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スキー場情報 〜ゲレンデ・交通(ほとんど公共交通機関)・宿泊情報

   グランデコスノーリゾート
日時 2005年12月28日(水)〜29日(木)
高速リフト or ゴンドラ ゴンドラ1基・高速リフト4基(全基フード付き)
リフト待ち状況 なし
カード利用 ○ということになってます。但し『デコ平レストラン』では利用不可でした
URL or TEL http://www.grandeco.com
その他 ホテルグランデコ宿泊者は、混雑時のゴンドラ搭乗優先レーン利用可。
auの携帯電話はほぼ全域に渡り利用可。ボーダフォンは上部で利用不可でした。



T.ゲレンデ情報

初心者・初級者には天国ともいうべき配慮の行き届いた、そして中上級者に対しても応える、細かいところまで計算し尽くされたさすがは新しいリゾートスキー場と唸ってしまいました。注目すべき点は数限りないです。

全てのリフトがフード付き高速4人乗り。ゴンドラも含めその機動力と快適さは圧巻。乗降場での「行ってらっしゃい」という笑顔の伴った気持ちいい挨拶は全係員に徹底されてるし、混雑時以外はゴンドラ降り場でのスキー取り出しサービスも行ってる。そのリフトやゴンドラの見事に計算し尽くされた配置はただただ絶賛するしかありません。
まずゴンドラをスキー場トップまでもっていかなかったことの素晴らしさ。(後述しますが、トップまで行かないことで初級者は安心して滑れますし、中上級者はダラダラした緩斜面を使うゴンドラを避け=混雑緩和も図れる、さらに上部の初級者のいないコースを高速クワッドで効率的&快適に楽しめます)

スキー場のトップまで行かないにしても2,392mの長さを誇るゴンドラ山頂駅からは、広々としたコースで初級者が山麓までクルージングを楽しめます。ごく一部、200メートルくらいコース幅の狭い初級コースもありますが、これとて曲がり角は一度だけ。他の多くのスキー場における下山道初級者ルートに比べれば絶対的に安心安全です。
ゴンドラ降り場から1,100メートルに渡り展開するローズマリーコースは、初級者のレッスンに最適な広々としたゲレンデ。標高のある中腹にあるので雪質にも恵まれてます。その1キロもの練習コースを繰り返し滑る為に第2クワッドリフトが架けられてます。練習の合間に変化をつけようと思えば、ゴンドラ山麓駅まで一気に3キロものクルージングを楽しめます。そのほぼ全コースが安心の広々ルートなんて、ここまで初級者のことを考えたスキー場があるのでしょうか?

またゴンドラにはホテルグランデコ宿泊者優先搭乗レーンがあるので、混雑時も宿泊者には配慮するばかりか、日帰りゲストや他の宿泊施設利用者でも第一クワッドと第2クワッド2本の高速リフトを乗り継げばゴンドラ山頂に辿り着けるようになってるので、混雑の分散を見事に図ってます。この第一クワッドから下のコースは、前述の初級者用のクルージングコースのほか、初級者から中級者へのへの脱皮途中の人、また中級者になった人に最適なサフランコースが用意されてます。これまた1,300m以上の滑走距離が楽しめるので初中級者には最高の環境です。
もう一つのメインコース ラベンダーコースは途中中級者や中上級者向けの斜面が用意されてますが、その斜面はほんの一部であとはなだらかな初心者or初級者コース。
では中上級者はどこに行けばよいかと言うと、ちゃんとゴンドラ山頂駅の上部に用意されてるのです。2本のクワッドにより3本のコースが設定されてます。ねじれ斜面有り、ブナ林の中を滑降する斜面有り、ポールのついた練習バーンあり、その変化に富んだ充実振りは気持ちいいの一言。特に第3クワッドを利用する2本のコースは1,300mもの距離を滑り込めるのです。そしてこの上部3コースに初級者の進入がないこと、たまにボーダーが転がってますが、中上級者が安心してスイスイ飛ばせる環境は絶賛モノです☆
自然の地形の中で見事に技量に応じて分割誘導するコース配置、そしてそれぞれに快適なフード付き高速リフトをおくことで混雑や渋滞を回避し、それでもゴンドラが混む場合に備えた二の矢的リフト配置。もう唸るしかないではありませんか!!

