さぷらいず in 茅ヶ崎

2009年4月19日(SUN)
茅ヶ崎 BOTCHY BOTCHY



茅ヶ崎のフォーク系レストラン&バー「BOTCHY BOTCHY」で行なわれた企画ライブ「夏まで待てないBOTCHY2」に、さぷらいずが参加させて頂いた。
プレゼンターは、最近横浜だけでは飽き足らず、関東一円幅広く足を伸ばしている「K16」のいちろう16さん。
さぷらいずとしては、今年1月、富士のLiverpool Johnに出演して以来、約3ヶ月ぶりのステージとなる。

折りしも茅ヶ崎市内では「大岡越前祭り」なる催しが行なわれており、会場となるBOTCHY BOTCHYも昼から営業し、店頭に露店を広げてこのお祭りに参加している。
我々が到着した時には、いちろう16さん達がお店の前でライブパフォーマンスを繰り広げ、まさにお祭りムード一色である。

店内に入って、それぞれ簡単なリハを行なった後、予定より少し遅れて午後4時20分にライブが始まる。

トップバッターはプレゼンターの「いちろう16」。
昼から参戦している為か、既にかなりのアルコールが入っている様子だが、それでもすっかりライブ慣れした彼のステージは、とてもリラックスしていて、聴く者みんなを心地良くさせてくれる。
突然始めたウクレレの弾き語りは、計算されたパフォーマンスなのか、はたまたただ酔っ払った勢いのアドリブなのか・・・。(笑)
今日もとても愉快な我等のアニキである。

2番手は我らが「金鶏堂」姐さんの登場。
本当にこの人はどんな衣装をまとっても絵になる女性だが、今日はサングラスにジーンズ、ちょっとくだけた感じのイメージがまた何ともカッコいい。
お馴染みの「競馬場〜」英語バージョンに始まり、オリジナルからカバーまで、今日も多彩なライブパフォーマンスを魅せてくれる。

3番手として登場したのは、最近売り出し中(?)のアコギデュオ、「ミツダイ」のお二人。
いやはや、何度聴いても彼等のハーモニーは素晴らしい。
そしてこの武器を最大限に生かした彼等のオリジナルメロディは、何とも言えない爽やかさを客席に届けてくれる。
「さくらツアー」初日との事だが、ライブ経験を沢山積んで更にパワーアップした彼等のステージがとても楽しみだ。

4番手は、今回初めて共演させて頂く「eye」さん。
赤坂で月一回のライブを企画しているというだけあって、そのステージングは流石に堂に入っている。
メッセージのこもった彼の楽曲は、どことなく拓郎や陽水の世代を感じさせるが、その朴訥とした歌声は観る者みんなに安心感を与えてくれる・・・そんなシンガーだ。

5番手は、以前TAPで拝見した事のある女性シンガー「Rose」さんの登場だ。
今回はギタリストとして服部こうじさんをサポートに迎え、極めて完成度の高い音楽を披露してくれた。
途中、お店のマスターをベースとして加えたりと、みんなが喜ぶライブパフォーマンスもキッチリ織り込む所などは流石である。
彼女のステージで会場が一気に盛り上がる。

6番手として登場したのは、今回初めてのソロ出演だというyonたろうさんだ。
前のRoseさんのステージの盛り上がりもあったので、かなり緊張しているようだったが、いざ演奏に入るとその表現力は流石だ。
一度盛り上がった会場がしんと静まり返って彼の歌に聴き入っている光景が、彼の実力を物語っている。
ソロでも十分に聴き応えのあるシンガーだ。

そして今夜のトリを取らせて頂いたのが、我が「さぷらいず」である。
今回は事情があってMoon-RAYの参加が危ぶまれていたが、何とか当日現地入りで参加が可能になった。
ところが、3ヶ月前のライブから全く練習をしていない「さぷらいず」である。
それぞれ個人練習はやっていたものの、やはりぶっつけ本番という荒業はとにかく胃に良くない。

それでもオーディエンスは気心の知れたベアファミリーが多いとあって、そんな「さぷらいず」を大いに盛り上げてくれる。
お陰で気持ちも徐々にリラックスして、次第に饒舌になるボーカルひささん、
今夜も気持ち良く、無事にお勤めを果たして、茅ヶ崎の夜空に昇天するのであった。



さぷらいず

全てのプログラムが終わったのが午後9時20分頃だが、日曜の夜だと言うのに帰る人は一人もいない。
当然の如くそのままアフターに突入する。
こうして茅ヶ崎 BOTCHY BOTCHYは夜の更けるのも忘れて大いに盛り上がるのであった。

以前一度お邪魔した事のあるお店だが、元来フォークの血が濃いボーカルひさにとっては、いつか歌ってみたいと思っていたステージだっただけに、今回声を掛けてくれてそれを実現させてくれたいちろう16さんには大感謝だ。
お店のマスターもとても気さくで、ずっとニコニコして楽しそうにみんなの演奏に見入っている姿がとても印象的だった。
こういうお店で歌うことが出来た事、とても良い経験になった。

会場に足を運んでくれたオーディエンスの皆さん、全ての共演者の皆さん、そしてBOTCHY BOTCHYのスタッフの皆さん、
今夜も楽しい夜をありがとう!


■演奏曲目 ■競演

 さぷらいずのテーマ

 若葉の香る頃

 流れ人

 それでも生きている

 Yesterday's Ballade



 いちろう16

 金鶏堂

 ミツダイ

 eye

 Rose

 yonたろう


DVD収録


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