さぷらいず in 「Bear Cafe」
〜 Christmas Friends JAM 〜

2008年12月20日(SAT)
根岸 Bear Cafe


さぷらいず、岸壁ユニットのライブですっかりお馴染みになった、JR根岸駅近くにあるバー「Bear Cafe」。
アコースティックユニットのライブは月に一度と決まっているが、8月と12月には、このお店に集うアマチュアミュージシャン達が一堂に会するイベント「Friends JAM」が行なわれている。

実は、「さぷらいず」としてこのイベントに参加するのは今回で4回目となる。
1バンドあたりの持ち時間は15分程度、曲にすると2〜3曲といったところなので、今までこのページに「ライブレポート」としてアップする事はなかったのだが、今回はある特別な想いを持ち、まさに「ライブ」の感覚で臨んだ「さぷらいず」だったので、初めてこのイベントのレポートを残す事にした。

午後6時15分、トップバッターの「ハナオト」を皮切りに、「金鶏堂」、「yon & mizo」、「アンバサダー・キヨ(KOMADAI)」、「MOTE&たく」、「ヨッシー」、「いちろう16」、「セニョール中野とチャーリー坂本」、「河鹿」、「レイチ」と、次々にステージに登場する。
リードヴォーカルの駄美さんがインフルエンザで倒れた「大吟醸」は急遽欠席、「さぷらいず」の前に登場する筈の「6gen」さんは行方不明・・・と、何となく波乱含みの様相だったが、出演された皆さんの演奏とパフォーマンスは流石で、惹きこまれるようにあっという間に時間が流れていく。

そして今回大トリの栄誉を与えていただいたのが、わが「さぷらいず」である。
「Bear Cafe」では何かをやらないと気が済まない我々だが、今回は「Friends」という言葉に着目していろいろ企画してみた。

思えば、1月の「岸壁ユニット」ライブに始まり、7月には2度目の「さぷらいず」ライブを、この「Bear Cafe」でやらせていただいた。
元々あまり集客力のない両ユニットだが、それでもどちらのライブにも沢山のお客さんに集まっていただき、そこから広がった輪が今年の我々の音楽シーンを創造してきたと言っても過言ではない。
この温かい輪の中心にはいつも「Bear Cafe」があり、今年はホントに沢山の仲間と知り合い、皆さんと仲良くしていただいた。

仲間の曲をカバーしてみよう・・・と思ったのは、夏のFriends JAMの頃だっただろうか。
ただコピーするだけでは面白くないので、アレンジを変えたり詞をいじってみたりと、最初はウケ狙いの遊び半分だったのだが、Rayがえらく没頭してしまい、あれこれ企画していくうちに、だんだん本格的なモノになってきた。
形が見えてくると、当然みんなの前で演りたくなる。
ピックアップした原曲のアーティストが全員そろうであろうライブ・・・という事で、ターゲットが12月の「Christmas Friends JAM」に定まった。
しかも、期せずしてトリに指名していただき、今年一年を総決算して、その想いを込めて歌うに相応しい舞台がお膳立てされた。

という事で、午後9時半を回って、「さぷらいず的サプライズ」の開幕である。


1曲目は「金鶏堂」さんのオリジナル曲「競馬場の原っぱ」を中国語バージョンにアレンジし、リードヴォーカルはRayが担当する。
友人の力を借りて原曲を中国語訳し、メロディに合わせて改詞をしながらRayに発音方法を教えるのだが、只でさえ難しい発音を付け焼刃で覚えさせるには相当な根気が必要だった。
中国語には「四声」という独特の発音があって、これを既存のメロディに乗せると全く意味が違ってしまったりするので、このアレンジもいい勉強になった。


2曲目は「yon & mizo」のお馴染みの名曲「素直になれなくて」を、ひさのリードボーカルで英語バージョンにしてみた。
写真はRayに六角橋の精霊が降りてきた瞬間。(笑)
この曲も、メロディの全尺に英詞を合わせるのが結構難しかった。
素人の直訳なので、詞としてどうかという問題も残るが、まぁ雰囲気だけは作れたのではないかと思う。


そして3曲目は「いちろう16」さんのオリジナル、「ヘイガール」をドゥワップ風にアレンジ、歌うはなんと!「さぷらいず」のリーサルウェポン「みっぺ」。
ひさはギターをみっぺに渡して、カホンを叩きながらコーラスとして参加。
アレンジはRayが担当した。
写真は3人に「じろう26」「さぶろう36」「しろう46」の精霊が降りてきた瞬間。(笑)
実は予想通りこの曲が一番大変だったが、何とか本番に間に合わす事ができた。

こうして予定していた3曲をつつがなく演奏終了。
皆さんの反応が一番気になっていただのだが、予想以上の盛り上がりに安堵感と幸福感につつまれた「さぷらいず」の3人であった。

さぷらいずが終演すると、最後にmrbearのリードの下に、「Happy Christmas」をみんなでシングアウト。
更にアフターでも盛り上がり、行方不明だった6genさんも無事到着(笑)、根岸の夜は飽きる事無く賑やかに更けていくのであった。

しかし今回は何か特別な夜だったような気がする。
もちろん、自分達の企画が成功した事もあるが、それ以上に仲間たちの温かさをひしひしと感じる事ができたという意味で、2008年を締め括るに相応しいライブだった。

出演された皆さん、企画してくれたbearさん、そして会場に来てくれた全ての皆さん、
温かいクリスマスプレゼントをどうもありがとう!


■演奏曲目 ■メンバー

 競馬場の原っぱ (Chinese Version)

 素直になれなくて (English Version)

 ヘイ・ガール (Doo-Wop Version)


 ひさ (Vocal , A.Guitar , Cajon)

 Moon-RAY (Vocal , A.Guitar)

 みっぺ (Vocal , A.Guitar)


 


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