コース上にはほとんど案内板がありません。おそらく自然の景観を重視してるんでしょうね。しかし一方で初めて訪れるスキーヤーにとっては間違って中上級者コースに進入してしまうことも。僕ら以外にも何人かのボーダーがはまりこんでました^^ ただ、どのコースを滑っても、下へ下へと滑ってきたら最後は必ず山麓のスキーセンターに辿り着くようになってるので、迷子になる心配はありません。

以上が僕のグランデコ初体験の相対的印象ですが、では実際に滑った日の感想を。

12月28日は平日ではありますが、今年の曜日並びからするとこの日から年末休みに入る人も多い筈。かなりの混雑を予想してたのですが、蓋を開けてみたら超ガラガラ。前後3人ずつ逆向き配置の6人乗りのゴンドラで、一度として誰かが僕らのキャビンに同乗することはありませんでした。つまり列にならない状態。ゴンドラですらこの有様ですからクワッドリフトではそのまま滑り込んで座る連続。絶え間なく降り続く雪の中、ほとんど人が滑ってないガラガラ状態ですからコースのほとんどが新雪で覆われてしまって非圧雪状態。初級者コースなんか直滑降でなければ止まってしまう状況でした。僕らにとってこれがグランデコ初体験ですから、この日日帰りだったらグランデコ=非圧雪の印象が固まってしまうところでした^^ 噂のアライなんていつもこんな状態なんだろうなぁ。。。

翌29日は一転して全く雪の降らない日となりましたが、曇ってて気温が上がらないおかげでまさにベストコンディション。コースは見事に整備されてて「このスキー場 圧雪入るんだね」と、昨日と正反対のゲレンデコンディションに嬉しいやら悲しいやら。でもやっぱり圧雪入ってると滑りやすいですね〜。
いよいよ本格的に年始休みに入ってゴンドラ優先レーンの活躍かと思いきや、やっぱり空いてました。最大で10メートルくらいの並びでしたが、こんなの列のうち入りませんよね。全優先レーンの必要性なし^^ 4本のクワッドに至っては全く並びなし。人が少ないというよりは、前述のスキー場のコース配置の妙と感じました。くどいようですが設計者に敬意を表したいですね。ホテル宿泊者優先レーンの威力が発揮されるのって、大晦日から正月3日間くらいなのでは??

この日はスキー場トップから小野川湖や猫魔スキー場・猪苗代湖まで望めました。残念ながら磐梯山は雲がかかって中腹くらいまでしか見えませんでしたが、視界数百メートル程度だった昨日に比べれば最高でした。

ゲレンデ内の食事は28日のお昼に第一クワッド上った所の『デコ平レストハウス』、29日のお昼はゴンドラ山頂駅の『ブナブナ』を利用しました。デコ平レストハウスは茹でたてパスタと焼きたてピザを売り物にしてます。パスタは茹で過ぎでぶにゅぶにゅになってて残念。ピザは及第点でした。ケーキも2種類食べましたが、どれも見た目は素人っぽいですが味は良かったです。それよりも大当たりだったのはコーンスープ。こんなにコーンの入ってるスープは初めて。スープと言うより食べるとうもろこし?? 是非是非注文してみて下さい!

一方拍子抜けだったのはブナブナ。温かいスープが売り物というので楽しみにしてたら、何とインスタントのカップスープでした・・・。注文するのやめてカレーパンとチョコソフトに切り替えました。カレーパンはサクサクで美味しかったですよ。ソフトも満足。でも隣のテーブルの人が食べてたハンバーガーは美味しそうだったなぁ。今度食べてみたいもんです。
どちらも昼時に出かけてるのにガラガラ。このスキー場でランチの場所取りなんて無縁なのかな?? ひょっとしたら山麓のスキーセンターのレストランは混んでるのかもしれないですね。
 
