第2回福浦クリーンアップ大作戦



平成14年5月25日(土)、初夏を思わせる陽気に恵まれた横浜市金沢区の海岸線一帯で、釣りマナー向上委員会・福浦チヌ同好会主催による「第2回福浦クリーンアップ大作戦」が開催されました。
釣り人自身による海岸線清掃と、釣り人へのゴミ持ち帰りを訴えるこのイベントも、今回で2回目を数えます。
前回は、福浦チヌ同好会を中心に、多数の釣り関連サイト及び釣具店、地方自治体等のご協力の下に実施致しましたが、今回は更に釣具メーカー、釣り関連雑誌、新聞社等にも協力を頂き、まさに業界一体となった運動に発展、参加者も前回より大幅に増え、この運動の確実な広がりを実感しております。

絶好の釣り日和に恵まれたこの日、まず午前8時前に本部設営を開始。
福浦チヌ同好会のメンバーの他、横浜鮴師会(東京湾メバル釣行記)から「らみたさん」が応援に駆けつけてくれました。
本部設営と、参加者への記念品を仕分けし、午前10時の受付を待ちます。


大会本部


記念品の仕分けをするスタッフ

午前9時半頃から福浦チヌ同好会のメンバー及びそのご家族をはじめ参加者が続々集合します。
「横浜鮴師会(東京湾メバル釣行記)」の皆様、「CLUB MASA釣り歩き日記」のmasaさん一家、「ぼらきちハウス」のぼらきちさん親子、「黒鯛専科」のCOさん、「まったり潮女」の潮女さん、「はまかぜのかほり」のエコーさん、「東京湾銀遊会」の皆様、「湘南クロキチ倶楽部」のイソキチさん、「FUNAMUSHI」のピーちゃん、「3号地へ行こう」のうぉうさんはじめお仲間の方々・・・といった釣り関連webサイトの関係者の方々の他、ホームページや雑誌でこのイベントを知って駆けつけて頂いた一般参加者の皆様、老若男女併せて総勢72名に集まって頂きました。

皆さんに注意事項を説明後、午前10時15分、それぞれの受け持ち場所に向かって出発します。

1番隊は大会本部を置いた公園を中心に幸浦〜福浦1丁目付近を受け持ち、隊長旗を持ったkazさんに続きます。
2番隊は投げ釣りで有名な3号地岸壁をヘリポート脇まで〜恐らく一番釣り人の多いエリア〜を受け持ち、隊長ariariさんに続きます。
3番隊は八景島の対岸を担当、本部からは距離があるので、前回に引き続き杉田ゴルフ様ののご協力で駐車スペースを確保できたので、車で出発、隊長くわぞーさんに続きます。
本来の予定ではこの3つのエリアだけだったのですが、普段からホームグラウンドの状況を憂慮されていた横浜鮴師会の皆様が別隊として富岡新堤方面に急行しました。(→東京湾メバル釣行記のページへ

各隊共に、隊長は「釣りマナー向上委員会」の幟を持って付近の釣り人にゴミ袋と携帯灰皿を手渡しながらゴミ持ち帰りを訴えます。


ゴミ持ち帰りを訴えるkaz隊長


ゴミ持ち帰りを訴える一般参加のカズミさん


釣り人にゴミ袋を手渡すくわぞーさん


ゴミ箱の周りにはみ出したゴミを整理するスタッフ

今回は前回にも増して女性や子供もたくさん参加して頂き、前回特にゴミが目立った木立の中など徹底的に清掃致しました。


女性も積極的に参加して頂きました


草むらには相変わらずゴミがいっぱい


大きなゴミ袋は子供にとっては大荷物


子供は小さなゴミも見逃しません


木立の中は大小のゴミが捨てられています


協力してゴミを拾う銀遊会の皆さん


一つゴミが捨てられるとすぐにゴミの山が・・・


空き缶・ペットボトルが多く捨てられています



緑道公園にもなっているこの辺り一帯には所々にゴミ箱が設置してありますが、このゴミ箱がいっぱいになっても無理やり押し込んだり、どうしても入りきれないゴミはその周辺に放置する人がいます。
土曜日の午前中で既にこの状態、日曜の午後にはどうなっているのか容易に想像できます。
これらの「あふれたゴミ」が風に飛ばされてあちこちに飛散してしまうのです。
いっその事ゴミ箱がない方がいいのでは?と思ったりもします。





