、りよこさん&まっきーさん、

出演者一同、最後まで気持ちよく演奏ができたのも、こういった皆さんがいたからこそ!

皆さん、本当にありがとうございました。

前回より更にパワーアップしたAcoustic Syndrome、
また何処かで皆さんにお会いする事があれば、更に進化したステージをお届けします!


※本レポートの写真の一部を「たまはな☆彡さん」からいただきました。




■さぷらいず 演奏曲目

 三枚橋の天守閣

 それでも生きている

 切なくて

 Yesterday's Ballade



■M♂EXPRESS 演奏曲目

 Yokohama Twilight Time (角松敏生)

 If You (角松敏生)

 Still I'm In Love With You (角松敏生)

 No End Summer (角松敏生)

 Ramp In (角松敏生)

 Girl In The Box (角松敏生)
■競演

 THE BEARTLES

 ミツダイ

 金鶏堂

 いちろう16

 yon

 Chantons l'amour ! deux

 アンバサダー・キヨ

 Olu'Olu

 せいちろ

DVD収録

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