 
U.交通情報
 
僕らにとって一番ベストは新幹線で郡山まで行き、そこからグランデコの無料送迎バスに乗るルートでした。バス朝2便に乗ると滑るのが昼過ぎになってしまう。これでは遅すぎるし、朝1便に乗る為には時間のかかる各停タイプの新幹線を使わざるを得ず、これまた非効率的。ということから郡山から在来線で猪苗代まで行き、そこからシャトルバスに乗るルートを使いました。
また帰路は、スキー場を最も遅く出るのは猪苗代行きシャトルバスですが、在来線が会津若松から来るので座れないかもしれないという危惧があって避けました。となると郡山行きシャトルバスですが、出発が16時半。一方で旅行会社のスキーツアーが出してる会員バスだと、一番遅い出発時間はトラベルイン社の新宿行きが16時20分発。どうせ10分しか変わらないのならバスで新宿まで帰ることに決めました。尤も年末の上りということで、高速道路の渋滞がないだろうというのが決め手になったのですが^^

グランデコまでは各所から無料送迎バスが運行されてます。下記紹介の猪苗代駅ルートの他、郡山・福島・会津若松の各駅からも出てます。ダイヤについてはスキー場ホームページを参照してください。

バスから眺めてた印象ですが、雪道に不慣れなドライバーは自家用車での来場は避けたほうがいいです。というより迷惑だからやめて下さい^^ 磐梯エリアでも猪苗代スキー場くらいなら良いでしょうが、グランデコはかなり奥へ奥へと分け入りますし、途中からは遅い一本道をくねくね走行していくことになります。したがって一台立ち往生でもされたらたちまち道路は動かなくなります。途中2台ほど首都圏ナンバーの迷惑車に遭遇しました。一台はオールスタッドレスで空回り。もう一台は駆動輪にチェーン・非駆動輪がノーマルタイヤのFFで、お尻を振って立ち往生でした。


@大宮→郡山 新幹線指定席
 
 東北・上越新幹線は雑多な車両が運行してますが、利用したやまびこ号は東北新幹線最速のはやてに使われる車両を使用してました。最新式の車両ですからシートも最新式で、リクライニング機能のほか座面を前にスライドさせることが出来、より深いリクライニング効果のある仕様でリラックスできました。
見た目は長野新幹線のあさま専用車両と一見同じですが、窓が2列で1枚とワイドになってます。窓の後ろ側の列に座ると景色がより前方まで広がり見やすくなるので嬉しいです^^
12月28日の下りですから指定席は一ヶ月前の売り出し日に買いましたが、発売後たった2時間しか経ってないにもかかわらず既に片側2列の方の席はなかったとのこと。連休時は売り出し日に動かなければ。
車内販売が一度も来なかったのは、混雑でワゴンが通れないからなんでしょう。
 
A福島→猪苗代 快速電車「妙高1号」
 
 この快速電車だけではなく、すれ違う普通電車も全て、かつて国鉄で活躍してた急行車両を改造して使ってました。一車両2扉で出口と座席が分離してる為、この日のような吹雪の時でも駅に到着するたびに寒い思いをしなくてすむのは助かります。
指定席がついてないため座れるかどうかが不安でしたが、2割程度しか客がいません。これなら週末でも大丈夫かも!?


車窓から広がる風景は、次第に山間の厳しい寒々しい姿に。福島というのは長野や新潟に比べるともっと降雪の少ない明るい印象がありましたが、やはり冬将軍でした。
 
B猪苗代→グランデコ 無料シャトルバス
 
 猪苗代便は郡山便などと違い、先着順で予約が出来ないので、果たして座れるのかor乗れるのか心配でしたがこれまた杞憂でした。大型観光バスの車両に乗車したのはわずか4グループ13人。この接続列車に合わせて他のスキー場からの送迎バスも駅で待ってましたが、リステル行きは客0、猪苗代リゾートやアルツは僕らのバスと同じくらいしか乗ってません。だからといって普段の週末が同じ状況だなんて言いきれませんけどね^^
上述しましたが、途中からは細い一本道になりますので、迷惑な自家用車がいたりするとたちまち影響を受けてしまいます。グランデコは磐梯エリアでも標高が高いので、天候は良くないことが多いそうです。通常猪苗代駅からスキー場までは45分くらいです。
 
