さぷらいず in ソレイユの丘

〜 The Wind From Heartland 〜

2009年5月9日(SAT)
横須賀 長井海の手公園 ソレイユの丘



6genさん主催の音楽フェス、「The Wind From Heartland」が、横須賀にある「長井海の手公園ソレイユの丘」で行なわれ、さぷらいずが参加させて頂いた。
普段、都内や横浜近郊のライブハウスを中心に活動しているアマチュアミュージシャン達が一堂に会したイベントで、今回がその第一回目となる。
会場となった「ソレイユの丘」は、南仏プロヴァンス地方を模したレジャー施設で、イベントはこの中にある水上ステージで開催される。

前日までの雨が嘘のように晴れ上がったこの日、開園と同時にたくさんのファミリーのお客様が入園され、ポカポカ陽気の春の一日を楽しんでいる。
そんな中、出演者兼実行委員の皆さんも開園前の午前8時半にはほぼ全員が集合、会場設営からリハ、お客様へのビラ配り等、手作りのフェスの準備を素人なりに楽しみながら進めていく。
そして、予定より15分遅れの午前11時15分、「The Wind From Heartland」はその幕を切って落とした。

トップバッターは「いちろう16」。
先日衝動買いしたというウクレレを駆使して、お馴染みのオリジナル曲をいつもとは違ったアレンジで披露してくれる。
初めての地でのトップバッターという重圧なんて微塵も感じられない堂々のステージだ。

2番手は「金鶏堂」。
今日の為に横断幕等のステージ装飾の作成に大活躍、彼女無しではこのフェスは成り立たなかっただろう。
ここのところ精力的にライブ活動をされているだけあって、堂に入った演奏も見事だ。

3番手は「bear & KIMUCHI」。
ご存知、根岸BEAR CAFEのマスターと、「ハナ☆オト」のKIMUCHIさんとのユニット。
ここのところずっと一緒に活動しているだけあって、ピタリと息の合った演奏は流石だ。

4番手は「eye & 一太郎」。
先日のTAPでの駅伝ライブに出演した「一姫二太郎」のお二人だが、今日はeyeさんがスタンディングで演奏、これまた絵になる。

5番手は「こちょりの&一太郎」。
nonnonさん、今日はともちょこさんとのユニット「こちょりの」で出演、一太郎さんがそのままサポートにつく。
とにかくハーモニーが綺麗で爽やか、アニメソングは思わず一緒に口ずさんでしまった。

6番手は「河鹿」。
このイベントの為にわざわざ静岡県富士市から駆けつけてくれた夫婦ユニット。
息のピッタリ合った演奏とハーモニーに、お二人の仲むつまじさが感じられる。

7番手はシャントン2.
ハマフォーク代表のyossyさんの歌声はいつ聴いても心地良く、それをサポートするお二人の演奏もとても素晴らしくて、大人の魅力がたっぷりだ。

8番手は「Olu'Olu」とフラガールの皆様方。
いつもながらのOlu'Oluの演奏もさる事ながら、可愛い子供たちのフラダンス、そして大人の魅力がたっぷりのフラガールの舞いと、会場の視線はステージに釘付け!
6genさんの、このフェスに対する想いが全て詰まったステージだった。

9番手は「湘南ウクレレサークル」。
大人から子供まで、みんなでウクレレを弾きながら歌う姿は、とにかく見ていてメチャクチャ楽しそう!
子供たちの笑顔が何とも印象的だった。

10番手は、「ミツダイ」。
急遽出演できなくなったAmiIrieさんとNAOKOさんの代役として、忙しい中わざわざ駆けつけてくれた、ホントに優しさ溢れるユニットだ。
会場の音響効果が彼らにぴったりフィットし、のびのびとした歌声がソレイユの丘にこだましていく。


いちろう16

金鶏堂

bear & KIMUCHI

eye. & 一太郎

こちょりの&一太

河鹿

シャントン2

子供フラ

Anuhea & フラガールズ

Olu'Olu

湘南ウクレレサークル

ミツダイ

そして、11番手として、我々「さぷらいず」が登場する。
全て違うセットリストを押し通したプチライブツアーもこれで最後である。
今回は、「野外」と「音楽フェス」を意識したセットリストを3曲程並べてみた。
水上ステージの開放感と抜群の音響効果に、抜けるような青空と心地良い南風がミックスされて、とにかく歌っていてメチャクチャ気持ちが良い。
ライブハウスでしか味わえないオーディエンスとの密着感も魅力的だが、たまにはこういう所で歌うのも大いに刺激を受ける。
自分の声が客席を越えてソレイユの丘に通り抜けていく感覚は、快感以外の何物でもない。
ヴォーカリストにとっては最高のステージだ。



さぷらいず

最後は、yossyさんが主宰する「ハマフォーククラブ」が中心となり、「岬めぐり」と「翼をください」の2曲をシングアウト、
初めての野外フェス、「The Wind From Heartland」は無事その幕を降ろした。


ハマフォーククラブ

会場のお客様

いつものライブハウスとは全く勝手の違う屋外のステージ、しかも観客はライブ目的ではない方が大半と、不安要素は多々あったものの、終わってみれば出演者の顔はみな満面の笑顔。
初めての試みだったので、細部では反省すべき点が多かったが、参加したユニットがそれぞれの個性を存分に発揮し、みんなが目いっぱい楽しめたという意味では、まさに「音楽フェス」として大成功だったと思う。
発案、そして企画から運営まで、中心になって動いてくれた6genさんに、改めて感謝の拍手を送りたい。

そして、参加されたミュージシャンの皆様方、
みんなで作り上げたフェスの成功に乾杯!





■演奏曲目 ■競演

 春っていいね

 遠い雨に濡れながら

 朝やけの彼方

 

 いちろう16

 金鶏堂

 bear & KIMUCHI

 eye. & 一太郎

 こちょりの & 一太郎

 河鹿

 シャントン2

 Olu'Olu & フラガールズ

 湘南ウクレレサークル

 ミツダイ

 ハマフォーククラブ




DVD収録


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