何故か排水溝の中に大きな発砲スチロールの箱が落ちています。
これはこの鉄製の蓋を外さなければ捨てられません。
大きなゴミを捨てる為にそこまでやる人の神経がわかりません。





岸壁ではこういったヒトデの他、小さな魚が干からびて落ちているのをよく見かけます。
こういった物を放置するのは景観を損なうだけではありません。
外道といえども一つの命、大切に扱ってあげるのが真の釣り師ではないでしょうか?、


海岸線一帯には釣り人以外の捨てたゴミが数多くあります。
路上には車が不法投棄されている他、、家電リサイクル法の影響で大型家電製品の廃棄物が前回より増えていたような気がします。


路上に不法投棄された車


不法投棄された車はゴミ箱と化してしまいます


歩道に放置された冷蔵庫他の家電ゴミ


テトラに捨てられたカラーテレビ


大型家電ゴミは道路に捨てられる傾向が強い?


棚やカーペットが折角の緑の邪魔をしています

テトラの間のゴミは半端な量ではなく、とても取りきれるものではありませんから、今回はどの程度のゴミが落ちているのか調査するのに留めようと思いましたが、流れ着いた漂着ゴミはともかく、明らかに釣り人が捨てたと思われるゴミが大量に落ちており、どうしても見捨てておけなくなった有志が、あまりに目に余るゴミを安全な範囲内で拾う事にしました。


仕掛けのパッケージなどが散乱しています


テトラがゴミで埋め尽くされています


土曜日の午前中だったせいか、今回釣り座そのものにはあまり多くのゴミは見受けられませんでしたし、ゴミ箱の周囲にもこれと言った散乱ゴミもなかったように感じました。
しかしテトラの中や、釣り座の後ろの茂みの中には相変わらず多くのゴミが放置されており、目に見えない所が確実に汚れています。
また、釣り人も「ご苦労様」と言ってゴミ袋を受け取ってくれていますが、一通り釣り座を回って帰る頃には既にエサのパッケージ等が風に舞っていたり・・・。
意識の低さというのをあらためて実感しました。
あまりのモラルの無さに、拡声器を使って再度釣り人に意識徹底を図りながら集合場所に戻りました。

午前11時50分、1番隊と2番隊が本部に再集合、横浜市港湾局と(財)横浜市臨海環境保全事業団のご協力により、3番隊のゴミを八景島対岸で回収して戻ってきたゴミ回収車に、集めたゴミを積み込んで今日の一連の作業を終えました。


(有)とみおか様の回収車が到着


集めたゴミを回収

最後に参加して頂いた皆様に、メーカーや釣具店から協賛して頂いた記念品と釣りマナー向上委員会のステッカーを差し上げて、第2回福浦クリーンアップ大作戦を無事終了いたしました。

今回ご参加して頂きました皆様をはじめ、この企画にご協力・ご支援を頂いた団体様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
まだまだ不手際も数多くあり、皆様にご迷惑をお掛けした点も多々あったと思いますが、この反省点を生かし、次回は更にパワーアップしたクリーン作戦を実施していきますので、どうぞ皆様、引き続き宜しくお願い致します。



今回参加して頂いた皆様方



第2回福浦クリーンアップ大作戦

主催
釣りマナー向上委員会
福浦チヌ同好会

協賛
太平釣りエサセンター
株式会社シマノ

協力
株式会社タカミヤ(ポイント&ペグ)
株式会社上州屋
アークス根岸店

ダイワ精工株式会社
株式会社オーナーばり

日本たばこ産業株式会社
杉田ゴルフ

磯投げ情報
つりマガジン
海づりガイド
陸っぱり釣り情報
スポーツニッポン

横浜市港湾局
(財)横浜市臨海環境保全事業団
(有)とみおか

協力webサイト
東京湾メバル釣行記
CLUB MASA釣り歩き日記
湘南クロキチ倶楽部
ぼらきちハウス
まったり潮女
はまかぜのかほり
FUNAMUSHI
東京湾銀遊会
黒鯛専科
3号地へ行こう

(以上 順不同 敬称略)

一般参加の皆様方
南区・アラケン様
旭区・鈴木様
金沢区・荒井様
西区・ハマサ様


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