Cグランデコ→新宿 トラベルインスキーツアー会員バス
 
 スキーツアーのバスだけ利用というのは初めて。元々僕らは渋滞が大嫌いなので、東京から車やバスでスキーに行くというのは皆無なのですが、年末の上り高速は混まないだろうと思い、初めてバスを利用することになりました。もちろんスキーツアーのバスですから近隣のスキー場利用のツアー客をピックアップしていくのですが、僕らのバスは途中猪苗代スキー場のみの立ち寄りでした。
 始発はアルツでしたが乗ってたのは一組、グランデコからは僕らをを含めわずか3組のガラガラ状態。猪苗代スキー場に着くと、何と発車まで50分の休憩と言われました。今日の好天でチェーンの必要がなかったことと(もちろんスタッドレスですが)、途中の集客がなかったために時間が余ってしまったとのコトでした。そうか、ツアーバスの場合は様々なスキー場に立寄ることを想定してダイヤを組むので、特に客の少ない平日の場合、こういうケースはより増えるのでしょう。
猪苗代スキー場ではホテルニュー磐梯の前に停車したので、ザブンと温泉に入ってこようと思ったら、宿泊客で混雑のため今日の立ち寄り湯は中止とのこと。残念! しかしこれだけ時間があるのだから、着替えてなければ&板を宅配で送ってなければここで何本か滑れたのだ。目の前がナイターゲレンデしかも高速クワッドなだけに。。。次回もし磐梯エリアでバス利用を利用することがあったとしたら、この状況は頭に入れておこう^^
出発時間になって戻ると、何とバスが満席状態に。おまけにトラベルインのバスが他に2台も駐まってる。これまた満席状態。うっひょ〜、猪苗代スキー場利用者がこんなにいたなんて・・・。大学生・高校生がわんさか・・・30代の僕らが最年長かも・・・
猪苗代スキー場から10分ちょっとで磐越自動車道へ。遠く左手に聳え立つリゾートホテルのシルエットが。磐梯エリア初めての僕でも特徴ある形にホテルリステルだとわかってしまう。なかなかいいじゃないですか! リステルはマップを見る限りゲレンデとしての魅力が乏しいので候補に挙がることがないのですが、今年はメイトから超格安のプランが出てるし・・・スキーを楽しむと言うよりリゾートを楽しみのメインとして企画してみようかな☆

磐越道に乗ると東北道郡山までは20分程度。これは便利だ! 途中安積パーキングエリアで25分休憩、さらに佐野サービスエリアでトイレ休憩、猪苗代も含め、ほんとよく停まるバスでした。22時を少し回った頃、新宿に到着しました。途中那須インターからは寝てしまい、佐野で少し目覚めた他は最後までグーグー。ほんとよく寝ました!

ちなみにこのトラベルインのスキーバスはいずれも福島観光バスの運行で、猪苗代からの増車2台は通常の観光バス車両、僕らが利用したアルツからのバスは最後方部分が向かい合わせサロンに出来る中2階建ての車両でした。

 

V.ホテルグランデコ  
http://www.grandeco.com/stays/index.html

スキー場内に建つ唯一のリゾートホテルです。もちろんスキーイン&アウトが可能ですが、その立地も計算し尽くされてます。
日帰り客や他の宿泊施設利用客で混雑する山麓スキーセンターからホテルはすぐ近くですが、高台に位置してる為にスキーブーツを履いたまま移動するのは無理です。ちょっとトイレとか、入ってみようという使い方が出来ず、ホテルに行くのを目的に第一クワッドから滑り込まなければならない為、宿泊客以外の喧騒からは無縁の感じです。僕らが泊まったのが年末のせいか、宿泊客のほとんどが子供を連れた家族客でしたから、宿泊客の喧騒はありました。(笑)
宿泊客のリフト券には『ホテル』と印字されていて、混雑時はゴンドラ優先搭乗レーンを利用できます。但し本文にある通り、余程の繁忙期でない限りは必要なさそうです^^

スキーセンターとは循環シャトルバスが頻発してますから、今回の僕らのようにスキーセンターから発車のツアーバス利用でも不便さはありませんでした。もちろん各所からグランデコへの無料送迎バスも、ホテルまで(から)発着します。

