このアルバムのプロデューサーはワートン・ティアーズ
過去ソニックユースのインディーズ時代に、2ndのconfusion is sex、
チコーネユースと名前を変えて出された実験作、The Whitey Albumのプロデューサー。
ソニックユースのアルバムの中でもこの3つはかなり好きで、今回はその中でも1番なこれを。
ジムオルークが参加する前のソニックユースとしては、最後あたりの作品になる。
全体的には、重苦しくて、ダークで、ノイズ全開。
わかりやすいところでは、1トラック〜2トラックがいい。
破壊的な轟音ノイズをバックに、朗読するように歌詞を歌い上げ、
それらが同時にすっとひいた後に、(1トラック終了)
(2トラック開始)1トラックでのノイズとは対照的に、シャープですっきりとした、
突き刺さるようなギターが鳴り響く。
そしてだんだんと音がかさなっていき、ギターもどんどん暴力的な演奏をはじめ、
再びノイズの世界に舞い上がっていく感覚。
↑沈んでいくじゃなくて、舞い上がっていく、ここ重要!
ギターがひたすらアグレッシブでいるから、そういう感覚なんだと思う。
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ミクスチャー系、ハードロック、っていえばいいのか。ギターがとにかくかっこいい。
難を言えば、ボーカルが少し稚拙な感じがしなくもない、けど、音と構成がとにかくかっこいい。
最初にこれ聞くと、ヒップホップな印象を受けるかもしれないけど、(歌い方がそれに近い)
そのあとはきっと、楽曲の素晴らしさにひたすら感動すると思う。
もう一度言おう。このアルバムかっこいいよ!@@
特に最後のトラックは必聴。
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ここでモグワイを推す予定だったけど、残念ながらモグワイのCDアルバムでは、
ライブの魅力を感じるのが難しい。ので、最近買ってお気に入りなこれ。
インストゥルメンタルで、轟音系と、モグワイと似ているのです。
モグワイの音が、深い霧の中で激しく反射し続けるストロボなら、
こっちは、陰鬱な曇り空の隙間から射す、メランコリックな光って感じ。
スマパンやマイブラが好きな人におすすめ。
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