 |
第一走者は、ガットギターを操りながら歌う「Dai-
Go! Low」。
大森を本拠としている彼は、ライブ活動をしつつ、駅周辺の清掃を定期的に行なっているという。
その優しさが詰め込まれたオリジナル曲の数々は、温かいガットの音色と重なり、聴いていて何とも心地良い。
実は今回彼の演奏を一番楽しみにしていたのだが、期待通りのパフォーマンスとその人柄に大満足だ。
|
 |
2番手は「くりあんず」のお二人。
一太郎さんのギターにnonnonさんのボーカルを乗せて、音楽仲間たちのオリジナル曲をカバーする。
ご本人達を目の前に歌うというのは相当プレッシャーがかかるものだが、「この歌が大好き!」というnonnonさんの気持ちがストレートに伝わってきて、それをサポートする一太郎さんのギター&コーラスも軽快で、とても素敵なユニットだった。
|
 |
3番手は「ケセラ&MEGU」の皆さん。
アコギアンサンブルの「ケセラ」の皆さんと、本来はジャズボーカリストというMEGUさんのコラボユニットとの事だが、今回はラテン系の音楽を中心にその歌声を披露してくれた。
音楽的なクオリティの高さと安定感は、復路出場選手の中でも一二を争っていたような気がする。 |
 |
4番手は、Moteさんとたくさんのアコギユニット「ハマ弦」である。
彼らとは昨年12月のライブで共演させていただいたのだが、今回ユニット名を正式に「ハマ弦」と改めて初のステージだという。
お二人のテクとMCはもう絶品以外の何物でもなく、前回ライブからのブランクを感じさせない更にパワーアップしたステージがすごくカッコ良かった。
音質にこだわる姿勢と彼等の人柄が見事にサウンドに現れている・・・そんな素敵なユニットだ。 |
 |
5番手は、前回茅ヶ崎で共演させていただいた「Rose」。
前回に引き続きギターの服部こうじさんがサポートとして参加、更に今回はドラムも加わり、彼女の理想だったというバンド形式でのライブを披露してくれた。
同じ楽曲でもリズムセクションが入ると大きくイメージも変わり、観客もだんだん乗ってくる。
彼女の手馴れたステージ構成とMCで会場は一気にヒートアップしていく。 |
 |
6番手は大森の怪物、「岡本主任」。
今回はパーカッションを加え、主任ワールドも更に奥深くなったが、何よりも清志郎逝去の訃報直後のライブだっただけに、彼の思いがいっぱい詰まったステージに思わず目頭が熱くなってしまった。
とはいえ、彼は決してステージ上で涙を見せない。
オーディエンスを楽しませる事に全身全霊を傾ける彼の姿に、天国の清志郎もきっと拍手を送っている事だろう。
これぞ感動のステージ!まさに魂のパフォーマーだ。 |
 |
7番手は、「一姫二太郎」のお二人。
前回茅ヶ崎でご一緒させて頂いたeyeさんと、先程nonnonさんをサポートしていた一太郎さんのユニットだ。
eyeさんの優しい歌声と、思いのこもったオリジナル曲の数々は、フォークソングの原点を感じさせてくれるようで、聴いていてとても安心する。
一太郎さんのギター&コーラスも、eyeさんの楽曲イメージを見事に装飾して、とても心地良いデュオを聴かせてくれた。 |
 |
8番手は、初めてお会いしたソロシンガー、「nakasan」。
とてもリラックスした彼のステージは、その進行といいMCといい、とても参考になった。
清志郎追悼として歌った「帰れない二人」には、会場全体が引き込まれてしまい、思わず目頭を押さえる人も・・・。
応援に駆けつけた「みたあきこ」さんとの即興セッションも流石で、その実力を余す所無く披露してくれた。 |
 |
9番手は我等が「yonたろう」の登場だ。
前回の茅ヶ崎で味をしめてしまったのか、ソロ二回目のステージも快調に飛ばしてくれる。
並居る強豪パフォーマーのリレーに、当初はいつもに増して緊張していた彼だが、観客の温かい声援にいつしか完全復活!?
最後はアンコールまでこなし、最高の雰囲気でアンカーに襷を繋ぐ。 |