ホテルホームページから申し込んだスキープランで、部屋は一般的なスタンダードツインでしたがこの広さ。窓2つ分の間取りの少なくとも35u以上はある開放的なお部屋は贅沢の一言。これで「スタンダード」ですからねぇ。温泉大浴場があるので部屋の浴槽やシャワーは使いませんでした。トイレはウォッシュレット付き。スリッパは備え付けと使い捨ての2種類用意されてます。
冷蔵庫の中は空っぽで、ドリンク類などを持ち込めるようになってます。ファミリーにはありがたいシステムかも。

大浴場は温泉となってます。確か今年から?? 温泉と言っても感じは大江戸温泉と変わりません。時間が経っても湯冷めしない古から定評のある温泉とは違います。泉質は期待しない方がいいです^^ 
洗い場には章月グランドホテルと全く同じオレンジの香りシリーズと炭シリーズのシャンプー・トリートメント・洗顔クリーム・ボディシャンプーが置いてありました。どこの化粧品会社かチェックしてきませんでしたが、営業活動の勝利ですね^^
露天風呂も行きましたが、まるでプール並みの冷たさ。そこに至るまでも雪を踏みしめ震えながら行ったために凍えてしまいました。ざぶんと入った瞬間に縮み上がってそそくさと出て行く後ろから「あ〜あ、また逃げちゃったよ〜」と露天風呂で遊んでた小学生の子供達の一言。うーむ、子供は強し! これに懲りて2日目は露天風呂には行かなかったのですが、「昨日と全然違って露天良かったよ」とちゃま。日によって違うのか・・・
この温泉へは専用エレベーターが用意されていて、このエレベーターを利用することを条件に、部屋からバスローブとスリッパでアクセスすることが許されてます。まるでパークハイアット東京みたい! とってもありがたいサービスでした。

大浴場を出たところに休憩所があり、マッサージチェアーが3台自由に使えるようになってます。昔のマッサージチェアーしか知らない僕は、今回やってみて機械の細かな動きにびっくり。さいこ〜に気持ちよかったです^^
休憩所の隣には卓球台があり、誰もが無料で自由に楽しめるようになってます。その奥には室内温泉プールがあり、家族連れが楽しんでました。水着はレンタルも出来るようです。プール脇にはジャグジーもあって女性グループが満喫してました。
リラクゼーションエリアでは、セラピストによる各種マッサージ・アロママッサージなどが受けられるようになってます。リーズナブルな価格でしたが今回僕らは利用せず。

夕食はフランス料理と日本料理どちらかを選択できます。メニューをグレードアップすることや、あるいは鉄板焼きなど違うレストランで夕食を取ることも可能です。その場合、プランに設定されてる夕食代(円)との差額を支払うことになります。
ここのフレンチの評判はどこから聞いてもイマイチでしたが、この日和食という気分でなかった僕らは、鉄板焼きで1万円出して後悔するよりは評判の悪いフレンチを食べてみようということでレストラン『クレール』でディナーしてきました。正直なところ、みんな期待するからガックリするだけで値段相応で悪くないじゃない? というのが僕とちゃまの感想でした。円ということは、税金とサービス料を外すと4,500円のディナーメニューということ。この値段で前菜・スープ・魚・メイン・デザートまで出すなら、むしろ頑張ってるんじゃないでしょうか。
前菜のサーモンはリエット風でパンもワインも進み、ポタージュはカリフラワーの香りがちゃんと出てました。舌平目は残念ながらパサパサだったけど、満室の大勢の客に対し機械的に出していかなければならないことを考えればしょうがないでしょ。そんな宴会料理にならざるを得ない状況で、メインのミニッツステーキは大健闘してました。マディラソースがパンによく合って、ぬぐって食べてるうちに完全に満腹状態。運動して温泉入ってお腹いっぱい食べられることの幸せをかみしめましたよ。
嬉しかったのは子供達の行儀のよさ。フランス料理レストランでゆったりとした会話をしながら時間を楽しむというのは当たり前の過ごし方のようではありますが、家族客ばかりの宿泊客を見て、走り回る子供達やある程度の騒々しさを覚悟してました。どうしてどうしてこのレストラン利用客はみんなおとなしく(?)普通に食事を楽しんでました。子供がそんなんでいいの? とこっちが心配になるくらい。やはりホテルグランデコに泊まるような家族になると、しつけも行き届いてるんでしょうねぇ。

朝食はバイキング。僕らは洋食のクレールを利用しましたが、和食も用意されていてグループ客への配慮が伺えます。これなら和食のレストランに行っても一部夕食が用意されてるに違いありません。

従業員のみなさんのホスピタリティあふれた接客も素晴らしいです。これはホテルに限らずスキー場のスタッフ全体に感じたことですが、温かみと親切心に溢れた対応をしてくれます。
このグランデコは東急グループのホテルですが、白馬東急ホテルも素敵だったし、東急リゾートは都内の各東急シティホテルとは同じチェーンとは思えない素晴らしいサービスを展開してます。こうなったらタングラムや蓼科東急も行ってみようかな? と思えるくらいでした。
リゾートしての各種施設も文句ないし、スキー場としての機能も最高、優遇制度も確立してます。また絶対に来たいし泊まりたい!のだけど、問題は先立つもの。平日はともかく休前日は群を抜いて高いのです。。。今回の28日はぎりぎり平日料金だったから来れたものの、さすがに1泊2日交通費別で3万円超というのは、たまのスキー客でない僕らには手が届かないのです。。。この値段でも週末は満室続きというこのホテルの人気たるや、一度経験すると驚くことではない感じでした。

☆ポイント情報
   東急ホテルのグループでは、年会費無料のコンフォートメンバーズという
   メンバーシップがあります。これには絶対入会しとくべきです。
   会員になるだけでレイトチェックアウト(12時まで)のサービスを受けられます。
   あとのサービスはホテルや空室状況によっても異なりますが、場合によっては
   部屋のアップグレードを提供されることもあります。
   こうしたホテルグループの会員組織は有名シティホテルチェーンならどこでも
   やってることですが、この東急系の特筆すべき点は、ツアーでの宿泊でもサービスが
   受けられること!
   およそ僕の知りうる限り、直接ホテルに宿泊料を支払わない(旅行会社に
   ツアーとか宿泊プランで予め宿泊料金を支払い、ホテルにはクーポンを出すだけで
   宿泊すること)ケースでもサービスが受けられるのはこの東急系列だけです!
   ちなみにコンフォート会員の場合、500円利用毎に1ポイント加算され、
   累計300ポイントに達すると1万円の利用券がプレゼントされますが、
   このクーポン宿泊者であってもホテル宿泊相当額が加算されるという
   ありがたい仕組みになってます。
   
   ちなみにスキーリゾートにおける東急系ホテルは、ホテルグランデコ,白馬東急,
   蓼科東急,草津温泉ホテル東急とあります。札幌近辺のスキー場に行く場合に
   札幌市内に泊まるなら、東急インやエクセル東急宿泊指定のツアーにすると
   いいですよ。
 
W.立ち寄り湯
 
デコ平温泉ぶなの湯
 
前記のホテルグランデコの温泉大浴場の正式名称です。週末などの混雑時以外は、立ち寄り湯のサービスをしてるようです。
脱衣所内に貴重品ロッカーが用意されてるので安心です。

その他については上記ホテル欄をご覧下さい。

X.宅配について

僕らは今年から板は宅配で送ることにしました。次に予定してるスキー場ないし宿泊先に送ってしまうのですが、スキーセンターからの宅配は着払いでしか受け付けてません。
夕方この福島のグランデコから山梨県清里の宿に送ったのですが、何と何と翌朝にはもう着いてました。昼頃、宿に電話して着払いで荷物が着きますがよろしくと電話したところ、「もう着いてるので引き取っておきました」と言われた際には恐縮仕切りでした。
ホテルからだと通常の宅配便もあるのですが、スキーセンターからはこんなことも起こりうるのです^^
にしても、あんな福島の山奥で夕方出して翌朝には清里に着いてしまうって 今の宅配便って迅速ですね。。。


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